今回のお気に入りは、たくさんのふしぎ19です。
①海藻はふしぎの国の草や木
出版社の内容紹介を引用します。
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海藻でいっぱいの春の磯で、採集と勉強。
海藻は陸の草木の先祖で、海の豊かさの守り手なんだって。
海藻の押葉づくりも習ったよ。
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海藻でいっぱいの春の磯で、採集と勉強。
海藻は陸の草木の先祖で、海の豊かさの守り手なんだって。
海藻の押葉づくりも習ったよ。
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海藻には紅藻・褐藻・緑藻の3種類があり、その内の緑藻が地上の植物に進化したそうです。
それがもし紅藻や褐藻だったら木や草は紅色や褐色だったかもしれない、というようなことが書かれていました。
本当なのかな?
さらっと流されましたが真相が気になって仕方がありません。
調べてみました。
地上の植物を照らす太陽光の波長を分析すると緑色の波長の光が一番強いそうです。
植物が光合成で効率的にエネルギーを生産するためには緑色を反射または透過して吸収しないことが最も良いということが研究の結果判ったそうです。
ということは紅藻・褐藻・緑藻の全てが地上の植物に進化したとしても淘汰の中で緑色を反射する、つまり緑色に見える植物が勝ち残る結果になったはず。
さらにいえば、海中では紅藻や褐藻が多いのは光が一番強い緑色の波長を吸収しようとしているからということになります。
ナルホドです。
ちなみに紅藻や褐藻にも葉緑体が入っています。
例えばコンブやワカメ。
普段は褐色の色素の陰に隠れていますが、お湯に入れると褐色の色素が抜けて緑色になるのだそうです。
もう一点興味深かったのは海藻と海草の違い。
海草は、一度陸に上がった植物が再度海中に戻った種なのだそうです。
そういえば鳥羽水族館でジュゴンが食べていたアマモは見るからに草でしたが、調べるとやっぱりあれは海草で、地上の草が海中に戻った種なのだそうです。
それがもし紅藻や褐藻だったら木や草は紅色や褐色だったかもしれない、というようなことが書かれていました。
本当なのかな?
さらっと流されましたが真相が気になって仕方がありません。
調べてみました。
地上の植物を照らす太陽光の波長を分析すると緑色の波長の光が一番強いそうです。
植物が光合成で効率的にエネルギーを生産するためには緑色を反射または透過して吸収しないことが最も良いということが研究の結果判ったそうです。
ということは紅藻・褐藻・緑藻の全てが地上の植物に進化したとしても淘汰の中で緑色を反射する、つまり緑色に見える植物が勝ち残る結果になったはず。
さらにいえば、海中では紅藻や褐藻が多いのは光が一番強い緑色の波長を吸収しようとしているからということになります。
ナルホドです。
ちなみに紅藻や褐藻にも葉緑体が入っています。
例えばコンブやワカメ。
普段は褐色の色素の陰に隠れていますが、お湯に入れると褐色の色素が抜けて緑色になるのだそうです。
もう一点興味深かったのは海藻と海草の違い。
海草は、一度陸に上がった植物が再度海中に戻った種なのだそうです。
そういえば鳥羽水族館でジュゴンが食べていたアマモは見るからに草でしたが、調べるとやっぱりあれは海草で、地上の草が海中に戻った種なのだそうです。
②富士山のまりも 夏休み自由研究 50年後の大発見
出版社の内容紹介を引用します。
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ある一家の庭で、半世紀育まれたまりもの物語
「まりも」は、名前の通り丸い形をした藻のなかま。
北海道の阿寒湖にすむものが有名ですが、じつは、富士山のふもと山中湖にも、まりもがすんでいるのです。
最近は数が減ってほとんど見られなくなり、絶滅したのではないかと案じられていました。
ところが、50年以上も前、当時小学生だった著者は、自由研究のため山中湖からまりもを持ち帰り、今日まで自宅で大切に育て続けていたのです。
様々な縁に守られて数十年家庭で育まれたまりもの物語
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ある一家の庭で、半世紀育まれたまりもの物語
「まりも」は、名前の通り丸い形をした藻のなかま。
北海道の阿寒湖にすむものが有名ですが、じつは、富士山のふもと山中湖にも、まりもがすんでいるのです。
最近は数が減ってほとんど見られなくなり、絶滅したのではないかと案じられていました。
ところが、50年以上も前、当時小学生だった著者は、自由研究のため山中湖からまりもを持ち帰り、今日まで自宅で大切に育て続けていたのです。
様々な縁に守られて数十年家庭で育まれたまりもの物語
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たくさんのふしぎシリーズの「まるいはマリモ」を読んだのでマリモの基礎知識はあります。
できれば続けて読みたかったけれど、そのときは落札できなかったのです。
ようやく富士山のマリモ物語を読むことができました。
小学生の自由研究で採取、観察され、50年後に評価されたフジマリモの物語です。
wikiを読むと著者と前後して別の小学生が発見したことになっていることを知りました。
著者によると当時地元では山中湖にマリモがいることが知られており、著者は自由研究のため持ち帰り、観察することになります。
ただしその時点では学術調査されておらず、地元の小学生が採取したものが校長先生を経て研究者の手に渡り、マリモと認定され、フジマリモと命名されたようです。
著者のマリモがフジマリモであることがDNA鑑定で証明されたのは50年後なので、発見者と呼べるかどうか・・・。
微妙な話です。
できれば続けて読みたかったけれど、そのときは落札できなかったのです。
ようやく富士山のマリモ物語を読むことができました。
小学生の自由研究で採取、観察され、50年後に評価されたフジマリモの物語です。
wikiを読むと著者と前後して別の小学生が発見したことになっていることを知りました。
著者によると当時地元では山中湖にマリモがいることが知られており、著者は自由研究のため持ち帰り、観察することになります。
ただしその時点では学術調査されておらず、地元の小学生が採取したものが校長先生を経て研究者の手に渡り、マリモと認定され、フジマリモと命名されたようです。
著者のマリモがフジマリモであることがDNA鑑定で証明されたのは50年後なので、発見者と呼べるかどうか・・・。
微妙な話です。
③シャボン玉は生きている
出版社の内容紹介を引用します。
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シャボン玉は、ストローからはなれた後に、なぜ穴が残らないのでしょう?
ほかにもシャボンの不思議な性質を紹介します。
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シャボン玉は、ストローからはなれた後に、なぜ穴が残らないのでしょう?
ほかにもシャボンの不思議な性質を紹介します。
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まずはシャボン玉観察器を作ります。
用意するものが実にユニーク。
ストローと石けん水は当然ですが、他にキュウリ、グレープフルーツ、洗濯ばさみ、広口瓶を使います。
製作手順を紹介しようと思いましたが、意外と複雑で図解しないと難しいことが判ったので、省略します。
ご興味がある方は本書を入手してご確認ください。
広口瓶の中でシャボン玉を安定的の観察します。
用意するものが実にユニーク。
ストローと石けん水は当然ですが、他にキュウリ、グレープフルーツ、洗濯ばさみ、広口瓶を使います。
製作手順を紹介しようと思いましたが、意外と複雑で図解しないと難しいことが判ったので、省略します。
ご興味がある方は本書を入手してご確認ください。
広口瓶の中でシャボン玉を安定的の観察します。
背景は黒が一番だそう。
最初は特に模様らしいものがありません。
やがて水平に重なった虹色が現れます。
虹色は徐々に下に移動しつつ各々の色の層の厚みが薄くなっていきます。
やがて上から無色(黒)の領域が広がります。
無色領域が大半を占めるとシャボン玉が割れます。
最初は特に模様らしいものがありません。
やがて水平に重なった虹色が現れます。
虹色は徐々に下に移動しつつ各々の色の層の厚みが薄くなっていきます。
やがて上から無色(黒)の領域が広がります。
無色領域が大半を占めるとシャボン玉が割れます。
こういう流れを10分以上もかけて観察できるのだそうです。
瓶の中のため無風の上、キュウリやグレープフルーツから湿度が補給されることが長持ちの理由です。
本書は発行から28年も経っているので、今なら写真どころか動画に残して詳しく観察できます。
面白そうです。
材料もすぐ手に入るものばかり。
自由研究におススメです。
瓶の中のため無風の上、キュウリやグレープフルーツから湿度が補給されることが長持ちの理由です。
本書は発行から28年も経っているので、今なら写真どころか動画に残して詳しく観察できます。
面白そうです。
材料もすぐ手に入るものばかり。
自由研究におススメです。