鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその920~とりぱん16

2014-06-30 12:10:50 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、とりぱん16です。

とりぱん第16巻読了。
相変わらずほんわかムード満載で癒されますね。

女流まんが家4人組の珍道中は恒例になるのでしょうか?
今後の展開が楽しみです。
できることなら次は北海道に来てほしいです。

とりぱん(えさ台)での攻防を取り上げる回が少ないことがちょっと気がかり。
ヒヨちゃんはそこそこ登場していましたが、ツグみんは少なすぎ!
貴族のアオゲラさんはまったく姿を見せていない・・・。
試行錯誤を繰り返し、以前のように大賑わいのとりぱん(えさ台)を作ってみんなに集合してもらい、面白いエピソードをたっぷり届けて欲しいと思います。

とりぱんは雪に関する記述は納得できるものが多いのがうれしいです。
サラサラ雪は、サラサラすぎて山積みできないシーン。
25cmの降雪で交通マヒ、という関東のニュースを観てとりのがニヤリとするシーンには一緒にニヤリ。
雪国以外の方には理解できない感覚でしょうね。

今回はいつもより行数が少ないので、余計なお世話ですがとりのさんにアドバイスを書きます。
串田孫一の「博物誌」っていうエッセイを読んだことがありますか?
著者はとりのさんと良く似た感覚の持ち主で、自然大好きの詩人です。
虫や鳥、植物との心の交流を丁寧に書いています。
もしまだ読んでなければお勧めします。

大人買いの一気読みから一転、新刊を読むことになって初めての第16巻の感想はここまで。
17巻、早く出ないかな?




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お気に入りその919~イベリコ豚を買いに

2014-06-28 12:34:05 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「イベリコ豚を買いに」です。

野地秩嘉著「イベリコ豚を買いに」は、日経新聞のHPで紹介されていて、面白そうだったので読みました。

最近スーパーに買い物に行く度に疑問に思っていたことがありました。
「イベリコ豚使用〇〇」とよく見かけるけど、ドングリで育てたスペイン産高級豚肉のはずが、ずいぶん安く販売されているのはなぜ?
怪しいから買わないでおこう、と妻と話したのは数か月前。
その答えが欲しくて本書を読んだといっても過言ではありません。

また本書は、著者がスペインにイベリコ豚を買いに行く話らしいのですが、たかだたそれくらいのことでなぜ日経新聞が紹介するのか?
そんな疑問もありました。

いろんな疑問を持ちつつサラサラと読んだその感想はというと・・・。

本書は優れた紀行文であるとともに優れたビジネス書でした・・・などという帯に書かれていた日経書評みたいな感想を持ちました。

以下ネタバレ。

著者は単純な理由でイベリコ豚の取材を思いつきますが、日本で発生した口蹄疫のためスペインでの取材を拒否されます。
それなら豚を買う取引相手としてなら会ってくれると考え、現地で小さな小さな肉の商社をやっている日本人に仲立ちしてもらい、所期の目的を達成します。
ただし定期的にイベリコ豚を購入するという約束がここで発生しました。
しかもそれは「ベジョータ」といわれる最高品種の肉です。
著者は日本でイベリコ豚を継続的に販売するためこれまでにない新製品の開発に取り組みます。
かといって物書きにできる仕事ではありません。
精肉加工業者やレストランのシェフなどの人脈をフル活用してそれを実現します。
精肉と生ハム以外に「ベジョータ」のナッツ臭を生かす新製品を開発したのです。
その製品は国内完売となるとともにスペインの「ベジョータ」専門の精肉会社の社長や「ベジョータ」専門の生ハムメーカーの社長からも高く評価されます。

本書に登場した日本人たちは、これまであったまがいものの「イベリコ豚」ではない本物の「ベジョータ」を製品化するという壮大な夢に乗っかりました。
ビジネスマンや技術者として「夢を追う」ことで心に火が付いたようでした。
最初著者は面白いドキュメントを書くことができればよいと思っていたようですが、関わった人々に火をつけてしまいそれが自身にも移り、相乗効果で成功へと到達しました。
またスペイン人社長たちは商売での成功は二の次でスペインの誇りであるイベリコ豚を愛してくれたことに感謝しているようでした。

感激屋の商社マン、中卒だから信じてくれた人は裏切らないといった精肉加工会社の社長など人間臭い、魅力たっぷりの登場人物たちとのやり取りは青春ドラマを思わせるところもあり感動的でした。

こういう展開ってどこかで・・・?
そう「プロジェクトX」!
なるほど日経新聞が取り上げる訳です。納得しました。

最後に。
広大な椎の木の林にわずかの数だけ放牧され、ハーブとドングリだけを食べて育つ本物のイベリコ豚。
その肉だけを使って丁寧に仕上げられたスモークハム。
香しいナッツ臭と甘い油に包まれたその肉を想像するだけでたまりません。
(食べたこともないのに・・・)
著者は食べ物の美味しさを伝える筆の力も一流なのだと思い知らされました。

もっとも物書きだから当然だ!と著者は怒るでしょうけれど・・・。


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お気に入りその918~天狗舞

2014-06-26 12:26:22 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「天狗舞」です。

「天狗舞」は石川県の日本酒。
研修先でご一緒した現地の方のお気に入りということで酌み交わしたお酒です。
ぐい飲みに注がれたお酒を初めて見たときに黄色の強い色合いが印象的でした。

黄色いお酒で思い出すのは青森の「田酒」。
入手困難なこの美酒はもっと黄色かったかな。
最近では北海道で経営再建中の金滴酒造が出している「吟風」「彗星」も黄色かったと思います。

誰かがネットに書き込みしていましたが、黄色い日本酒は無濾過の証だそうです。
日本酒の雑味をとるために活性炭を通すと一緒に色までとれるそう。
だから黄色いお酒は、出来立ての味わいを楽しんでもらいたいという意思の現れなのです。
それを聞くと黄色い方が本物っぽく感じます。

そんなことを思い出しながら「天狗舞」を味わいました。
金沢市内のごく普通の居酒屋で出された「天狗舞」でしたが美味しかった。
すっきりしていてかつ味わい深い・・・押しつけでない旨さがそこにありました。
一口でファンになりました。

翌日和倉温泉の加賀屋に泊まったときに土産物コーナーでさがしましたが見つかりませんでした。
店のおばさんに相談すると館内で探しに行ってくれて持って帰ってきたのが古々酒の天狗舞。
4合瓶1本が1~2万するとのこと。
私の親、妻の親、自分と3セット買うには高すぎて手が出ず断念しました。

その夜、旅館の近所にあるスーパーに買い物に立ち寄ると偶然、2種類の天狗舞を見かけました。
普通酒と一ランク上の酒らしい。
※ 後日、調べると普通酒「舞」と本醸造「天(たか)」でした。
どちらも2000円以下と手ごろだったので、思い切って2種類3セット、計6本を自宅に送ってもらいました。
当日は特売日ということで送料分が浮いたことと、ケースが無料ということがその決断を後押ししました。
古々酒なら4合瓶1本分の金額で1升びんを6本も送ることができたので、とてもお得な気分でした。

後日自宅に届いた酒を2本ずつ両方の親元に届け、自分でも味わいました。
これは旨い! 当然ですが現地で味わったのと同じ色合い、同じ味わい。
普通酒と本醸造、どちらも旨かったです。
早速父や義母から美味しかったという一報が届きました。
そうそう、その声が聞きたくていつも3セット買っているのです!
娘からはさっぱりし過ぎ、という厳しい評価をもらいましたが、とりあえず合格点をもらいました。
また息子は旨い旨いの連発で何杯も飲んでいた、と妻から聞き、これまたニンマリ。

お酒の好みって値段ではないということを改めて実感しました。
愛する「北の勝」(根室、1700円くらい)が旨いように!
酒は名前や値段ではなく、味わってみなくちゃ分かりません。
だからこそいつも一口目が楽しみなのです。

それにしても今回の研修旅行は、美味しい酒との出会いというお土産がついたことでより一層満足いくものになりました。

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お気に入りその917~ゼロの焦点②

2014-06-24 12:22:09 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ゼロの焦点②です。

先日、石川県に研修旅行に行ってきました。
そのときの行程にある「ヤセの断崖」が小説の舞台になっていると聞いて読みはじめたのが松本清張著「ゼロの焦点」。
残念ながら目標だった「ヤセの断崖」到着前に読み切ることができず、読み終わったのは帰りの飛行機の中でした。
清張ブームの口火を切った「点と線」の翌年に刊行され、その人気をさらに高めた作品であり、幾度も映画やTVドタマになった作品ということで、期待して読みました。
解説者の方は推理に矛盾があるが、読ませる作品ということで割と高く評価していました。
私は推理の矛盾に全く気づきませんでしたし、期待通りの素晴らしい作品だと思いました。

本書は昭和30年代前半の石川県が舞台。
戦後の混乱期に米兵の相手をして生計を立てていた女たちが、その悲しい過去を隠して生きていた時代。
そんな女たちが絡んだ連続殺人事件を描いています。
青酸カリを盛られたり、断崖から突き落とされて口を封じられる男や女。
新婚の未亡人が犯人を追及していく中で新事実が徐々に明らかになっていき、終盤には意外な展開が待っていました。
確かにこれは面白い!
発表当時、清張ブームをさらに一段押し上げた作品という話は、納得できました。

また少数の登場人物により成り立つストーリーであること、風光明媚な景色を舞台に殺人事件が繰り返し発生することなど、映像化したくなる気持ちはよくわかります。
最近ではビートたけし主演でTVドラマが放送されたようですが、観忘れたことが悔やまれます。
再放送があればぜひ観たいと思います。

さて本書の題名は今は「ゼロの焦点」ですが、初出では「零の焦点」だそう。
どちらにしてもこの題名の意味は読み終わった今でも不明です。
「永遠の0(ゼロ)」のようにゼロ戦(零式戦闘機)でも出てくるのかと思ったら全く関係なし。
きっと誰かがネット上で書き込みをしているでしょうから、今度調べてみようと思います。

最後に。
書かれてから50年以上が経ち、時代背景は大きく変わりましたが、それでも読ませる著者の力量に感服しました。
こういうものが古典として残っていくのでしょう。
セットで買ったもう1冊「点と線」も期待して読みたいと思います。




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お気に入りその916~とりぱん&とりぱん大図鑑

2014-06-20 12:44:50 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、とりぱん&とりぱん大図鑑です。

ついに「とりぱん」の15巻目と「とりぱん大図鑑」をほぼ同時に読み終わりました。

まずは大図鑑の感想。
大図鑑には、12巻くらいまでに登場した鳥や昆虫などの写真が掲載されています。
写真はほとんどが著者とりのなん子の友人が撮ったもの。
そしてフルカラーのイラストはすべてとりのなん子が描いたもの。(当然!)
解説文はわりと一般的な解説と「とりの的解説」の2本立て。
「とりぱん」を読んでいなくても十分図鑑として楽します。
そしてきっと「とりぱん」が読みたくなると思います。

もともと2冊とも予備知識がなく「とりぱん大図鑑」の方を先に知りました。
詩的な解説文の図鑑や、手彩色図版の図鑑を探しているうちに知ったのです。
週刊モーニングのHPで紹介されていたサンプルページがあまりに魅力的でした。
札幌でも身近なヒヨドリが実はバトルマニアであること。
またギャーギョエーという決して美しくない鳴き声にもかかわらず実は平安貴族のペットだったこと。
面白いウンチクと味のあるイラストの図鑑だなぁと思っていたら、何とマンガ本が元になっていると知り、一気に図鑑と全15巻の大人買い。
大図鑑が発行された12巻まではマンガだけを読み、その後は大図鑑も並行して読みました。

ここからはマンガ15巻までの感想。
岩手県のとある住宅の庭で繰り広げられる野鳥たちとのまったりとした生活が素敵です。
1巻から15巻まで変わることのない生活。
東日本大震災という人生を左右するほどの体験をしながらもブレることなくまったり描き続けています。
震災のご当地であり、塞ぎこむこともあったでしょうが負けずに描き続けた作者の心の強さに感銘しました。
こうなったら「フーテンの寅さん」のような偉大なるマンネリを目指して欲しいです。
といいつつも、とりのさんには、つぐみんにブラックやデブがいるように同種の個性差を見分ける技を習得してもらい、ますますパワーアップすることを期待しています。
できるか、そんなことー!っていうとりのさんのつっこみが聞こえるようです・・・。
まあとりあえず鳥たちとの楽しい生活の続報を楽しみにしています。

そういえば最新巻16巻が出ていると娘が言っていました。
娘や妻も読んでいるようなので近々買いに行こうと思います。

「最新巻」という響きで気が付きました。
これまでは描かれている内容が実生活の時間と大きくズレていましたが、今度からはちょっと前のことが描かれていることになります。
より身近に感じられるのかな・・・楽しみです。




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お気に入りその915~石川県観光

2014-06-18 07:32:51 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、石川県研修旅行です。

石川県に同業の仲間8名と研修旅行に行ってきました。
2泊3日のうち、研修と観光が半々。
天候は連日晴れ。
しかも25度くらいで湿度も低かったので、北海道から行った私たちは本当に楽でした。
研修も観光も充実した満足いく研修旅行でした。

それでは観光先の感想を書きます。
石川県のご旅行を予定されている方は参考にしていただけると幸いです。

<金沢 兼六園>
日本三名園のひとつ。
加賀百万石、前田家の庭園として造園されたそうです。
広大な敷地に芸術的に配置された木や池、小川、橋はとにかく綺麗。
まるで芸術作品の中を歩いているようでした。
隅々まで手入れされていましたが、きっと相当に多くの人々のご苦労が支えているのでしょう。

<松井秀喜ベースボールミュージアム>
少年時代から読売ジャイアンツ、NYヤンキ-スで活躍した彼の記録がたっぷり。
甲子園で5打席連続敬遠されたときの記事と阿久悠がその時に書いた詩に感動しました。
国民栄誉賞の賞状を初めて直に見ました。
松井のお母さんが売店でレジをしているのに驚きました。

<金沢 ひがし茶屋街>
金沢百万石の城下町の風情が色濃く残る街並み。
芸子さんの姿を見ることはできませんでしたが、三味線のお稽古中でその音色を楽しみました。
伝統工芸や伝統菓子をたっぷり鑑賞しました。

<和倉温泉 加賀屋>
和倉温泉は開湯1200年。
北海道の温泉と比べると古いが、一昨年行った道後温泉の開湯3000年と比べるとまだまだ。
1977年からプロが選ぶサービスNo.1の旅館として1位を継続中とか。
到着時、出発時には、大女将と若女将の出迎え、見送り、宴会時も若女将のあいさつがありました。
部屋へ案内されたときに仲居さんが客の体格をそれとなくチェックしており、体に合った浴衣をすぐに出してきました。
簡単なようですが、どれも初めての経験でした。
こういう基本的なことの積み重ねがNo.1の秘訣なのでしょう。

<輪島 朝市>
1000年以上の歴史がある日本三大朝市のひとつ。
360mに200以上の出店が並んでいます。
「金沢はかか楽、輪島はとと楽」という言葉があるそう。
朝市の売り子はほとんど女性、というか元気なおばあちゃんたち。
彼女らががんばって稼ぐのでご主人(とと)は楽なのです。

<ヤセの断崖>
松本清張の「ゼロの焦点」の舞台になったことで有名。
自殺の名所ということで「捨てないで!命だけは!」の看板が掲げられています。
「義経の船隠し」も覗いてきました。

<巌門(がんもん)>
国定公園の能登金剛といわれる景勝地のほぼ中央。
遊覧船で20分間、洞窟の中に入ったり、岩と岩の狭い隙間を通り抜けたりしながら景色を楽しみました。
近所の道の駅に、元「世界一長いベンチ」があり座ってきました。
 
<千里浜なぎさドライブウェイ>
世界でも珍しい車で走れる砂浜。
年間180日しか走れず、しかも年々浸食により狭くなっているそう。

<食事>
昼食だけが自由に選ぶことができ、3日間のメニューは次の通り。
1日目 カレーのチャンピオンの一番人気、Lカツカレー
2日目 金沢の宝生寿司のおまかせコース(ノドグロやトビウオの寿司!)
3日目 てらおか風舎本店で能登牛ステーキ

夕食は居酒屋や旅館で郷土料理(治部煮等)

<おみやげ>
本当は漆工芸品が欲しかったのですが中途半端なものしか買う予算がなく断念。
金箔や水引の工芸品を買いました。
そして妻のリクエストである加賀麩不室屋の「ふやき御汁 宝の麩」と加賀棒茶を購入。
最後に甘えびせんべいを買って終了。

以上。
とっても勉強になり、かつ楽しい研修旅行でした。

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お気に入りその914~研修旅行

2014-06-11 12:41:01 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、研修旅行です。

今年も同業の仲間と研修旅行に行きます。
今週の土曜から2泊3日。
行先は石川県。
初日は現地の同業者から先進的な取り組みをご教授願う予定。
翌日は近未来的な施設の見学。
そして有名な加賀屋に泊まります。
サービス日本一という評価を何年も連続してもらっているそうで、それを体験することも研修のうち。
おかげで観光する時間がとても少ないです。
せっかく行くのに残念です。
せめて観光オンリーの3日目だけは天候に恵まれるよう願っています。

ただ例え天候に恵まれなくても、自分たちでゼロから企画している「大人の修学旅行」。
ワイワイガヤガヤ言いながら5年目5回目。
とっても楽しいことは今年も間違いありません。

そして今、研修旅行を前にしてとても忙しい!
泊まりの会議、朝から晩までカンヅメの再講習など、なぜこの時期?
という予定がずらりと並んでいてめまいがします。
果たしてこれらをクリアして石川県に行けるのでしょうか?
多少自暴自棄気味ですがひとつひとつこなしています。

という訳で研修旅行から帰ってくるまで当ブロクをお休みします。
当ブログを読んでいただいている希少なる読者の皆様、よろしくお願いいたします。
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お気に入りその913~竹鶴政孝パート227

2014-06-09 12:07:06 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート227、琉球ニッカです。

先日、琉球ニッカのウイスキーをネットオークションで落札しました。
「ザ・琉球ニッカ」という名前で出品されていました。
現品が届きボトルを調べると、
 品名:琉球ニッカウ井スキー
と書かれていましたので、これが正式名称でしょう。

これまで琉球ニッカの製品は、オークションで見かける度に入手してきました。
現在は、
 黒の50
 スーパーニッカ(1972)
 ブラックニッカ
 マイルドニッカ
 ハイニッカマイルド
の5本が手元にあります。
またススキノのザ・ニッカバーでエキストラニッカ、昴を見せてもらったことがあります。

いずれのボトルも、本土のボトルと製品名やデザインが同じでした。
ところが今回の「琉球ニッカウ井スキー」は本土で見たことがありません。
もしかしたら琉球ニッカのオリジナルなのではないでしょうか?

ネット検索をしても関連情報が得られませんでした。
もしこのボトルについての情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お教えいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

ちなみにこのボトルは、薄型ボディに表も裏も同じラベルが貼られている、いわゆる両A面なのが大きな特徴です。


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お気に入りその912~とりぱん③

2014-06-07 07:45:25 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、とりぱん③です。

とりのなん子著「とりぱん」を読んでいます。
他に並行して読む本も用意していましたが、「とりぱん」の面白さに圧倒され、そちらは現在開店休業状態です。

現在は12巻目に突入したところ。
作者は本書の連載が始まってしばらくすると親元を離れ、近所に一戸建ての借家を借りて一人暮らしを始めます。
そしてさらに別の借家に転居します。
女流小説家との対談でも言っていました。
日々平穏無事ではネタがなく原稿が進まない、と。
2度の転居は身近な事件(=ネタ)を期待してのことでしょう。
のんきな日々を描いたマンガですが、その裏にある産みの苦しみは想像をこえるものだと思います。

さて現在12巻目。
ということは、問題の11巻目を読み終えたということ。
噂で聞いていましたが、11巻は作者が東日本大震災を体験する巻。
読むのが怖かったです。
これまで築き上げてきた「とりぱんワールド」はどうなるのか?
作者やその家族、友人知人、そして野鳥は・・・。
彼らの動向が気になりました。

1羽(話)読み終えるごとにまだ震災は起きていないんだ、と胸をなでおろしていました。
ところが気づくと花見の季節が描かれていました。
震災についての話題が飛んでいます!
そういえば「〇〇話と〇〇話は〇〇ページに掲載しています」という但し書きが途中にありました。
震災の話題を描いた2話は11巻の最後にまとめて掲載されていたのです。

・・・ということは震災後も「とりぱんワールド」は変わらずに存在しているということ!
相変わらずツグみんはヒヨちゃんにど突かれています。
変わらぬ日常が過ぎていく幸せを「とりぱん」は届け続けていたのです。

震災後も作品の方針を変えない!と決心するまでの作者の心の葛藤は大変なものがあったことでしょう。
そして震災直後から今日まで平穏な日常を描き続けることにも相当の葛藤があったことでしょう。

震災で大きな被害が出た岩手県。
作者の住む地域は山に近いだけに、被害は本震と停電、余震くらいだったそう。

本書に描かれた震災は次のふたつ。
①震災後の停電の中で迎えた心細い夜
②作者の兄が津波を見たこと、元教え子たちが被害にあったこと

海岸部の家へ帰る兄を見送るシーンは、作者の不安な心が伝わりました。
被災地から遠く離れた私たちでさえ、連日の震災報道に不安を感じ、心が塞ぎがちになりました。
そんな中でいち早く「とりぱんワールド」を再開した作者の心の強さに敬服します。
鳥たちが明るくたくましく生きる日常を伝えることは、被災者の力になったことでしょう。
もし連載をリアルタイムで読んでいたら、私も勇気づけられたことと思います。

こんな素晴らしい作品に巡り合えてラッキーです。
このまま最新巻の15巻まで一気に「とりぱんワールド」を楽しみたいと思います。
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お気に入りその911~ゼロの焦点

2014-06-05 12:33:44 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ゼロの焦点です。

先日、松本清張著「ゼロの焦点」「点と線」2冊セットをオークションで落札しました。
そろそろ届くころです。

これまで清張作品は「小説帝銀事件」「昭和史発掘」「陸行水行」くらいしか読んだことがありません。
いずれも実際に起きた事件や歴史に基づいた推理小説ばかり。

ということでまったくのフィクションは今回が初めて。
「ゼロの焦点」は、今月中旬に石川県に研修&観光で行く予定で、その途中に立ち寄る「ヤセの断崖」が映画「ゼロの焦点」の舞台になったと知り読むことにしました。

「点と線」はたまたま2冊セットで販売されていただけですが、清張人気の口火を切ったのが「点と線」ということですので、こちらも期待は高いです。

清張作品は多くがドラマや映画になっています。
それだけ視覚的に優れていたり、筋立ての完成度が高い作品だということがいえると思います。
昨年TV放送した田村正和主演の「球形の荒野」、今年TV放送した同じく田村正和主演の「三億円事件」なども絶品でした。

旅行のお供に選んだ文庫本2冊。
とても楽しみにしています。
「ゼロの焦点」は「ヤセの断崖」に立ち寄るまでに何とか読み終えたいと考えています。
旅行をより深く楽しむために・・・。






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