今回のお気に入りは、影ぞ恋しきです。
7月31日、北海道新聞朝刊の連載小説「影ぞ恋しき」が終了しました。
この作品は葉室麟のシリーズ三作目ということで、登場人物の説明がないままにストーリーが展開していきました。
それらを知るために連載開始早々に前二作を読み、本作に追いつくことができたことも今となっては良い思い出です。
本作では終盤、無敵の主人公・蔵人が決闘の最中に鉄砲で撃たれ、生死の境をさまよい続けます。
最終回が徐々に近づいてきたにもかかわらず、蔵人の無事が確認できない時期はとても辛かったです。
もしかしたら死んでしまうかもしれない。
三部作というのは切りがいいから、ここで完結してもおかしくない・・・。
娘の許嫁という跡継ぎもできたことですし・・・。
7月後半は毎日ハラハラしながら読んでいました。
ある日「10日後、蔵人は夢を見ていた」という文章を見つけ、小さくガッツポーズ。
蔵人は生きており、妻の到着を待っていたのでした。
しかし蔵人は、将軍の弟から愛する家族を守りきることに成功したことですっかり満足し、このまま死んでも本望、と目を閉じようとします。
周囲の人々は口々にこれからが大切と訴え、彼は徐々に生きる気力を取り戻していきます。
最後は宿敵・右近とすれ違い、互いの無事を心中で喜ぶ合うシーンで終わります。
命のやり取りをした者同士が心の友として思い合う。
いかにも著者が好みそうな結末。
今回も心穏やかに読み終えることができました。
ということで久しぶりの新聞連載小説を読み切りました。
普通の読書のように好きなだけ読みたい!というストレスを感じながら。
現在、日経新聞に伊集院静の「琥珀の夢 小説、鳥井信治郎と末裔」が連載されています。
大好きなウイスキーに関する小説ですが、ストレスを避けて手を出していません。
開始から1年を過ぎましたのでそろそろ終了でしょうか?
早く書籍化して欲しいものです。
さて今回は、葉室作品を時間が許す限り読みたいという思いが心に残りました。
唯一の在庫「川あかり」に手をつける時が来たようです。
7月31日、北海道新聞朝刊の連載小説「影ぞ恋しき」が終了しました。
この作品は葉室麟のシリーズ三作目ということで、登場人物の説明がないままにストーリーが展開していきました。
それらを知るために連載開始早々に前二作を読み、本作に追いつくことができたことも今となっては良い思い出です。
本作では終盤、無敵の主人公・蔵人が決闘の最中に鉄砲で撃たれ、生死の境をさまよい続けます。
最終回が徐々に近づいてきたにもかかわらず、蔵人の無事が確認できない時期はとても辛かったです。
もしかしたら死んでしまうかもしれない。
三部作というのは切りがいいから、ここで完結してもおかしくない・・・。
娘の許嫁という跡継ぎもできたことですし・・・。
7月後半は毎日ハラハラしながら読んでいました。
ある日「10日後、蔵人は夢を見ていた」という文章を見つけ、小さくガッツポーズ。
蔵人は生きており、妻の到着を待っていたのでした。
しかし蔵人は、将軍の弟から愛する家族を守りきることに成功したことですっかり満足し、このまま死んでも本望、と目を閉じようとします。
周囲の人々は口々にこれからが大切と訴え、彼は徐々に生きる気力を取り戻していきます。
最後は宿敵・右近とすれ違い、互いの無事を心中で喜ぶ合うシーンで終わります。
命のやり取りをした者同士が心の友として思い合う。
いかにも著者が好みそうな結末。
今回も心穏やかに読み終えることができました。
ということで久しぶりの新聞連載小説を読み切りました。
普通の読書のように好きなだけ読みたい!というストレスを感じながら。
現在、日経新聞に伊集院静の「琥珀の夢 小説、鳥井信治郎と末裔」が連載されています。
大好きなウイスキーに関する小説ですが、ストレスを避けて手を出していません。
開始から1年を過ぎましたのでそろそろ終了でしょうか?
早く書籍化して欲しいものです。
さて今回は、葉室作品を時間が許す限り読みたいという思いが心に残りました。
唯一の在庫「川あかり」に手をつける時が来たようです。