鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその501~竹鶴政孝パート188

2010-11-27 12:52:55 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート188、ウイスキー空ボトルです。

毎日晩酌をしているので、週1~2本の空瓶が出ます。
種類は竹鶴17年・竹鶴12年・ピュアモルトホワイトが中心。

ボトルのデザインは、味わうときの雰囲気作りに必要なことは
わかりますが、たくさんの空瓶を捨てるときに資源を無駄に
しているのでは?という思いにかられています。
ガラス瓶はリサイクルされていますが、古紙やペットボトル、
金属などと違いあまりリサイクルに向いていないと聞いています。

先ほどの銘柄に比べ、ブラックニッカクリアブレンドには、
1.8L紙パックや4Lペットボトルがあります。
確かに安っぽい容器ですが、リサイクルに適した環境にやさしい
容器です。
「4Lペットボトルに入った竹鶴」があったら優先して買いたい
くらいです。

こんなことを考えているのは自分くらいかもしれませんが、
気になっています。

ちなみにニッカさんはブレンド丸びんを24.2%軽量化するなどの
努力をしています。

この件、ボトルを衣装に例えた竹鶴さんは何と言うかな?
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お気に入りその500~ONE PIECE

2010-11-24 12:38:28 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「ONE PIECE」です。

以前も書きましたが、マンガ・アニメで一番のお気に入りは「ONE PIECE」
です。

先日久しぶりにエニエスロビー編のDVDを見ました。

やっとの思いでCP9のロブ・ルッチ氏を倒してほっとしたのもつかの間、逃走用の
船を沈められ窮地に陥った麦わらの一味。
彼らを救ったのは、廃船になったはずのゴーイングメリー号だった・・・。
エニエスロビーから奇跡の脱出に成功した帰路、迎えに来たアイスバーグと再会した
途端力尽きるメリー号。そして永遠の別れ・・・。

今まで感動のエピソードはたくさんありましたが、このエピソードが一番感動し、
一番悲しかったです。
何度見ても泣けます。
これだけ泣けるのは、今まで見たすべての小説・映画・マンガの中で一番。

尾田さんは本当に素晴らしいストーリーテラーです。
これだけ長期間の連載で中だるみしたのはフォクシー海賊団のあたりだけ。

これから始まる魚人島編もとっても期待しています!
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お気に入りその499~とんび

2010-11-20 12:45:59 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「とんび」です。

重松清がおもしろいと聞き、初めて読みました。
知人の話から、自分も読んだら涙をこらえることができないだろうと思っていましたが、
数ページを拾い読みしたら間違いなさそうでした。
家族のいる居間では読まず、寝室で心置きなく涙を流しながら読むことにしました。

普段は寝つきが良すぎてベッドでは数ページ読むだけで眠たくなるのですが、この作品は
どんどん読めてしまいます。
寝不足が苦手なので、まだまだ読みたいのをこらえて本を閉じる、そんな毎日です。

昭和37年、主人公ヤスさんが28歳のときに息子アキラが生まれます。
永遠に続くかと思われた幸せのピークは短く、そのわずか数年後に愛する妻美佐子さんが
亡くなります。
それから続く父子の物語は、まわりのやさしい人々に支えられつつ展開します。

この物語の時代設定が私と父の年齢にほぼ重なることもあり、我が身を省みながら読んで
います。
現在、アキラが早稲田大に合格したあたりです。

残りページはあと1/4くらい。
物語の空気に少しでも長く浸っていたいので、一行一行をゆっくり読みたいと思います。
久々読み終わるのが寂しと思える本に出会いました。(ハリーポッター以来かな?)

今回重松清の数ある著作から「とんび」を選ぶにあたっては、AMAZONのカスタマー
レビューを参考にしましたが、もう一冊くらい選んで続けて読もうかな・・・。

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お気に入りその498~月の魔力

2010-11-16 12:15:58 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「月の魔力」です。

最近は竹鶴や鬼平のことを書かずに読書感想文ばかり書いていますが
今回も同様。

「月の魔力」の著者はアーノルド・リーバー博士という精神科医。
訳者は何と「国家の品格」の著者藤原正彦氏とその奥様美子氏。
26年も前に翻訳された本です。

何となく面白そうな題名に惹かれ10年ほど前に古本屋で購入しましたが
冒頭の部分で予想外のつまらない内容につまづき、読むのを中断して
いました。

今回再び何となく手に取りパラパラとページをめくっていると、
「藤原正彦」という訳者名が目に入りまして、偶然同じ名前なのだろうと
思いつつも訳者略歴を確認。「数学者」とあり同一人物とわかりました。
何でまたこのような本の訳を夫婦で手掛けたのかは知りませんが、
奇妙な組み合わせです。

本書は、月が人に与える影響についてを統計分析により明らかにして
います。
狼男にまで言及しているため、うっかりするとエセ科学になる危ういテーマに
正面から取り組み、何となく納得できる仮説を提唱しています。
勇気ある姿勢は立派だと思うのですが、訳者もあとがきで述べている通り、
まだまだ仮説の域を出ない、理論とは呼べないシロモノ。
訳者のように理論が生まれる初期段階に立ち会うという感慨を持つほど
達観していないので、少々イライラしながら読みました。
その現象の原因は何なの? そのメカニズムは何なの?
わからないことだらけです。

月の引力により潮の満ち引きが引き起こされていることが間違いないので
あれば、80%が水分である人体に影響があってもおかしくないだろうという
原理に間違いはないと思います。

今回は不完全燃焼でしたが、もっともっと研究が進み、理論として確立して
から再び出会いたい本です。
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お気に入りその497~氷輪

2010-11-12 12:23:12 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「氷輪」です。

永井路子著「氷輪」を取り寄せました。
新刊以外はいつもAMAZONで、<古本・状態「良い」・安い>を条件に購入して
いますが、今回もいつも通り取り寄せし、届いた本を見てびっくり。
著者のサイン本でした。(写真参照)
こういうサプライズってうれしいですね。

さて購入動機です。
先日TVで大好きな唐招提寺の特集をやっていました。
唐招提寺建立の謎解きでした。
平成の大修理で判明した情報も交えた謎解きは、説得力がありました。
そこにゲストで登場したのが永井路子氏。
建立の経緯が彼女の著作「氷輪」に書かれた通りだったそうです。
それなら「氷輪」を読もう! 単純にこれが動機です。

高校生のときに「天平の甍」で鑑真を知り、彼の生き様に感動しました。
修学旅行の自由研修は当然唐招提寺を訪ねました。
学生時代は小論文のテーマを「鑑真」に決め、図書館で鑑真に関する書物を趣味と実益を
兼ねて読み漁ったこともありました。

「天平の甍」では、遣唐使から日本に戒律を伝えて欲しいと要請をうけるが、唐の高僧たちの
誰もが行きたがらないと見るや「誰も行かないのなら私が行こう」と彼らのトップである
鑑真が名乗りをあげるシーンはとても感動的でした。

その後苦難の末、日本への渡航を果たし、無事戒律を伝えたというあたりまでが「天平の甍」に
書かれていますが、さらにその後の話を書いたのが今回とりあげた「氷輪」だそうです。

今読んでいる本の次はこれに決定!
読むのが楽しみな本が待っているって幸せです。

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お気に入りその496~ひちょり

2010-11-10 12:19:18 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、森本稀哲(ひちょり)です。

「ひちょり」といえばプロ野球に多少興味がある方ならすぐ分かるでしょう。
日本ハムファイターズの背番号1、2番打者、レフトを守る森本稀哲です。

その彼からFA権を行使するが残留の可能性もあるとの発表があり、北海道の
ファイターズファンならみんなドキドキしていると思います。

北海道のファイターズファンは優しいので、「ひちょり残ってくれ!」とは
いいません。
ただその心の叫びを胸のうちに秘めて必死で耐えています。
ひちょりが残留発表をしてくれることを祈りながら・・・。

他球団がファイターズとかけ離れた高い評価をすることで、もしひちょりが移籍を
決めても、きっと「それじゃあ しょうがないよね」とあきらめるでしょう。
そして盛大なる送別会を行い、移籍先が例えどこであろうと活躍を願い、見守る
ことでしょう。
マーくんが先発するときのように・・・。
それはひちょりやマーくんがすでに家族同然だからです。

先日退団がきまった坪井がTVのトーク番組でいっていました。
ファイターズファンはタイガースファンとはまったく逆である、と。
きっと感情をストレートにぶつけるタイガースファンと内に秘めるファイターズ
ファンの違いをいっていたと思いますが、どちらのファンも選手にとっては
嬉しかったようです。
以前も彼のブログに「明らかに気づいているのに声をかけてくれない北海道の
ファン」の話が書いてありました。
自分としては声をかけてもらった方が嬉しいのに、北海道のファンは「せっかくの
プライベートの時間なのだからそっとしておいてあげよう」と思って遠慮するそう。
確かに自分でもそうします。

ひちょりよ!
君の残留を願うファンの声が直に聞こえてこない理由はここに書いたとおりです。
君も気づいていたとは思いますが、我慢できずに書いてしまいました。
まじめな君だから苦しいくらいにファンの事を含め考えていると思います。
一生のことだから、ファンは君の決定に従います。
決して自分たちの想いを押し付けたりはしませんから、想いのままに決めて下さい。

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お気に入りその495~竹鶴政孝パート187

2010-11-06 12:31:59 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート187、クリスタルニッカです。

ニッカのオールドボトルコレクションでまだ入手していなかったのが、
今回ご紹介するクリスタルニッカです。
このボトルの情報は少なく、最近までその存在を知りませんでした。
コレクターとしてお恥ずかしい限りですが・・・。

オークションの落札価格は結構高額になりました。
箱やボトル、ラベルの状態が良好だったためです。
空瓶でも良かったし、箱が無くても良かったのですが、これも縁と
あきらめ入札には本腰を入れました。
最近は入札参加することが少ないので、財布に多少の余裕があり、何とか
落札することができました。

現物が届き、目にした感想は、初期のレアオールドラベルが美しく保存
されていて、大変気に入りました。

さて、今回クリスタルニッカについてあらためて調べてみて、判ったことは
次の通りです。

ニッカは昭和32年から変型びんによるギフト商品を発売開始したそうです。
その第一号がクリスタルニッカだったそうです。
<変型びんラインナップ>
クリスタル(昭和32年)、シェーカー型(昭和33年)、ドリーム(昭和34年)、
グランド(昭和35年)、62型(昭和36年)、ボーリング(昭和37年)。

また当時の価格は、ゴールドニッカ2000円、クリスタル500円、特級角壜1250円、
丸壜500円、角ビン350円、ポケット壜140円とのこと。

中身は「2級、度数37度、価格500円」から推察するに、前年の昭和31年から
発売された丸壜ニッキーではないでしょうか?

同時期に販売していたウイスキーの中では比較的安い方なのに、ギフト商品
というのは本当なの?と疑問に思い、当時の物価に換算しました。
昭和32年当時と現在との差は14倍くらいだそうです。
これに合わせクリスタルニッカの価格を換算すると7000円。
ギフトとしても上の部だったことが判ります。

それを踏まえて考えると、ゴールドニッカがどれほど高価だったかが
判ります。
現在に換算すると28000円!
そうですよね、手吹きボトルですものね。この価格は当然ですか。


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お気に入りその494~旅路

2010-11-04 12:23:30 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「旅路」です。

藤原ていさんが「流れる星は生きている」で書いた奇跡の生還以降のことが
「旅路」に書かれていると聞き、早速取り寄せたことは以前書きました。

この本を先日読み終わりました。
帰還後の生活が想像以上に悲惨だったことにショックを受けました。
やはりこの2冊はセットです。
戦争放棄をうたった憲法をもつ国民の図書として読むことを義務化すべき!
そう声を大にしていいたいほどです。

戦争の悲惨さを伝えるのは死者の数ではありません。
等身大の人々の体験の日々をいかに克明に語り継ぐかです。
あまりに悲惨な記憶だけに思い出したくないのが本心。それでもわずかな
語り部たちは苦悩を抱えながらも勇気を持って語り継いでくれています。
そんな彼らも年老いてどんどん減っています。
今回の2冊は彼らと同等に役目をはたすことができる、語り部だと思います。
未読の方はぜひ一読を!と願います。

著者は全身衰弱により2年以上も伏していたと前書あとがきに書いてありましたが、
その間ずっと意識が朦朧としており、待ち焦がれていたはずのご主人が
無事帰還し再会をはたしたときの記憶さえ曖昧だったそうです。
またその間は逃避行の呪縛からか、家族が止めるのも聞かず庭に降りて食事をとって
いたそう。
ある日、年老いた母が子どもたちの面倒を必死でみているのを眺めていて、
初めて意識が正常に戻ったそうです。
こんなことはしていられない。何とか立ち上がらなくては・・・。
その日を境に薄皮をはぐように徐々に回復していきました。

心身ともに衰弱するとはこれ程のことなのですね。
子どもたちの命を守らなくては!という強い気持ちが、動かないはずの身体を
動かしていたのでしょう。
2冊を読んで初めて戦争を追体験したと実感しました。

今まで書籍やDVDにおアソビで星をつけましたが、この本は星のつけようが
ありませんでした。
偶然とはいえ巡り会えて本当に良かったです。
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お気に入りその493~忍びの国

2010-11-02 12:42:00 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「忍びの国」です。

映画制作が進んでいる「のぼうの城」を書いた和田竜の第2作。
「忍びの国」の方がおもしろいと聞き、早速読みました。

結果としては「のぼうの城」の勝ち!
確かに2作目ということで書き慣れたようで、読みやすかったですが、それだけの
ように思います。
登場人物の魅力、特に「のぼう様」のような魅力ある人物が登場しない上、
途中まで誰が主人公かさえ分からずに読みました。
明らかに焦点ボケ。
伊賀の国一国の顛末記を書くなら伊勢の国に破れた後の国の行方を書くべきだし、
無門を主人公にして書くなら前半からもっとそれらしく書くべきだったと思います。

残りの一冊、「小太郎の左腕」を読もうという意欲は今のところ無し。

さて、話は映画制作が進んでいる「のぼうの城」に変わります。
せっかくの原作を生かせないキャスティングに驚いています。

  主人公のぼう様こと成田長親 野村萬斎
  正木丹波守利英       佐藤浩市
  甲斐姫           榮倉奈々
  柴崎和泉守         山口智充
  酒巻靭負          成宮寛貴
  石田三成          上地雄輔
  豊臣秀吉役         市村正親

理想の武将である正木を佐藤浩市が演じることと、血気盛んな武将である酒巻を
成宮寛貴が演じることは納得できます。
しかし美しさと粗暴さを併せ持つ甲斐姫は井上真央が適役なのに、榮倉奈々では
ただ元気が良いだけで終わってしまうのではないでしょうか?

また比類なき豪傑 柴崎和泉守に山口智充をあてるのも無茶。
特に難しい演技がない役なので思い切ってレスラーなどを配役した方が良かったと
思います。

そして何より誰が見ても「でくのぼう」に見える成田長親を演じるのが野村萬斎では
見た目から美しすぎて別物。
どう考えたら野村をキャスティングする考えが浮かぶのか、理解に苦しみます。

原作が「でくのぼう」を主人公にするという意外性で成功したのだから、映画も
それに負けない意外性にチャレンジして欲しかったです。
主人公のキャスティングでファンを呼び込みたいのなら、まだ浅野忠信の方が
原作に近いです。
個人的には裸の大将を演じた塚地武雅なんかがイチオシなんですけど・・・。

・・・もう決まった話なんでどうにもなりませんが・・・。
そういえば「20世紀少年」のキャスティングは非常に見事でした。
あまりにみんなハマリ過ぎていて怖いくらいでした。

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