鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその453~竹鶴政孝パート183

2010-05-28 12:19:20 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート183、手吹きボトルです。

やったー!
ついにスーパーニッカ手吹きボトルが届きました。
それにしても未開封ボトルとは・・・。

ボトルとキャップのナンバーがそろっていて、ラベルが
無事なら完品と考えていましたが、今回のはそれを上回る
未開封。探していた以上のボトルであり、当然、落札価格も
予算していた額を楽々超えました。
通帳の残が一気に寂しくなりましたが、満足満足。
なにしろ実際に販売していた期間(昭和37年~昭和45年)でさえ
年間千本しか市場に出まわらず「まぼろしの」という形容詞が
ついたほどのボトルなのですから・・・。

以前、未蒐集品の中の欲しいものベスト3を書きました。
今回はNo.2が入手できました。
残るは、No.1の一号ウヰスキーとNo.3のベアーニッカの
ポスター。
いつか入手できたらいいな。

夢にまで見た手吹きボトル。
このボトルにまつわる物語は、いかにも竹鶴政孝らしい物語。
大好きな逸話のひとつです。
ニッカのホームページに詳しく書かれていますが、その一部を
ご紹介します。
http://www.nikka.com/special/supernikka/bottle.html

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『スーパーニッカ ボトルへの想い』

「ウイスキーが熟成するまでに何年もかかる。これは娘が
大きくなれば嫁にやるのと一緒なのだから、立派な衣装を
着せてやりたい」。
最高のウイスキーには最高のボトルを。
竹鶴政孝は、夢と理想を追った酒、スーパーニッカの
ボトル製作を、以前から付き合いのあった各務(かがみ)
クリスタルに依頼している。

各務クリスタルは1934年、ニッカウヰスキーと同年に
創立されたガラス工房である。創業者の各務鉱三氏は青年時代、
ドイツに渡ってガラス工芸を学んでいる。
政孝がスコットランドから帰国し、日本でウイスキーづくりを
始めた頃である。ヨーロッパ体験が二人を意気投合させたのか、
政孝とはしばしば酒を酌み交わしたという。
1955年にはゴールドニッカのボトルを製作してもいる。

1962年、念願のスーパーニッカが完成し、これを収める容器を
探していた政孝は、あるとき各務クリスタルを訪れて、一本の
ボトルに目を留めた。
「パッと見るなり“これがいい”と、抱きしめて離さなかった」。
各務氏の片腕として活躍していたガラス工芸作家、佐藤潤四郎氏は、
かつてそう語っている。溶けたガラスに吹き竿を使って息を吹き込み、
一本ずつ手で完成させる手吹きのボトル。すらりと伸びた首と
柔らかにふくらんだボディ、容量もぴったり合っていた。
難点は手づくりゆえに量産できないこと。高価でもあった。
2級ウイスキーが300円台で買えた時代、ボトルの原価だけで
500円したというのだから、容器というよりひとつの工芸品と
いえた。手吹きゆえ口径が一本一本異なり、これまた手で作られた
ガラス栓とは、ひとつずつ擦り合わせる必要があった。ボトルと栓、
それぞれに番号がふられ、これが合致しないとぴたりと閉まらなかった。

やがて、機械によるボトル製造技術が発達し、スーパーニッカのボトルも
手吹きから機械吹きへと置き換わる。しかし、鶴を思わせる優美な姿は
変わらなかった。
このボトルのデザインについて問われた佐藤氏は、こう答えたという。
「だいたい壜(びん)というのは、放っといてもああいう形になるんですよ」。
ガラスに吹き竿で息を吹き込めば自然な球形が生まれる。そこから注ぎ口を
長く伸ばせばスーパーニッカのボトルになる。
自然が生んだ、繊細な造形。自然に育まれたスーパーニッカにふさわしい、
みごとな花嫁衣裳であった。

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お気に入りその452~鬼平犯科帳パート63

2010-05-26 12:43:33 | 鬼平

今回のお気に入りは鬼平犯科帳パート63、「オール讀物 特集号」です。

今年は池波正太郎没後20年なのですね。
「オール讀物」が久しぶりに鬼平特集号を出しました。
早く読みたくて新聞広告を目にしたその日に購入しました。

特筆すべきは逢坂剛と諸田玲子が書いた鬼平の短編。
逢坂剛の鬼平を読み終え、今は諸田玲子の鬼平を読んでいるところです。
池波正太郎になりきって書いてくれたとは思いますが、残念ながら
オリジナルのような贅肉をそぎ落とした名文の印象はありませんでした。

ただ逢坂剛の作品の書き出しにはうならされました。ち、近い・・・。
挿絵が中一弥ということも鬼平の空気感を盛り上げたのかもしれません。
ラストのアソビ心が微妙なところですが、全体的には合格点です。

諸田玲子の作品は限りなく女性視点で描いた鬼平で、これはオリジナル
とは全くの別物。
でもおもしろい試みで、これも合格点。

欲を言えばどちらも平蔵以外の馴染みのキャラを何人かでも登場させて
欲しかったです。
これを機会にいろいろな作家の鬼平を読んでみたいものです。
誰か企画してくれないかな。

そういえば今年は「鬼平犯科帳スペシャル 高萩の捨五郎」が6月18日に
放送されるとか。とっても楽しみです。

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お気に入りその451~旭山動物園

2010-05-24 12:59:15 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り

今回のお気に入りは、旭山動物園です。

昨日今年初めて旭山動物園に行ってきました。
開園より少し早めに着きましたが、次から次へ観光バスが到着し、
相変わらずの人気でした。

毎年この時期はペンギンが抱卵中で、一羽も泳いでいないことが
多かったのですが、この日は夏日だったせいか、3~4羽が泳いでいて
久しぶりに生の泳ぎを見ることができて良かったです。

そういえば口蹄疫の影響で、靴底を消毒してからの入場、エゾシカなど
偶蹄目の公開禁止などの措置がとられていました。
国内ばかりか海外からの観光客も多いのでやむをえない措置です。
北海道には肉牛・乳牛・羊などがたくさんいます。
宮崎県でさえあれだけ甚大な被害がでています。
これが日本の食料庫である北海道で広まると桁違いの被害になります。
何が何でも今、食い止めなくてはなりません。
非常事態宣言や自衛隊出動が遅すぎたことは、後で反省するとして、
今は今できる精一杯の対策を徹底し、早く終息させることが肝心。

それが悲しい思いをする農家・酪農家を少なくし、動物たちの無駄死にを
無くする唯一の道です。
一日も早い終息を祈ります。
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お気に入りその450~竹鶴政孝パート182

2010-05-21 12:26:09 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート182、琉球ニッカです。

昨日の晩酌は、琉球ニッカのスーパーニッカ。
オールドボトルコレクションの1本。
はじめて味わいましたが、まろやかで美味しかったです。
ストレートでスイスイいけました。

ウイスキーは海上輸送することでまろやかさが増すとか、
沖縄では主に米兵相手の販売なのでブレンドをスコッチ寄りに
しているとか聞いたことがありますがどうなんでしょうね?
以前マイルドニッカをニッカと琉球ニッカで飲み比べしたことが
ありましたが、製造年でもわずかずつ味わいが違うはずなので
本当のところはどうなのか、よくわかりませんでした。

話は変わりますが、キャップを開けるため、先にビニールの
カバーを切るとキャップに紙封が貼ってありました。
マイルドニッカにはありませんでしたので、初期のころの
ボトルなのかもしれません。
琉球ニッカは昭和36年から平成11年まで存在した会社ですが
昭和47年に沖縄が日本に復帰していますから、もしかしたら
復帰前のボトルなのかな、なんて考えながら古びた紙封や
ラベルを眺めつつ、ウイスキーを味わいました。

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お気に入りその449~竹鶴政孝パート181

2010-05-13 12:26:07 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート181、グラスです。

晩酌用のグラスを割ってしまいました。
この機会に以前知人の行きつけのバーで知ったグラスを購入する
ことにしました。
「リーデル・ヴィノム・シングルモルトウイスキー2客セット」
です。
知人はバーで知り、自宅でも使っているが、時々割るので予備を
常に用意しているとのこと。
私もそれにならい、2客セットにしました。
先日届きましたがまだ使っていません。
さて最初の一杯は、竹鶴17年でいきますか。

かつて竹鶴政孝が丹精込めてつくったウイスキーに手吹きボトル
という衣装を着せて送り出したように、味わうときもウイスキー
に似合いの衣装(グラス)を組み合わせることで雰囲気を楽しんで
います。

以下は商品説明の引用
=============================
1992年初頭、オーストリアにあるリーデルの本社にスコッチ
ウイスキーの専門家が集い、19種類のグラスのデザインを試験する
会合が開かれました。
最初の選択結果をもとに、ゲオルグ・リーデルはスコットランドの
蒸留業者の主任クラスの協力を得て、さらに研究を重ねました。
その結果、ステムは刈り込んで短くし、ボウルはアザミの花を
引き延ばしたようなデザインのグラスが誕生しました。
縁が軽く外側を向いた小ぶりなデザインは、最高品質のシングル
モルト・ウイスキーが甘みをもっとも強く感じる舌先に触れ、
本来の持ち味であるエレガントなクリーミーさが際立つよう
考えられています。
=============================
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お気に入りその448~山菜採り

2010-05-11 12:48:36 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、山菜採りです。

北海道もようやくお花見の時期を迎え、心待ちにしていた
山菜採りのシーズンがいよいよ始まります。

先日偵察に行ったらコゴミとエゾエンゴサクがすでに
シーズン真っ只中、セリはまだ早いといった状況でした。
今年は3月4月が寒かったので、山菜はきっと遅いだろう
と思っていたので意外でした。
雪解け水のプールがあちこち残る中に、50cmにもなった
コゴミの林があるなんて!

これなら楽しみにしているウドやアズキナも早めに偵察しに
行った方が良さそうです。
どちらも距離があり、何回もは行けないのでよく考えてから
行きたいと思います。

長い冬から開放されたこの時期はやりたいことがいっぱいあって
週間予報を見ながらのスケジュール調整が大変です。
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お気に入りその447~アバター

2010-05-08 12:03:18 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「アバター」です。

GW中に見ることができなかった最後のDVD、「アバター」を
見ました。
他の2作が期待はずれだったので、これもあまり期待せずに
見ましたが、とってもおもしろかったです。
ストーリーは「よくあるパターン」でしたが、映像がすばらしい。
もう一度最初から腰をすえて見たい作品です。

自分の中で評価が高いアイアンマンやスパイダーマン3より上、
スタートレックと同等クラスの久しぶりのヒット作です。

46インチの画面でもすごい迫力ですから、映画館のスクリーンで
しかも3Dだったらとんでもないでしょうね。

ラストは「2」の制作も有りと思わせます。
再び来襲するであろうエイリアン(地球人)に対抗するために
主人公はどんな準備をするのでしょう?
今回同様に自然との調和した世界であることを前面に出して、
「オール・オブ・惑星パンドラ」vs地球人という図式を大切にした
ストーリーだといいな。
ピンチのときは同化したシガニー・ウィーバーが知恵を貸して
くれたりして・・・。
「2」制作は聞いていませんが、勝手に楽しみにしています。

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お気に入りその446~ゴールデンウィーク②

2010-05-06 12:09:26 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ゴールデンウィーク②です。

GW中に予定していたDVDの内、「ATOM」と
「カールじいさんの空飛ぶ家」の2本を見ました。
「ATOM」はアトム誕生にまつわるアトムの心の動きを
原作に沿って描いた点は評価できると思いますが、盛り上がりに
欠けるストーリー展開。
今これをわざわざ制作したのは、手塚治虫ファンが没後20年を
記念して制作したかっただけのように思います。
星3つ/5つ中
「カールじいさんの空飛ぶ家」はストーリー的にはまあまあ
おもしろかったです。
ただしギアナ高地を舞台にしたシーンが映画の半分もあった
ようですが、スケールの大きさが描けていなくて残念でした。
作画スタッフが大勢で現地視察をしてきたはずなのに・・・。
「ニモ」で見せた海の広さや美しさの作画技術はどこへ?
星3つ半/5つ中

その他のGW予定に「輪行」がありましたが、電車の便数が
少なすぎて断念しました。
かわりに車載してちょっと遠くで自転車の小旅行を楽しみました。
妻がサドルに負けお尻が痛いと訴えるので、2日間でもわずかの
距離しか走れませんでしたが・・・。
それでも天気がよかったので日焼けで少しひりひりしています。
あまりに短距離過ぎてサイクリング関係の資料は参考になりません。
次に向けて短距離でも走りごたえのあるコースをいくつか検討したい
と思います。

今年は天候に恵まれ、アウトドアを満喫できた良いGWでした。
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お気に入りその445~ゴールデンウィーク

2010-05-01 12:39:19 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ゴールデンウィークです。

先ほどラジオのパーソナリティがDVDの紹介をしていました。
「ATOM」と「カールじいさんの空飛ぶ家」でした。
もうひとつ「アバター」を加えた3本をゴールデンウィークに
見ようと思い用意しています。
50歳のオジサンが見るDVDではない?
いいえ、楽しみにしています。

読書の方は「福翁自伝」を読み始めたところなので、連休中の
天気次第では一気に読み進むかもしれません。
今のところ晴れ続きの予報なので外出ばかりになり読書の
時間は余りとれそうにありません。
ちなみに「福翁自伝」には補足がたくさん加えられていて
案外と為になります。
例えば「藩」は幕府非公認だったって知っていましたか?
そのため公認されたのが「廃藩置県のとき」だったなんて
驚きですよね?

もうひとつゴールデンウィークに予定していること。
それは「輪行」です。
(自転車をたたんでバッグに入れてバス・電車で移動する)
折りたたみ自転車を誕生日に贈ったら妻が乗り気になって、
張り切って計画を進めています。
互いに運動不足なんだから余り無理をしないよう短い距離に
仕向けようと思います。

さぁて、満喫満喫。
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