今回のお気に入りは、動物化石10種セットです。
先日ヤフオクで「動物化石標本10種」が出品されていました。
いつかは手に取り観察したいと思っていた三葉虫の化石も入っていて10種で1000円とはお買い得!
試しに入札したらそのまま落札してしまいました。
到着後ひとつひとつを手に取りじっくり観察しています。
中でも三葉虫、直角貝、古代イカの殻、アンモナイト、古代サメの歯はずっしりと重く、いかにも化石を手にしていると実感できます。
また二枚貝に似ているのに全く別の種である腕足動物に属する化石が2種入っていて、その再現図に興味津々。
これまで気まぐれな買い物は失望の方が多かったですが、今回はまぐれ当たり。
満足感がとても高かったです。
いつかは手に取り観察したいと思っていた三葉虫の化石も入っていて10種で1000円とはお買い得!
試しに入札したらそのまま落札してしまいました。
到着後ひとつひとつを手に取りじっくり観察しています。
中でも三葉虫、直角貝、古代イカの殻、アンモナイト、古代サメの歯はずっしりと重く、いかにも化石を手にしていると実感できます。
また二枚貝に似ているのに全く別の種である腕足動物に属する化石が2種入っていて、その再現図に興味津々。
これまで気まぐれな買い物は失望の方が多かったですが、今回はまぐれ当たり。
満足感がとても高かったです。
以下は付属ラベルの簡単な解説文にいろいろ調べて補足した自分用のオリジナル解説メモです。
文章をまとめながら気づいたのは①から⑩にかけて地質年代の古い順に並んでいたこと。
いくら地質年代に不案内とはいえ気づくのが遅すぎ!と自分にがっかり。
でも化石について調べていろいろなことがわかってくるのはとても楽しいです。
近頃は化石の図鑑が一冊くらいあってもいいかな、なんて考えています。
文章をまとめながら気づいたのは①から⑩にかけて地質年代の古い順に並んでいたこと。
いくら地質年代に不案内とはいえ気づくのが遅すぎ!と自分にがっかり。
でも化石について調べていろいろなことがわかってくるのはとても楽しいです。
近頃は化石の図鑑が一冊くらいあってもいいかな、なんて考えています。
(動物化石標本10種セット 大江理工社) 解説メモ
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①カリメネ
Calymene
産地 モロッコ
カリメネは大型で5億年前の三葉虫。
※5億年前 → 古生代カンブリア紀(5億4100万年前~4億8540万年前)
三葉虫は節足動物に属し、最初に目を持った動物。
古生代(5億4100万年前~2億5190万年前)全体に生息したが、前期が全盛時代で
その後は魚類や頭足類の出現で衰えていった。
海底の泥の中の有機物や海草のようなものを食べ、脱皮を繰り返して成長した。
4mmに満たないものから70cmに及ぶものまでいた。
②ビルゴセラス
Virgoceras sp オウムガイ亜綱 Orthocerida
古生代シルル紀(4億4380万年前~4億1920万年前)
産地 Tindohf,Basin,Morocco
オルソセラスとしての解説ばかりだったのでそちらを引用する。
チョッカクガイ(直角貝)ともいわれオウムガイやアンモナイトの仲間で
殻がまっすぐのタイプ。
たくさんの隔壁に仕切られていて中央に体管が通っている。
Virgoceras sp オウムガイ亜綱 Orthocerida
古生代シルル紀(4億4380万年前~4億1920万年前)
産地 Tindohf,Basin,Morocco
オルソセラスとしての解説ばかりだったのでそちらを引用する。
チョッカクガイ(直角貝)ともいわれオウムガイやアンモナイトの仲間で
殻がまっすぐのタイプ。
たくさんの隔壁に仕切られていて中央に体管が通っている。
③キルトスビリファー
Cyrtospirider sinensis 腕足動物スピリファー目
古生代デボン紀(4億1920万年前~3億5890万年前)後期
産地 中国広西省六景
中国では海燕の化石と考えられており「石燕」と呼ばれていた。
生きた化石と呼ばれるシャミセンガイの祖先。
どちらも見た目と違い軟体動物の貝ではなく独立した種・腕足動物に分類される。
Cyrtospirider sinensis 腕足動物スピリファー目
古生代デボン紀(4億1920万年前~3億5890万年前)後期
産地 中国広西省六景
中国では海燕の化石と考えられており「石燕」と呼ばれていた。
生きた化石と呼ばれるシャミセンガイの祖先。
どちらも見た目と違い軟体動物の貝ではなく独立した種・腕足動物に分類される。
④カニニア
Caninia torquia
四放(四射)サンゴ目 Stauriida
古生代石炭紀(3億5890万年前~2億9890万年前)後期
産地 Brown Co Texas
最初に出現したサンゴ類。
オルドビス紀からペルム紀まで生息したが、石炭紀に最も繁栄した。
円筒形の殻の内側にある隔壁が4または4の倍数になっている。
Caninia torquia
四放(四射)サンゴ目 Stauriida
古生代石炭紀(3億5890万年前~2億9890万年前)後期
産地 Brown Co Texas
最初に出現したサンゴ類。
オルドビス紀からペルム紀まで生息したが、石炭紀に最も繁栄した。
円筒形の殻の内側にある隔壁が4または4の倍数になっている。
⑤リンコネラ
Rhynchonella decorata Schlots
腕足動物有関節綱リンコネラ目
中生代ジュラ紀(2億0130万年前~1億4500万年前)中期 Bathonian
(Bathonian → 1億6830万年前~1億6610万年前)
産地 Charlevilles,France
二枚貝に似ているが後部にある肉茎で海底の岩などに付着していた。
Rhynchonella decorata Schlots
腕足動物有関節綱リンコネラ目
中生代ジュラ紀(2億0130万年前~1億4500万年前)中期 Bathonian
(Bathonian → 1億6830万年前~1億6610万年前)
産地 Charlevilles,France
二枚貝に似ているが後部にある肉茎で海底の岩などに付着していた。
⑥ペリスフィンクテス
Perisphintes Sp
アンモナイト目 Perisphinctaceae
中生代ジュラ紀(2億0130万年前~1億4500万年前)後期 Oxfordian
(Oxfordian → 1億6350万年前~1億5730万年前)
産地 Ron,South France
この時代の示準化石だそう。
化石セブンさんというネットショップで一番しっくりくる説明を
していたので引用する。
「ゆる巻きアンモナイトで、狭く連続した肋が特徴」
Perisphintes Sp
アンモナイト目 Perisphinctaceae
中生代ジュラ紀(2億0130万年前~1億4500万年前)後期 Oxfordian
(Oxfordian → 1億6350万年前~1億5730万年前)
産地 Ron,South France
この時代の示準化石だそう。
化石セブンさんというネットショップで一番しっくりくる説明を
していたので引用する。
「ゆる巻きアンモナイトで、狭く連続した肋が特徴」
⑦モササウルス プラテカルプスの歯
Plitecarpus sp.
中生代白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)後期
海鰐類と呼ばれる海生トカゲ
白亜紀に現れ、全世界に分布を広げた。
モササウルスの仲間で肉食の爬虫類。
体長は4~5mでモササウルスの1/3ほど。
産地 Ovep-Zem Morocco
Plitecarpus sp.
中生代白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)後期
海鰐類と呼ばれる海生トカゲ
白亜紀に現れ、全世界に分布を広げた。
モササウルスの仲間で肉食の爬虫類。
体長は4~5mでモササウルスの1/3ほど。
産地 Ovep-Zem Morocco
⑧ベレムニテラ(ベレムナイト)
Belemnitella mucronata
頭足類矢石
中生代白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)後期 Upper Campanian
(Campanian → 8350万年前~7060万年前)
産地 Hannover Deutschland
軟体動物の頭足類であるイカに類似しており、コウイカの近縁らしい。
体の後部から先端にかけて矢じりのような殻を持っていた。
それだけが化石となったため矢石(やいし)と呼ぶことがある。
Belemnitella mucronata
頭足類矢石
中生代白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)後期 Upper Campanian
(Campanian → 8350万年前~7060万年前)
産地 Hannover Deutschland
軟体動物の頭足類であるイカに類似しており、コウイカの近縁らしい。
体の後部から先端にかけて矢じりのような殻を持っていた。
それだけが化石となったため矢石(やいし)と呼ぶことがある。
⑨ヌンムリテス(ヌムリテス、貨幣石)微球型
Nummlites gizehensis Forkal
有孔虫類 Rotaliina 亜目 Rotaliacea
新生代古第三紀始新世(5600万年前~3390万年前)
産地 Calders,Barcelona,Spain
単細胞生物である有孔虫は微化石が多い中、ヌムリテスは直径1~2cmの
ものが多く、ときには10cmmに及ぶことがある。
円盤状でぐるぐる巻いた殻をもつことから和名は貨幣石。
Nummlites gizehensis Forkal
有孔虫類 Rotaliina 亜目 Rotaliacea
新生代古第三紀始新世(5600万年前~3390万年前)
産地 Calders,Barcelona,Spain
単細胞生物である有孔虫は微化石が多い中、ヌムリテスは直径1~2cmの
ものが多く、ときには10cmmに及ぶことがある。
円盤状でぐるぐる巻いた殻をもつことから和名は貨幣石。
⑩ラムナ
Lamna sp
ネズミザメ目ネズミザメ科
新生代古第三紀始新世(5600万年前~3390万年前)
産地 Sidi-Daoui Morocco
現代のネズミザメ科は大型のサメが多く、代表格はホオジロザメ。
歯の特徴として鋸歯が無く刺すことを目的にしている。
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Lamna sp
ネズミザメ目ネズミザメ科
新生代古第三紀始新世(5600万年前~3390万年前)
産地 Sidi-Daoui Morocco
現代のネズミザメ科は大型のサメが多く、代表格はホオジロザメ。
歯の特徴として鋸歯が無く刺すことを目的にしている。
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