鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2330~緑内障

2024-03-28 12:53:03 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回はお気に入りではなく、心配事の緑内障です。

先日薬が切れそうになったので眼科に行ってきました。
もらってきたのは緑内障の目薬3種。
併せて視力検査、眼圧検査、視野検査、眼底検査をした上で医師に定期診断していただきました。
それによると症状は進行していないとのこと。
完治を目指す治療ではなく、進行を少しでも遅らせる治療という方針ですから良い結果と言えます。
その後、最近気になっていた左目の不調について相談しました。
左目だけで本を読むと1行の内にあちこち見えない字があって読みづらいのです。
素人なりにネットで調べた結果、加齢黄斑変性という病気を併発しているのではないかと心配しましたが、医師の答えは簡単なものでした。
緑内障の視野欠損が周辺部の場合は気にならないもの。
私の場合は左目の正面部分にも欠損があるのでそれが気になるのでしょう、というものでした。
なるほど。
確かに緑内障は視界のどこが欠けても不思議ではありません。
医師が眼底写真を見た上で診断したのですから納得です。
逆に別の病気を併発していなくて良かったと一安心しました。

母は治療が遅れたため緑内障で片目を失明しました。
私は幸いにも早期発見することができたので、これからも視神経の延命治療を続け、できるだけ視野を確保し続けたいと思います。

みなさん、緑内障は他人ごとではありませんよ。
20人に1人がかかる失明原因第1位の病気なのです。
視野の欠損は片眼で見ないと判りませし、見え方のゆがみは格子図を見ないと判りません。
両目で見ていると片目の見えないところを脳が補正するため、かなり悪化するまで気づきません。
少しでも心当たりがある方は眼科の受診をおすすめします。

別件ですが、役職定年で給料が大幅に下がったため、保険の見直しをしようと担当者と相談しました。
契約から30年目ということで特約のひとつが今年無くなり、来年65歳で本契約まで払い終わるそうなので、一気に楽になることがわかりました。
他の1本で70歳払い終わりというのがあり、それを半額ほどの保険に入りなおす提案がありましたが、6年前に緑内障であることが発覚したことを話すと入り直しができないか、入れても大きく制限がかかるとのこと。
それならあと6年払い切るしかないと判断しました。

改めて緑内障が重大な病気であることを実感しました。
失明に至る病気なのに、現代医学をもってしても治療法がなく、延命措置しかないというのですから。










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お気に入りその2329~石集め

2024-03-23 12:58:03 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、石集めです。

蛍光鉱物や化石などを少しコレクションしています。
最近その仲間に加わったのが①鍾乳石と②アンモライト。
以下、自分への記録としてこれらの石について書き残します。

①鍾乳石
昨年5月、名著「洞窟にいどむ 秋吉台三億年の歴史を探る」を興味深く読んだことは、このブログに書きました。
それから少しずつ成長するという鍾乳石に魅力を感じ、その年輪?を間近に鑑賞して時の流れを感じたいと思っていました。
写真の石は、北海道の当麻鍾乳洞でみやげ物として売っていたものだそうです。
断面がきれいに研磨されているため、しっかり年輪が確認できます。
1cm成長するのに100年ほどかかるそうです。
この石の層の厚みは10㎝ほどありますので、1万年かけて成長したものと思われます。
家族にとってはただの石コロですが、私はこういうモノにロマンを感じるのです。

②アンモライト
「開運ナンデモ鑑定団」という番組でアンモライトが登場して驚くほどの高額鑑定が出たことで興味を持ちました。
アンモライトはアンモナイト化石が美しく変質したもので、カナダ産のものは公式に宝石として認められています。
写真の石はメルカリで購入しました。
ヤフオクやメルカリは信頼度の低いものが多数出品されているので、購入前に出品者を確認しました。
出品者は天然石を加工してアクセサリーをハンドメイドで製作している方で、たくさんの天然石やアクセサリーを出品していました。
これなら出品者を信頼できると判断し、安心して購入しました。
届いたのはアクセサリーに加工したくなるような美しい石。
これがアンモナイト化石の変質したものなのですね。
8mm×15.8㎜ととても小さいけれど柄が大きめなので存在感があり素敵です。
こんなに小さくても美しいのですから、丸ごとアンモナイトの姿をしたアンモライトはさぞ美しいことでしょう。
機会があったら丸ごとをぜひ鑑賞したいものです。

その他メモ
・本品はカナダ産のアンモライトのトリプレットルース
金茶色・グリーンの輝きが綺麗、サイズは8mmx15.8mmx2.2mm
・アンモライトの美しさはイリデッセンス効果によるものであり、それは光を当てた際に物質内の構造により多色の乱反射が起こり、表面や内部に虹色のような多色の輝きが生じることに起因する
・アンモライトはアンモナイトの化石の表面にアラゴナイトが付着したもので、アラゴナイトの層の厚さの違いによって赤や黄色、緑色、紫色などに色彩が変わる
・アンモライトはカナダのアルバータ州でのみ採掘される希少な宝石で、1981年に宝石として認定された

以上、「1万年かけて出来た石」と「化石と宝石の両方の顔を持つ石」。
どちらもとても安価でコレクション入りしてくれました。
小さな満足の宝箱。
どれも小さいのでもう少し入りそうです。

※前に収集していたウイスキーボトルや絵本、図鑑などに比べると場所をとらずとても助かっています。



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お気に入りその2328~竹鶴政孝パート309

2024-03-18 12:49:53 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート309、ウイスキーと風の味です。

「ウイスキーと風の味」はニッカウヰスキーの3代目マスターブレンダーである佐藤茂生さんが2023/6に出した本です。

内容紹介を引用します。
=====
本書は、1920年に竹鶴政孝がウイスキーの製造技術を習得し、日本に帰国してからの日本におけるウイスキーづくりの歴史を辿るとともに、ジャパニーズウイスキーの品質力を高めるためのブレンダーとしての創意工夫を1冊にまとめました。
=====

著者とは5年前のマイウイスキーづくり・上級者コースで同じテーブルになり、お話をお聞きしたことがあります。
実直そうな外見にたがわぬ語り口で、まさに職人・技術者というオーラを感じました。
本書は著者の人柄通り実直な文章が並んでいます。
不思議だったのは、あちこちでデジャブを感じたこと。
きっと竹鶴政孝とニッカウヰスキーに関する本をいろいろ読んできたせいだろうと思っていましたが、当ブログを著者名検索して驚きました。
2015年に著者の自叙伝が北海道新聞に11回にわたり連載されており、それを読んでいたのです。
デジャブではなく、かつて実際に読んだ文章と重なる部分があちこちにあったのでしょう。

さて本書には酒税改正に振り回されるウイスキー業界の姿が丁寧に紹介されています。
逆風の中で必死に創意工夫を重ねる姿が印象的です。
モノからコトに着目したマイウイスキーづくり企画もそのひとつ。
また逆風の中でも品質にこだわり続けてきたその先に、シングルカスク余市10年で世界一という勲章を得ることもできました。
さらに「品質のニッカ」というこだわりから社内に反対が多かったノンピートウイスキーへの挑戦。
これはハイボール人気も相まってブラックニッカクリアブレンドの大ヒットにつながりました。
ナルホド、ナルホド。
ジャパニーズウイスキーの歴史をニッカウヰスキー側から丁寧に描いた教科書のような著作です。
これはニッカ社員必読ですね。

後半はウイスキー製造の教科書です。
ウイスキーの熟成について、官能試験について、樽の材質の変遷についてなど、ウイスキーのウンチクが山ほど書かれています。
ウイスキー通、ニッカ通を自任している私ですが、このボリュームではとても頭に入りきらないので2度、3度と読みたいと思います。
バーテンダーが毎日使える実用書です。

そして最後に自身の経歴をさらりと書いています。

せっかく買ったのに1年近く寝かしていたことを後悔するくらい素晴らしく中身の濃かったです。
ウイスキーを深く知りたい方には必読書ですよ!










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お気に入りその2327~ドボン鍋

2024-03-13 12:50:46 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ドボン鍋です。

先日、妻のリクエストでしばらくぶりにドボン鍋を作りました。
作り方は超シンプル。

①キャベツ1玉を4つ切りする
②ちょうど入る鍋に入れる
③キャベツとキャベツの間にコーンビーフを押し込む
④ニンニクをスライスして入れる
⑤塩をふる
⑥キャベツがほぼ浸るくらい水を入れる
⑦固形コンソメを入れる
⑧10~15分ほど煮ると出来上がり

我が家は柔らかくて甘いのが好きで15分煮ました。
最近血圧が気になるため塩を少し控えましたが、コショウをかけて美味しくいただきました。
妻が「無限に食べれる」と喜んでくれて、結局2人で9割がた食べてしまいました。
少し大きめのキャベツだったので驚きです。
このドボン鍋、もともとはクッキングパパのレシピらしいです。
材料や作り方がシンプルで、短時間に作れちゃうのでアウトドア料理に最適です。
まだ試していない方はぜひお試しを。

(おまけ)
キャベツが箸でほぐれない場合は包丁で切れ目を足してください。
なお材料の分量はクックパッド様で調べるとすぐにわかります。

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お気に入りその2326~ときめくフクロウ絵図鑑

2024-03-05 12:25:37 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ときめくフクロウ絵図鑑です。

北海道新聞の図書紹介コーナーを楽しみにしています。
広いジャンルを紹介しているだけに、購入までいたる本は少ないですが、久しぶりに1冊購入しました。
それは先日直木賞を受賞して話題になった河崎秋子さんのコラムで紹介していた本です。
河崎さんといえば直近の直木賞受賞作「ともぐい」に代表される骨太作品の作家です。
彼女のがっちりした体格と鋭い目つきも骨太作品に重なります。
以前読んだ「土に贖う」も骨太の作品でした。
また積読中ではありますが「清浄島」もそれを期待して購入した作品です。

ところが先日のコラムでは河崎さんの何ともかわいらしい一面を知りました。
紹介した本のタイトルがまず意外。
「ときめくフクロウ絵図鑑」
フクロウが大好きな方が日本のフクロウ全11種と世界の珍しいフクロウを絵と文章で紹介している本です。
ある日河崎さんが窓の外を見ると変わった鳥がいることに気づきます。
しばらく見ていると「ホ、ホウ」という鳴き声が聞こえ、フクロウと判ったそうです。
という書き出しから本書の紹介が始まりました。
著者が若いころからのフクロウ好きだけに絵が上手なこと、フクロウのうんちくに溢れていることなど、興味を掻き立てられました。
ましてや私は博物画の図鑑を愛し、多少コレクションしている者でもあります。
これは読むしかない。
早速注文しました。
本を開くと、想像以上にたくさんのフクロウ画が!
いろいろなポーズ、表情のフクロウが種別ごとに描かれています。
これはすごい。
いつまでもフクロウ画を描いていたいというフクロウ愛あふれる一冊です。
また文章については予想通りフクロウのうんちくがたっぷり。
そのいくつかを忘れないように書き留めます。

・フクロウの古語はツク。ミミズク、コノハズク、アオバズクの名はそこから。
・日本のフクロウは全11種。留鳥だけでなく渡り鳥もいる。(夏に渡ってくる)夏鳥、冬鳥どちらもいる。
・アオバズクは青葉が茂るころに渡ってくることからそう呼ばれている。
・シロフクロウはハリーポッターで有名になった。ただ全身白いのはオスだけ。
・フクロウの耳は左右で位置が違い、獲物の位置を正確にとらえることができると聞いていたが、本書によるとそれは聴覚優先の種に限り、視覚優先の種は左右同じ位置にある。さらに個体によっても差があるようだ。
・フクロウが驚くべき角度まで頭の向きを変えるために、頭に送る血液を溜める袋がある。
・フクロウはまだ飛べないときに巣離れし、その後も親の保護下で独り立ちできるまで養育される。まだ飛べないフクロウを見つけてもそのままにすること。連れ去って育ててもエサの捕り方を知らないため森に帰しても生きていけない。


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