鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1244~絵本2冊②

2016-08-31 12:17:57 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、絵本2冊②です。

大人におすすめする絵本として紹介されていた2冊です。

①「終わらない夜」
セーラ・L. トムソン・著、ロブ・ゴンサルヴェス・画
内容紹介
=====
想像してごらん。
誰もいない廊下の奥から不思議な電車がやってきて、あなたを冒険の旅へつれだしてしまう、そんな夜を…。
カナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスがえがく、眠りとめざめのあいだの時間。
想像力にみちたイラストレーションが、見るものを奇妙な世界へさそいこむ。
=====

本書の原題はたしか「IMAGIN」。
つまり「想像してごらん」。
こっちの方がジャストミートだと思うのですが・・・。

もし、ふわふわの雪の一角がふわふわのふとんで、そこに誰かが眠っていたら・・・。
もし、ふとんのパッチワーク模様が広大に広がる畑のパッチワーク模様に続いていたら・・・。
もし、おもちゃの列車のレールに本物の列車が走ってきたら・・・。

有り得ないと一笑に付すことは簡単。
でも子どもの想像力を伸ばし、創造力につながるように導くことは大切。
本書をヒントに、大人と子どもが一緒に想像力を高める遊びをしたらいかがでしょうか?
たとえば、エッシャーの不思議絵を子どもと一緒に細部までながめるのも面白いと思います。
「りんごかもしれない」と同じ想像力養成絵本です。

②「ルピナスさん 小さなおばあさんのお話」
バーバラ・クーニー・著・画
内容紹介
=====
ルピナスさんは、海をみおろすおかのうえにある、小さないえにすんでいます。
いえのまわりには、あおや、むらさきや、ピンクの花が、さきみだれています。
ルピナスさんは小さなおばあさんですが、むかしからおばあさんだったわけではありません。
世界中を旅行しましたし、「世の中を美しくする」ためにステキなことを思いつきました。
この絵本は一人の女性の人生の輝きを、ルピナスの花に託して、静かに語りかけてくれます。
バーバラ・クーニーは、板に水彩絵の具で描き、色えんぴつでアクセントをつけるという独特な画法で、詩情あふれる物語世界を作りあげています。6歳から。
=====

ルピナスさんの幼少期から今に至るまでの半生が描かれています。
幼いルピナスさんは、おじいちゃんと「世の中を美しくする」ことを約束します。
そして時は移り、幼いころのルピナスさんにそっくりな孫娘は、ルピナスさんと同じ約束をします。
ああ、人の一生ってこうしてつながっていくのでしょう。
そして「世の中を美しくする」ことを目指すって素晴らしい・・・。
そんなことをふっと考えるが決して押し付けない、とても穏やかな絵本でした。

大人の心をも魅了する絵本の世界。
これからもしばらくの間、いろいろな絵本を楽しもうと思います。

これまでいろいろな趣味を持ちましたが、読書は筋の良い趣味です。
一般書籍や絵本は何冊でも古本屋さんが引取ってくれます。
その本の面白さを他の誰かと共有することになるかもしれないってことを想像すると何だかわくわくします。
これって最低でもオールドボトル蒐集では味わえない感情です。

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お気に入りその1243~セレスティーヌのクリスマス

2016-08-29 12:26:38 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、セレスティーヌのクリスマスです。

最近はまっているガブリエル・バンサン。
たくさん出ているくまのアーネストおじさんシリーズの中から「セレスティーヌのクリスマス」を選びました。

セレスティーヌの仕草がたまりません。
自分の希望を通すためにおねだりする、駄々をこねる、喜ぶ、不安がる、傷つく、満足する。
まさに百面相です。
特にアーネストがサンタに変装したことに気づかずアーネストを探すシーンがお気に入りです。
セレスティーヌを抱き上げ、私の顔に見覚えがないかい、と優しく語りかけます。
アーネストと気づき、不安から解放され、思わず抱き着くセレスティーヌ。

素敵なシーンは他にもたくさん。

また、安易にものを買わないという著者のポリシーが前面に出た作品でもあります。

ツリーは森で調達。
皿やカップ、布地はゴミ捨て場で調達。
プレゼントはセレスティーヌの描いた絵。
料理や衣装はアーネストの手作り。

アーネストのヴァイオリンとセレスティーヌの歌。
二人のダンス。
アーネストの昔話。
手作りクリスマスは、招かれた子どもたちにとって最高の思い出になりました。

決して贅沢な料理や高価なプレゼントがなくても素敵なクリスマスになる、というバンサンの声が聞こえるようです。

ああ読んで良かった!
素晴らしい一冊でした。
くまのアーネストおじさんシリーズはここまで、と思っていましたが、他の作品も読みたくなりました。




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お気に入りその1242~さかなのなみだ

2016-08-26 12:20:58 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、さかなのなみだです。

今年テレビでさかなクンのドキュメントを観ました。
大好きな魚のことをみんなに知って欲しい、という熱意に溢れるさかなクン。
足首をねんざするくらいオーバーアクションなさかなクン。
睡眠も食事も移動時間に、と大忙しのさかなクン。
TVチャンピオンの頃から知っているさかなクン。
クニマス発見で大手柄だったさかなクン。

そのさかなクンが書いた「さかなのなみだ」を読みました。
彼の幼少期のいじめ体験、そしてメジナのいじめ行動について書かれています。
平易な文章ですが、新聞で大きな反響があったことが理解できる内容です。
いじめ問題のある学校・会社・地域の子どもから大人まで読んでもらいたいです。

=====
ちいさなカゴの中で誰かをいじめたり、悩んでいてはいけない。
外には楽しいことがたくさん。
広い空の下、広い海へ出よう。
=====

心に沁みる良い言葉です。

さかなクンの真っ直ぐな心を尊敬します。
そしてさかなクンのような子を育てた親御さんを尊敬します。


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お気に入りその1241~須崎忠助

2016-08-24 12:53:11 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、須崎忠助です。

「北海道主要樹木図譜」という図譜について以前書きました。
19年もの長い年月をかけて完成した美しい図譜。
完成のわずか2年後に亡くなった絵師(技師)の名は須崎忠助。
そのドラマチックなサイドストーリーから、その名を鮮明に記憶していました。
他に描いた作品があればぜひとも鑑賞したい、と思っていました。
しかし彼は道庁の技師であり、一般の絵師ではありません。
「北海道主要樹木図譜」以外には作品といえるものは無いだろう、と勝手に決めつけていました。

ところが先日偶然に「須崎忠助植物画集」という本があることを知りました。
2016/6/1の発行だそう。
早速購入しました。

AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
『北海道主要樹木図譜』の画工・須崎忠助による所在不明であった植物画60点が、100年の時を経てよみがえる。
色、形状などが精密に描かれており、その正確さ、美しさは、樹木図譜と対をなす図譜の原画ともいえる。
歴史学、植物学、芸術の観点からの解説を付す。
=====
90年の時を経て甦る『北海道主要樹木圖譜』の画工・須崎忠助の未発表植物画59枚・92点。
=====

サブタイトルは「大雪山植物其他」。
大雪山、利尻、礼文、樺太などの植物の細密画がたっぷり鑑賞できます。
「北海道主要樹木図譜」のようにきちんと仕上げられた作品ではなく、図鑑制作に向けた原画のようです。
こういうものも遺していたんだ、と感慨深く鑑賞しました。

その後に掲載されていた解説には、さらに驚かされました。
19年もの年月をかけて描かれたといわれていた「北海道主要樹木図譜」の植物画。
須崎忠助の著書によると1~5年で描かれたらしいのです。
えっ、本当?
描いた本人が言っているのですから本当なのでしょう。
だからといって「北海道主要樹木図譜」の価値が下がるということもありません。
今回は単に、何らかの事情で実現しなかったもうひとつの図譜の原画を鑑賞することができた、ということに満足しましょう。

そしてもう一冊、須崎忠助の植物画の掲載された本があることを知り、そちらも購入しました。
「北海道薬用植物図彙」工藤祐舜著、須崎忠助画、1988年1月発行。
北海道大学出版の内容紹介を引用します。
=====
「北海道主要樹木図譜」のコンビが大正6年に創った,線画による北海道初の薬用植物図鑑.
薬用となる野生の植物100種を収録,その形態・産地・薬効等を解説する.
和・漢・洋を問わず広い分野から採録したその鑑識眼は,今でも色褪せないものがある.
=====

こちらは巻頭に彩色画3枚の他は全てペン画です。
須崎は「北海道主要樹木図譜」制作のため全道各地を歩いた時、何度も怪我や病気をし、地元住民に分けてもらった民間薬で助けてもらった経験から、和漢薬だけでなくアイヌを含めた民間薬の薬草のスケッチを描いていたそう。
「北海道主要樹木図譜」の余暇に描いたと書いています。
ペン画は牧野富太郎を連想させる細密なもので、決して片手間に描いたラフなものではありません。
まさに「北海道主要樹木図譜」に通じる観察眼と写し取る手業の見事さに感嘆!
大正10年に発行され、昭和63年に復刻され、現在は廃刊という本書に巡り合えてうれしかったです。

ちなみに題名の「図彙」が読めなかったので調べました。
おそらく「ずい」と読むようです。
彙は「あつめる」という意味。

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お気に入りその1240~半身揚げ

2016-08-22 12:44:49 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、半身揚げです。

鶏の半身揚げがお気に入りです。
お腹のぜい肉が気になり、遠慮気味ですが、時々無性に食べたくなります。

以前、友人から「クリスマスのごちそうはケンタッキーフライドチキンより小樽「なると」の半身揚げ!」と聞いたのが半身揚げにハマったきっかけ。
これは友人宅の子どもたちのリクエストだそう。
子どもの舌は「ブランドより味」でしょうから信用できます。
早速小樽まで買いに行きました。
評判通り、実に美味しかった!

その後「なると」の半身揚げは人気を呼び、札幌でも買えるようになりましたが、今は別のお店の半身揚げにハマっています。
そのお店とは、札幌市北区の「味処やまきよ」です。

今回「食べログ」の写真をお借りしましたが、やっぱり写真だけでは店の違いが判りませんね。
一度食べ比べてください。
「なると」より美味しいです。
あくまで個人的な好みですが・・・。

「やまきよ」のは、揚げたてアツアツも美味しいですが、翌日冷めたのを食べても脂っこくなくて美味しいです。
きっといい油を使っているのでしょうね。
また手羽の先や肋骨などのよく揚がっている部分をバリバリ食べるのも美味しいです。

車で買いに行って、出来上がりを待つ間のワクワク感。
そしてテーブルの上で袋を開いた時に立ちのぼる香りが最初のごちそう。
アツアツを手づかみでバラし、ジューシーなお肉を味わう満足感。
これにビールがあったらもう最高。

女性や子どもには半身は多いので、翌日用に取り分けましょう。
また違った美味しさを味わえます。
ぜひご賞味あれ。

ただし残念ながら、この愉しみはアツアツが冷めない距離にお住まいの方限定です。
悪しからず。


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お気に入りその1239~セレスティーヌ

2016-08-19 12:50:12 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、セレスティーヌです。

ガブリエル・バンサンの「セレスティーヌ」を読みました。
副題は「アーネストとの出会い」です。

「くまのアーネスト」シリーズよりずっと前、おしゃまなセレスティーヌがまだ赤ちゃんだった時のお話です。

AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
ある日、くまのアーネストはごみ箱の中で赤ちゃんねずみを見つけて連れ帰り、セレスティーヌと名づけて、精一杯の愛情を注いで育てます。
ふたりの運命的な出会いを描く超大作のデッサン絵本
=====

赤ちゃんのセレスティーヌを連れ帰ったアーネスト。
怪しまれて警察に連れていかれたり、セレスティーヌが入院したり。
その内まわりも理解し、古着のプレゼントが置いてあったり。
セレスティーヌは片目を開け、両目が開き、ハイハイを少しするようになり、アーネストを見て微笑むようになります。
こうして二人の物語は始まったのですね。


本書の見返しがお気に入りです。
はじめの見返しには、まだ目が開いていないセレスティーヌ百態
最後の見返しには、目が開いた後のセレスティーヌの百態。
とても愛くるしくて、ひとつひとつ丁寧に鑑賞しました。
百態スケッチは北斎漫画の世界を真似たと思います。

(おまけ)
本書には小冊子が付いていました。
読み応えがあったので目次だけご紹介します。

1995年1月「ガブリエル・バンサンの絵本世界」

「ガブリエル・バンサンを訪ねて ~ベルギー」 茉莉アントワーヌ
「おんなごころを描く」 森比左志
  ジェラシー / くどき / 純愛のこころ / 世話女房ぶり
「バンサンさん讃」 今江祥智
「動かしたい」 手塚治虫
「寂しい響きが・・・」 矢野顕子
「ジンときた!」 佐野元春
「愛に満ちた温かい線描」 山下明生




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お気に入りその1239~あめのひのピクニック

2016-08-17 07:51:27 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「あめの ひの ピクニック」です。

ガブリエル・バンサンの「くまのアーネストおじさん」シリーズの1冊。
デッサン絵本でない絵本は初めてでした。
AMAZONの内容紹介を引用します。
=====
ピクニックの当日、どしゃ降りの雨で悲しむセレスティーヌを見て、アーネストは雨のなかでピクニックをすることを思いたちます。
レインコートに傘をさし、おべんとうや果物をたくさんもって……、ふたりは最高にすてきなピクニックを楽しみました!
=====

セレスティーヌが可愛らしいですね。
明日のピクニックを楽しみにして眠りにつく姿。
朝、雨で行けないことに駄々をこねる姿。
雨の中、ピクニックに行くことに決まり喜ぶ姿。
どれをとってもいいですね。
仕草も表情も。
どのシーンもセレスティーヌの感情がよく伝わります。
我が子の幼かったころを思い出しました。

ピクニックの最後に起きた事件も素敵です。
負を前向きに捉えることで、良い方向に変えることができるという教訓がサラッとしていていいですね。

他の作品も読みたくなりました。






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お気に入りその1238~ガブリエル・バンサン

2016-08-15 12:46:20 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ガブリエル・バンサンです。

ガブリエル・バンサンの絵がお気に入りです。
すべてを描かずに表現する表現方法は日本画に通じます。
このあたりが日本にファンが多い理由でしょうか。

「アンジュール」はたまりませんでした。
犬好きだから。
絵本「ナビル」で少年ナビルがピラミッドへの旅で大きく成長する姿はそれはそれで感動的でしたが、「アンジュール」の感動には及びませんでした。
これだけの作家ならもっと他にも魅力的な作品があるはず。
そのすべてを読むことはできないが、ガイドブックのような本で全容を知りたい。
そう思って読んだのが、今江祥智・著「絵本作家ガブリエル・バンサン」。

これはバンサンの絵本に携わった人たちによるファンブックのようなもの。
そこには、著者・今江祥智や落合恵子など、初期の作品に触れた人々による絶賛の声が載っています。
その後、彼らの働きかけで作品を知った手塚治虫など多くの人々が魅了されていったことが書かれていました。
そして地元の出版業界の商業主義によりバンサンの作品が出版されなくなったことを知り、今江たちが働きかけ「ナビル」や「ヴァイオリニスト」が日本でのみ出版された、という感動秘話も知ることができました。
そしてそして「くまのアーネストおじさん」シリーズの素晴らしさを知ったことも大収穫でした。
このシリーズは子ども向けだと思い、最初から読む対象から除外していましたが、くまのアーネストとねずみのセレスティーヌの素敵な関係を知り、すぐに「あめの ひの ピクニック  くまのアーネストおじさん」と「セレスティーヌ」を注文しました。

その他にも気になる作品がたっぷり。
「たまご」「裁判所にて」「老夫妻」などのデッサン絵本も気になるところですが、今は何と言っても「くまのアーネストおじさん」シリーズ。
先ほど注文した2冊の他にも「あの夏」「セレスティーヌのおいたち」が気になっています。
まずは先の2冊が届いてから、どうするかを考えたいと思います。




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お気に入りその1237~竹鶴政孝パート268

2016-08-12 12:49:00 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート268、オールドボトルのご紹介②です。

趣味の蒐集とは悩ましいもので、陳列スペースをはるかに超えてもオールドボトルの蒐集は続きました。
おかげで部屋は陳列棚3台の他に保管箱が山積みでした。
リフォーム工事を良い機会ととらえ、思い切って棚を2台にしました。
そのため多くのボトルたちには、地下室で眠ってもらうことになりました。
せっかく買っても眠らせるだけとは、家族が呆れるのも当然・・・、我ながら困った趣味です。
今お読みのみなさんも同感と思いますが、前回に引き続きもう1台の陳列棚をご紹介します。
朝ドラ「マッサン」より前から竹鶴政孝とニッカウヰスキーにぞっこんだったおやじの棚をご覧ください。

上段前列左から
・一号ウヰスキー(復刻版) → 1984年、創業50周年記念、非売品
・シングルカスク余市1997 → 2012年、C.W.ニコル来日50周年記念のサインボトル
・ザ・ニッカウヰスキーピュアモルト35年 → 2004年、創業70周年記念、高い香りの名品
              経年の黄ばみまで再現した竹鶴ノートが付属
・マスターブレンダーズブレンド12年 → 2004年、創業70周年記念ボトル4本セットの1本
・竹鶴17年ピュアモルト → WWA2015にて「ワールドベスト・ブレンデッドモルト」を受賞

上段後列左から
・ヘーゼルバーン8年(現代もの) → 1920年、摂津酒造在籍中、竹鶴ノートの実習先
・サントリー白札(復刻版) → 1929年、寿屋在籍中、日本初のウイスキー
・シングルモルト余市1984 → 2004年、20年貯蔵のヴィンテージウイスキー
・シングルカスク余市21年 → 2007年、「ウイスキーライブ東京」向けのボトリング

中段前列左から
・竹鶴(磁器) → 1976年、仙台工場2期工事竣工記念、非売品、竹鶴を冠した最初のボトル
・ピュアモルトホワイト → ヨーロッパ仕様のミニボトル
・ロングモーン(現代もの) → 1919年、政孝の実習先、ミニボトル
・スーパーニッカ突起ボトル → 1970年、ミニボトル、スーパーニッカ二代目、肩章ボトル
・スーパーニッカ突起ボトル → 180ボトル、ラベル違い、三代目への移行期?
・ニッカポケットびん → 緑色の栓式ボトル、ガラスに泡が混入、底の仕上げが粗雑で自立できない

中段中列左から
・摂津酒造ポケットびん → 詳細不明、本格ウイスキー製造を目指し政孝を留学させた
・サントリー白札ポケットびん → 1929年、当時物、裏の写真の技師は政孝か?
・一号ウイスキーポケットびん → 1940年、角びんと同じデザイン
・スペシャルブレンドウイスキーポケットびん → 1950年、2号ウイスキー?
・ニッカウヰスキーポケットびん → 詳細不明

中段後列左から
・スーパーニッカ突起ボトル → ラベル表示Nikka、前期ものと思われる
・スーパーニッカ突起ボトル → ラベル表示Super、後期ものと思われる
・ピュアモルトブラック、レッド → 1984年、ミニボトル、ショットグラスとセット

下段前列左から
・スーパーニッカ古地図ボトル → 琉球
・スーパーニッカ古地図ボトル → 中国
・スーパーニッカ古地図ボトル → 九州
・スーパーニッカ古地図ボトル → 四国
 ※このシリーズでは他に世界地図のボトルが余市に展示されている

下段後列左から
・ブランデーXO → リタボトル
・絵画ボトル → ゴッホ、アルルの跳ね橋
・絵画ボトル → スーラ、グランド・ジャット島の日曜日の午後

この棚は多少乱雑です。
まずは竹鶴政孝とニッカウヰスキーの歴史に関わるボトルを並べました。
次にとても美味しかったボトルを並べました。
特に晩酌の主役だった竹鶴17年は、今は入手困難で、ついつい「昔は良かった・・・」と思ってしまいます。
最後にデザインが気に入ったボトルや美しいボトルを並べました。










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お気に入りその1236~竹鶴政孝パート267

2016-08-10 12:23:16 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート267、オールドボトルのご紹介①です。

リフォーム工事の間、陳列していたオールドボトルはすべて地下室に保管しました。
今回は、工事が終了し、新たに陳列し直した棚をご紹介します。
久しぶりに竹鶴政孝の人生やニッカウヰスキーの社史に関する資料に目を通しながらボトルを選定し並べました。
その作業自体がとても楽しかったです。

上段前列左から
・林檎汁 → 1935年、大日本果汁、ウイスキーを寝かせている間の稼ぎ頭
・アップルワイン → 1938年、大日本果汁、ウイスキーの出荷までもう少し!
・一号ウヰスキー → 1940年、ついに完成! 竹鶴夫妻の夢が実現
・ニッカウヰスキー大丸びん → 1945~1950年、大日本果汁
・ニッカウヰスキー丸びん → 1945年、大日本果汁
               これを「第一号ウヰスキー丸びん」と書いたポスターもある

上段後列左から
・角瓶ウイスキー → 1951年、3級、新角びん
・丸びんニッキー → 1956年、新二級丸びんウヰスキー
・ニッカ一号ブランデー → 1940年、奥山儀八郎の原画のラベル、XO白のラベルの元
・ニッカアップルワイン → 詳細不明、奥山儀八郎の原画のラベル
・ニッカアップルワイン → 詳細不明、奥山儀八郎の原画のラベル

中段前列左から
・スーパーニッカ(初代) → 1962年、亡きリタに捧げる政孝ブレンド、手吹きボトル
・ブラックニッカ(陶器) → 1962年、西宮工場落成記念、ローリー卿初登場
・鶴(磁器) → 1976年、仙台工場2期工事落成記念、政孝最後のブレンド

中段後列左から
・ブラックニッカ(初代) → 1956年、ローリー卿以前
・ホワイトニッカ → 1968年、ブラックニッカ1000円の兄貴分として1200円で発売される
・オールドニッカ → 1969年、仙台工場落成記念
・ゴールドニッカ → 1955年、前期は手吹きボトル

下段前列左から
・サントリーエクセレント → 1986年、山崎蒸溜所初代ポットスチル、政孝初製作
・余市蒸溜所1号ポットスチル型ボトル → 1971年、余市蒸溜所で販売されていたらしい
・シングルカスク余市10年 → 2001年、ウイスキーマガジンのベスト・オブ・ザ・ベスト第1位獲得

下段後列左から
・スペシャルエイジ → 1974~1982年、余市キルン塔
・ベヤーニッカ → 1957年、キャップ形状が熊の頭
・ハイハイニッカ → 1964年、初代黒文字“HiHi”、政孝の晩酌銘柄

朝ドラ「マッサン」では、さすがに寿屋(サントリー)や大日本果汁(ニッカウヰスキー)などの社名や現実に販売されたボトルを映し出すことはできませんでした。
しかし余市のキルン塔、山崎や余市のポットスチルなどは映像に入っていたと思います。
オールドボトルに興味がない方は、それらをかたどったボトルを見てドラマを思い出してはいかがでしょうか?


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