鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその118~謎の円盤UFO②

2006-09-30 20:20:27 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、謎の円盤UFOパート2です。

オンラインのDVDレンタルショップから「謎の円盤UFO vol.1」が届きました。
子供の頃に観たきりでとても懐かしく、ワクワクしながら第1話、第2話を観ました。
1970年のテレビシリーズということで特撮シーンは当然それなりでしたが、ストーリー展開が小気味良いほど速くて驚きました。
アメリカでヒットしたテレビドラマ「ER」「CSI」のような忙しいほどのストーリー展開とまではいきませんが、最近の日本のドラマよりもずっとスピーディにストーリーが展開していきます。
「ER」「CSI」の作り方を観て「ドラマをおもしろくするのは脚本の力が大きい」ということを思い知らされたつもりでいましたが、その下地は「謎の円盤UFO」の頃にすでにあったのですね。

先ほど「特撮シーンはそれなり」と書きましたが、名作「サンダーバード」を制作したスタジオで制作されたドラマです。UFO、ムーンベース、スカイダイバーなどなど登場するミニチュアモデルの作りはやっぱり絶品でした。きっと「海洋堂」のような素晴らしい造形集団をかかえていたのでしょうね。

そういえば子供の頃に謎だったことが、今回ひとつ解決しました。
それは、なぜインターセプター3機のミサイルが当たらないUFOにスカイワン1機のミサイルが毎度当たるのか・・・という疑問です。
答はUFOの移動スピードにありました。宇宙空間では捕捉困難な超高速で移動しているUFOも大気圏突入後はマッハ5程度にスピードを落としているから、というのが理由でした。
なるほど! うまい設定だと感心しました。

このDVDはvol.5まであるそうなので、子供の頃に気付かなかったところをいっぱい見付けられることを楽しみにしながらDVDの到着を待つ事にします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその117~竹鶴政孝30

2006-09-29 08:27:20 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート30、琉球ニッカマイルドです。

晩酌のお供は「竹鶴17年」と決めていますが、ここのところ「ブラックニッカ12年」「スーパーニッカプレミアム」と続けて浮気しています。
先日、浮気ついでにニッカマイルドで晩酌を始めました。
このウイスキーは琉球ニッカから25年前に販売されたものだそうです。
これを味わってみたところ、残念ながら、先の3種類のウイスキーに比べ一段落ちるように感じました。
先の3種類が抜群に美味しいためにそう感じたのかもしれません。
本社の「マイルド」と違い沖縄で寝かせた分、一層マイルドに仕上がりますから、味わいのコントラストが低減してそう感じたのかもしれません。
・・・・・
いろいろ考えてみましたが最終的にはニッカのウイスキーの「美味しさ」が年々進化しているため、25年前に抜群に美味しかったウイスキーが凡庸に感じられるようになってしまったのではないかと考えました。
それが正しいか間違っているかはわかりませんが、そう考える事でこのウイスキーの味わいがニッカの歴史を追体験しているようで、とても意味のある事に思えてきました。

身勝手なファンの勝手な思い込みです。聞き流していただければ幸いです。

それにしても余市のハードなモルトが一滴も入っていないであろうウイスキーを飲むのは久しぶりなので、名前以上にマイルドに感じます。まるでカティサークを飲んでいるようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその116~日本ハムファイターズ②

2006-09-28 13:45:51 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、日本ハムファイターズです。

やったーーー!! レギュラーシーズン1位決定! ばんざーい!
日ハムおめでとう。そしてありがとう。
ヒルマン監督、小笠原、新庄、稲葉、森本、ダルビッシュ、八木、田中賢介、セギノール、マイケル・・・繰り返し言います。みんなおめでとう。本当にありがとう。
とくにシーズン最後の方の勝ちっぷりは見事でした。シビレました。
新庄の引退セレモニー、ビールかけも感動しました。

今シーズンは、新庄の引退以外に、田中幸雄の2000本安打達成があと18本で届かなかったこと、駒苫の田中君をドラフトで逃したことが残念でしたが、それ以外はビッグイヤーになりました。
ビッグイヤーの仕上げは、プレイオフでパ・リーグ優勝を決め、日本シリーズを制することです。
解説者の大方の予想では優勝経験がない分、日ハム不利の声が多いですが、駒苫の「逆境においても決してあきらめず強い気持で立ち向かう」姿を思い出して試合に臨めば、夢の実現に近づくはずです。
がんばれ、日本ハムファイターズ。

プレイオフ、日本シリーズが今から待ち遠しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその115~鬼平犯科帳30

2006-09-27 14:15:13 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート30、丹波哲郎です。

先日丹波哲郎が亡くなり霊界へ帰りました。
新聞、テレビで生前の出演作をいろいろ紹介していましたが、鬼平犯科帳で二代目鬼平を演じたことについては触れられませんでした。
先代松本幸四郎や二代目中村吉右衛門のシリーズに比べ評判が良くなかったようですからしょうがありません。
丹波哲郎のように大雑把な演技しかできない役者が、鬼平を演じるのには無理があったのではないでしょうか。
原作や脚本が良くてもミスキャストでは成功しない良い例だと思います。

丹波哲郎は吉右衛門の鬼平シリーズ「老盗の夢」にゲスト出演し「蓑火の喜之助」を演じていましたが、同じ役を「血頭の丹兵衛」では島田正吾が演じていました。
演技の詳しいところはわかりませんが、かたや迫力だけの役者、かたや名優という風にずいぶん違って見えたものです。

死者に砂をかけるような辛口の評価ですが、「死んだらみんな良い人」というのがちょっと嫌なだけです。
殺された若い女性はみんな「美人」、死んだ役者はみんな「名優」・・・そんな訳がないだろぅ、そう思いませんか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその114~謎の円盤UFO

2006-09-25 18:54:00 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「謎の円盤UFO」です。

「TUTAYA DISCAS」というオンラインのDVDレンタルショップを利用しています。
先日「謎の円盤UFO」シリーズのレンタルが始まったことを知り、早速予約しました。
1970年に放映されたSFシリーズでとてもおもしろかった記憶がありますが、DVD-BOXを何万円もかけて購入していいかどうかは迷うところでした。
こういう時、レンタルは内容確認ができていいですね。
昨年大好きだった「特攻野郎Aチーム」がDVD化されたときも購入を検討し、レンタルで数本観て購入を中止した経緯がありました。
DVD-BOXは高価な買物です。昔の記憶だけではなく、レンタルで冷静に判断しようと考えています。

それにしても「謎の円盤UFO」は懐かしいですね。
当時、本当に大好きで毎週楽しみにして観ていた記憶があります。
今、気がついたのですが、ナレーションの前半を今でも暗記していました。
「1980年すでに人類は地球防衛組織SHADOを結成していた。SHADOの本部はとある映画会社の地下深く秘密裏に造られ・・・」
驚きです。小学生の時、意味もわからず口伝えで暗記したナレーションがスラスラ出てきたのですから・・・。
ただこの体験は初めてではありません。
「ルパン三世」の「俺の名はルパン三世、かの名高き怪盗ルパンの孫だ。・・・」
「宇宙大作戦」の「宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア・・・」
などなど。言葉の意味は当時、わかっていなかったはずですが今でもスラスラと出てきます。
これって、アニメソングを今でも歌えることと同じなのもしれません。

「謎の円盤UFO」のレンタルDVD、早く届かないかな。子供の頃のようにワクワクしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその113~竹鶴政孝29

2006-09-22 19:32:20 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート29、ブラックニッカ12年です。

ブラックニッカ12年は、「ひげのウイスキー」ブラックニッカ誕生40周年記念限定商品です。
単純ですが、安くて美味しい!
すでに多くの店で完売し、入手が困難になってきています。

それもそのはず、このブラックニッカ12年は、余市蒸溜所、宮城峡蒸溜所で12年以上貯蔵熟成したモルトと、カフェ式連続蒸溜機で蒸溜した12年以上貯蔵のカフェグレーンを絶妙なバランスでブレンドした贅沢な贅沢な限定製造ブレンデッドウイスキーなのですから・・・。

「ブラックニッカ」は、昭和40年に発売されました。
イギリスから導入したカフェ式連続蒸溜機によるグレーンウイスキーを日本で初めてブレンドした本格的ブレンデッドウイスキーとして発売され、以来40年にわたって「ひげのウイスキー」として親しまれており、今回のアニバーサリー企画になりました。

ただ正確には「ブラックニッカ」の誕生は今をさかのぼること50年前、昭和31年です。
当時まだカフェ式連続蒸溜機は導入されていませんでしたので、本格的ブレンデッドウイスキーとはいえませんでした。
そこのところには一切触れず、あくまでカフェグレーンでブレンドしてからの年数でアニバーサリー企画を組むところが、本物志向のニッカらしくていいですねぇ。

ボトルデザインもアニバーサリーらしく素晴らしい出来です。
つや消しの黒いボトルに「ブラックニッカ」のロゴマークを直接プリントし、「キングオブブレンダーズ」をタイル状に加工した高級感あふれるラベルを貼ってあります。

ボトルの中身はあと半分。ニッカのアニバーサリーを祝いながら今夜もグラスを傾けるとしますか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその112~ONE PIECE

2006-09-21 22:55:31 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、漫画「ONE PIECE」です。

私、いい歳をして結構漫画好きです。
週刊少年ジャンプと月刊少年マガジンを娘のために、と言いつつ買い続けています。
その中で一番お気に入りなのが「ONE PIECE」です。
10年近く連載が続き、もう43巻発刊されています。

ストーリーは単純な冒険活劇物です。
主人公ルフィが海賊王になるため仲間とともに「偉大なる航路(グランドライン)」に出て冒険を繰り返しながら目的の島を目指す物語です。
荒唐無稽な設定ながら、ルフィと仲間たちをはじめとする「夢を追い求める者たち」が感動的に魅力的に描かれています。

いまどきの子供たちは・・・などと苦言ばかり言っている、オジサン・オバサンに一度「ONE PIECE」を読んでもらいたいものです。
「いまどきの子供たち」が読んでいるこの本から色々な事が学べると思います。
たとえば、
 ・夢を描き、追うことの素晴らしさ
 ・目先のことにとらわれず真実を見通す澄んだ目
 ・愚鈍なほどに仲間を信じる真っ直ぐな心
 ・例え相手が巨大でも自分が信じた正しい道を貫く強い心

「たかが漫画」は生きる事の素晴らしさを描きながら、友情・勇気・信頼をテーマに読者の心を揺さぶり、感動の涙を呼びます。
こんな素晴らしい物語が「いまどきの子供たち」から支持されているのです。
子供たちの見る目は確かです。
漫画も案外捨てたモンではないんですよ。

自民党総裁選に出た麻生太郎さんも漫画大好き人間だそうで、親近感が沸きます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその111~鬼平犯科帳29

2006-09-20 08:56:40 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート29、「鬼平犯科帳」Who's Who パート3です。

「鬼平犯科帳」Who's Who からこれまでに2度引用させていただきました。
つい最近も引用させていただきましたので、当分別の話題でいこうと思っていましたが、9月18日付のWho's Whoハイライトだけはどうしても感想を述べたく、またまた引用させていただきました。

表題は「平蔵の練達の人あしらい」。
池波正太郎が描く鬼平は見事な人心掌握術をみせますが、実在の平蔵も人心掌握術に長けていたことがこの研究からうかがえます。
いつもに増してこれ程までに調べ上げ感服するばかりです。
詳細は本文を読んでいただくとして、論旨は次の通りです。

----------

その1。町役人が逮捕者を役宅へ連れて行くと、煙草や茶をふるまって休息させ、蕎麦の出前までとってくれた。

その2。平蔵は「十手をみだりに抜かないように」と組の者へ申しつけ、拷問もほとんどやらなかったため、「町奉行所の手にかかるよりも、慈悲深い長谷川さまの手にかかりたい」と自首してきた盗賊までいた。

その3。新聞もテレビもなかった時代に、平蔵は密偵たちにいいつけて、自首した盗賊への温情や十手の使用制限などを盗賊たちの耳へとどくように計った。

長谷川組の検挙率が平蔵の前後の火盗改メよりも抜群に高かったのをみても、平蔵の目論見はけっこう成功していたといっていい。

----------

情報戦略なんて言葉のない頃なのに、平蔵はまるで一休さんのような知恵者です。
その昔、ドイツでジャガイモが爆発的に普及した逸話を思い出しました。

寒冷でやせた土地ばかりのドイツで国民はいつも食料に窮していました。
王様はこの地でも栽培が可能なジャガイモを一刻も早く普及させたいと考え、一計を案じました。
王様専用の広大な畑でジャガイモを栽培し、大きな立て札を立てたのです。
その立て札にはこう書いてありました。
「このイモはこの地でも十分育ち、しかもとても美味しいので、国民が食べるのを禁ずる」
するとどうでしょう。瞬く間にドイツ全土にジャガイモ栽培は広がり、食糧事情は改善されたのです。

これも人の心理をうまく突いた一種の情報戦略ですね。

これからも「鬼平犯科帳」Who's Who (http://onihei.cocolog-nifty.com/edo/cat5678244/index.html) で勉強させていただくのを楽しみにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその110~お好み焼き

2006-09-19 12:43:47 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、お好み焼きです。

先日、馴染みのお好み焼き屋に行きました。
聞けば先月、店を20日間も閉めて、広島・大阪・東京のお好み焼き屋を回ってきたとのこと。
その成果の新作メニューを早速食べさせてもらいました。
そのメニューは「ネギ焼き」。
広島風お好み焼きのキャベツを長ネギに替えたものです。
ご当地のオリジナルメニューにアレンジを加えたものだそうです。

中に入れる肉は数種類から選べるようになっており、マスターのすすめで「牛スジ」を入れてもらいました。

いや~、本当に美味しかったです。
一度にあんなに大量の「長ネギ」を食べる料理なんて初めてでしたが、「牛スジ」に大量の「長ネギ」って良く合うもんですね。
「長ネギ」が嫌いな人でもその美味しさに驚くのではないでしょうか。
ところで、一人前の「ネギ焼き」にはどれくらいの長ネギが入っていると思いますか?
答は3本!

新感覚の美味しさ、おすすめです。




(おまけ)
札幌市北区北19西3 (北海道大学近く)
お好み焼き 南路屋(なんじや)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お気に入りその109~竹鶴政孝28

2006-09-16 14:26:21 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート28、谷村新司「昴」です。

松尾秀助著「琥珀色の夢を見る」を読み直しました。
谷村新司が竹鶴政孝を語っている場面で、「鑑真」「天平の甍」など私のお気に入りのキーワードが次々出てきました。なんだかうれしかったので、ちょっとご紹介します。

----------

(昭和55年に「新スーパーニッカ」のテレビ・コマーシャルに)起用された谷村新司は「昴」を作詞作曲し、この歌自体が彼の代表作になった。アリスを解散して独立していた谷村は、コマーシャルソングは絶対作らないと断ったが、なぜ変心したのか? 谷村はこう書いている。
「私は最初、ニッカさんからコマーシャルソングを依頼された時、竹鶴政孝さんの「私の履歴書」を読ませて頂きました。竹鶴さんが、本物のウイスキーづくりを目指してスコットランドに渡られた時の気持は、私が本物のシンガーソングライターになろうとして、アメリカに渡った時の気持と、ピッタリと重なりました。そこで出来たのが「昴」です。(後略)」
映画「天平の甍」に関わって中国にいた谷村は、むかし苦労して中国へ行って苦学した留学生や難破にもめげず日本にやってきた鑑真の姿を重ねて読んだに違いない。

----------

谷村新司の代表作である名曲「昴」は、「竹鶴政孝が本物のウイスキーづくりを目指してスコットランドに渡った」その姿を想い浮かべて作られたのですね。

果てしない人生という名の荒野に果敢に立ち向かい歩みはじめた男、その男の顔は今まで鑑真だったり谷村だったり自分だったりしましたが、今回このエピソードを知り、若き竹鶴政孝の顔が強く重なりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする