鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその144~竹鶴政孝37

2006-10-31 14:13:19 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート36、トークセッション②です。

昨日トークセッション「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」に行ってきました。
お目当ては何といっても、パネラーのひとりニッカウヰスキーの竹鶴威相談役です。
ニッカファンとして竹鶴相談役に間近にお目にかかれる機会に恵まれるなんてとても光栄なことで、遠足前の小学生のように朝からソワソワしていました。
当然のように開場時間より相当早く着いてしまい時計を気にしながら時間をつぶし、受付開始とともに会場前列を目指しました。
会場ではまだ打合せが行われていて、その中になんと竹鶴相談役もいました。 感 激 !

相談役はまもなく退場しましたが、それまでの数分間、失礼なこととは思いましたがジロジロ見てしまったこと、お許し下さい。
係の方に撮影OKの確認がとれたので中央席二列目に陣取り、開会を待ちました。
開会の挨拶、基調講演のあと、待ちに待った竹鶴相談役が登場するトークセッションです。
コーディネーター北海道大学の石森氏に続きパネラー3氏が登場しました。
北海道知事の高橋はるみ氏、北海道環境財団の辻井氏、そして竹鶴相談役です。
1時間ほどの短いトークセッションということもあり、一言一句聞き漏らさない体勢をとりつつ、シャッターチャンスも逃さない、という離れ業を成功するために、デジカメを撮影モードと録音モードに切り替えつつ忙しく使いながら、目と耳はほとんど竹鶴相談役に釘付けでした。
竹鶴相談役のお話は竹鶴政孝の誕生、留学、結婚、寿屋時代、余市時代と続き、最後に世界最高賞獲得で締めくくられました。
お話の中には、ホームページや関連書籍等で目にしたことがない逸話もあり、とても収穫の多い、幸せなひと時でした。

トークセッションが終わり帰宅するとぐったり疲れた自分に気が付きました。
よほど神経を集中していたのでしょう。子供のようで我ながら呆れました。

今回の収穫である逸話については次回書きたいと思います。
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お気に入りその143~鬼平犯科帳37

2006-10-28 15:19:08 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート37、「隠し子」です。

平蔵の亡き父の隠し子、腹違いの妹お園が登場する「隠し子」がお気に入りです。
原作では長編「炎の色」の中で登場しますが、TVと劇画では独立した「隠し子」という作品になっています。
原作では、お園は根津権現の裏で三坪の居酒屋を切りまわしています。歳は三十、男知らずの大女で、白粉も紅もつけぬのに色白の、小股の切れ上がったいい女として描かれています。
劇画では登場後レギュラーになり、酒好き・男勝りの性分・同心小柳の愛妻というキーワードで、素性を隠す平蔵や久栄らを振り回しています。
TVではお園は一回限りの登場で「美保純」が演じています。原作の設定とは違い、大柄でも色白でもありませんが、天涯孤独にもかかわらず身を売らずひとりで生き抜いてきた強い女性という設定にはうまいキャスティングだと思いましたし、演じている美保純も好演していたと思いました。
とくに自分の店の客足が土地の顔役の嫌がらせにより途絶えても屈しない根性の座りかたや、飲み過ぎの客を蹴飛ばしてでも帰す豪快さという平蔵と同じ血を感じさせる大切な部分に限ってみれば、美保純はハマリ役だったと思います。
旗本の血が流れているのだから気高さが感じられる場面があっても良いのではないか・・・という方もいるとは思いますが、旗本と商人、農民の血に違いがあるとは思えず、持って生まれた性分のみが血縁を感じさせる・・・というTVのキャスティングで正解だと思いました。

鬼平遊歩道の人気アンケートでは993票中4票でファンの支持がほとんどない「隠し子」ですが、私のお気に入りの一本です。

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お気に入りその142~北海道の野球人気1

2006-10-28 10:15:15 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、北海道の野球人気①です。

この3年間で北海道の野球人気は大きく変わりました。
それは皆さんご存じの通り、日本ハムファイターズと駒大苫小牧の活躍によるものです。
今回は先日、日本シリーズ優勝を果たした日本ハムファイターズの人気がどう上がっていったかを思い返してみたいと思います。

3年前、日本ハムファイターズがホームを札幌に変えるとともに、新庄が入団しました。
全国ネットのTVが新庄のパフォーマンスをおもしろがってずいぶん放送してくれましたが、北海道での日ハムの人気はなかなか上がりませんでした。
北海道はジャイアンツファンが圧倒的に多い上、試合を球場に見に行く習慣がほとんどなかったからです。
日ハムは新庄ばかりに頼らず球団が一丸となって地道にファン作りを始めました。
迫力を増すため札幌ドームの外野のフェンスを取り外したり、来場客を選手がハイタッチで出向かえたり、試合終了後の疲れた体でホームラン競争やファンとの交流会をやったり、はてはヒルマン監督が道民や企業相手に講演会をやりギターをかかえ歌まで披露するサービスぶり・・・。
先日の日本シリーズ優勝後、日ハム人気は新庄一人のおかげのような薄っぺらな報道ばかりが目立ちますが、本当はこういう地道な活動が実を結んだのです。

ただ今年の人気急上昇に関しては確かに新庄引退宣言が「引き金」になりました。
新庄が引退する前に一度でいいから札幌ドームで日ハムの試合を観たい・・・というのが野球にあまり興味がなかった道民の偽らざる気持だったと思います。
実際札幌ドームに行ってみると、巨大で綺麗な球場で繰り広げられる熱戦とパフォーマンスに感動した上、応援の中で選手との一体感を強く感じて一気にファンになり、その感動はまるでドミノ倒しのように次々周りに感染していきました。
札幌ドームの入場者数は日増しに増えていき、9月後半からはほとんどの試合が満員に近い状態になりました。
これだけのファンが球場を揺らせて応援するのです。選手が燃えないわけがありません。
そのおかげか、レギュラーシーズンの1位通過を決めた試合も、パ・リーグ優勝を決めた試合も、日本シリーズ優勝を決めた試合もすべて札幌ドームで決めました。
まさにファンと選手が一体になった優勝でした。
最終試合の記録、入場者数4万2千人、瞬間最高視聴率73.5%がその盛り上がりを裏付けます。
さぞかし相手チームはやりづらかったことでしょう。

こうして選手たちはファンに後押しされ強くなりましたが、チーム内部にも強くなる要因がありました。
ヒルマン監督は若手を上手に育て、ベテランをうまく乗せました。また今年からバントを重視し日米の野球の良い所をうまくミックスしました。
新庄はチームメイトをパフォーマンスに参加させ、ファンが望む選手のありかたをチームメイトに伝えたことで選手の方もファンとの一体感を強く感じることができるようになりました。さらに森本という後継者まで育てました。
高田ゼネラルマネージャーは親会社の素人からチームを守りました。いたずらに補強をさせず、若手やベテランに対し、頑張って成績を残せば2軍選手でも必ず1軍に上がれるという環境を作りチーム全体を活性化しました。
新庄、稲葉、森本の外野陣に代表される強力な守備力は、若いピッチャー陣にバッターに立ち向かう勇気を与えました。

こうしてすべての風は「人気絶頂=日本シリーズ優勝」へ吹いたのです。
選手や監督の去就が気になるところですが、一度築き上げられた日ハムと道民の絆はそう簡単に切れるものではありません。
道民の多くは来年の日ハムの試合を今からとても楽しみにしていることでしょう。

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お気に入りその141~竹鶴政孝36

2006-10-27 14:16:07 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート36、トークセッションです。

10月30日(月曜日)に、札幌で「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」というトークセッションが開催されます。
ニッカウヰスキー相談役 竹鶴威や北海道知事 高橋はるみ等をパネリストに迎え、「北海道から本物を生み出していこう」というコンセプトで、竹鶴政孝の生き方をモチーフにしたトークセッションを繰り広げる、という企画だそうで今からとても楽しみにしています。
今回は募集人数が限られており、抽選で選ばれたのは本当に幸運でした。
トークセッションの内容については来週改めてこの場でご報告しますので、ニッカファンの方は楽しみにお待ち下さい。


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お気に入りその140~日本ハムファイターズ③

2006-10-26 23:15:31 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、日本ハムファイターズパート3です。

今日、昼間に更新したブログを変更します。
昼間の内容は、後半に残すとして、まずは・・・。

やったーーー! 優勝だーーー!
ダル、稲葉、活躍ありがとう。
そしてご苦労様でした、新庄。君の涙は素敵でした。
君の育て上げた北海道のファンは、君が引退したあとも日ハムを応援し続けます。
安心して、新しい舞台にステップアップしてください。

日ハムへの入団会見で「これからはパ・リーグです」といってみたり、札幌ドームを満員する宣言をしてみたり・・・その全てを実現した上で、日本シリーズ地元優勝という派手な引退をとげました。
まったく凄い男です。本当に歴史的な一コマでした。
この瞬間に立ち会えた事、一生忘れません。
駒大苫小牧が甲子園で優勝したときも、こんな経験ができてうれしくて、ただただ「ありがとう」といいましたが、今回も同じ気持ちです。
新庄、そして日ハムの選手諸君、感動をありがとう。
来年も応援する事を誓うよ!


(今日、昼間に更新したブログ)

日本シリーズ第5戦、今夜の試合に優勝がかかっています。
試合開始が待ち遠しいです。
優勝イコールSHINJOの引退なので寂しいですが、これ以上無いはなむけです。がんばれダルビッシュ!

今年から日ハムファンになったにわかファンが差し出がましいようですが、平成16年版「燃えよドラゴンズ」を真似して、平成18年版「燃えよファイターズ」をつくってみました。メロディは同じですので、口ずさんでいただければ幸いです。

1.北の大空にこだまする
  戦士の雄たけび耳にして
  札幌ドームにつめかけた
  僕らをじぃーんとしびれさす
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

2.一番 ひちょりが初球ヒット
  二番 賢介送りバント
  三番 ガッツがタイムリー
  四番 セギノール ホームラン
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

3.五番 稲葉が 渋いヒット
  六番 SHINJO クリーンヒット
  七番 稲田が ヒットエンドラン
  八番 高橋 食らいつけ
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

4.九番 金子が 塁に出て
  一番 ひちょりにまたつなぐ
  一発強打の マーシアス
  ここで頼むぞ 田中幸雄
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

5.先発金村 気迫のピッチング
  武田久が 真っ向勝負
  武田勝 岡島だ
  MICHEAL 今夜もありがとう
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

5.エース勝負だ ダルビッシュ
  スーパールーキー 八木頼むぞ
  ベテラン建山 切り抜けろ
  押本 伊藤 トーマス
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

6.ベテラン中嶋 熟練リード
  若手鶴岡 積極リード
  飯山 紺田 すぐ行くぞ
  坪井 小田も 任せたぞ
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

7.監督ヒルマン 華麗な采配
  通訳岩本 重要な裏方
  育て上手なコーチ陣
  球場揺らす応援団
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

8.僕もあなたも願っている
  祈る気持ちで待っている
  それはひとこと優勝だ
  ヒルマン SHINJO 胴上げだ
  いいぞがんばれファイターズ
  燃えよファイターズ!

  がんばれ がんばれ ファイターズ
  燃えよファイターズ!
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お気に入りその139~鬼平犯科帳36

2006-10-25 15:03:17 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート36、甲斐智枝美です。

今年7月、元アイドルの甲斐智枝美が43歳の若さで急死、というニュースが流れました。
その後、死亡原因が首吊り自殺であり、その現場を見つけたのは長男だった、などショックなニュースも流れました。

彼女は結果的にあまり売れないアイドルでしたが、私のお気に入りアイドルベストスリーのひとりでしたので、そのニュースを聞いた時は密かに大きなショックを受けました。彼女が芸能界にいたころは結構気にして見ていたはずなのに、報じられる彼女の経歴のほとんどは覚えていませんでした。別れて何10年も経った彼女のこともこんなふうに忘れているんだろうなぁ・・・としみじみと考えさせられました。

さて、その甲斐智恵美が鬼平犯科帳にゲスト出演したのは、第2シリーズ第3話「白い粉」です。
平蔵の食事に毒を盛る板前の女房を好演しています。
左とん平と甲斐智恵美が夫婦役とは、驚きのキャスティングですが、遠島を申し渡された夫について聞かれ「お殿様には申し訳ありませんが、私のために仕出かしたこと。うれしく思います。」と答えるシーンは圧巻です。鬼平のテーマのひとつである「女というものは・・・」とか「人というものは・・・」を考えさせられる良いシーンです。
この撮影が行われた1990年に彼女は結婚・引退をしたわけですが、愛される女房の幸せな演技は私生活からきていたものかもしれません。
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お気に入りその138~死に花

2006-10-24 19:20:06 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、映画「死に花」です。

藤岡琢也が亡くなりました。
故人を語るコメントの中にジャズが好きだったという言葉が何人からも聞こえてきました。故人はプライベートでもジャズが好きだったんですね・・・。藤岡琢也演じるジャズが好きな老人源田が亡くなるシーンから始まる映画「死に花」をすぐ連想しました。

この映画、日本版「スペースカウボーイ」といっても過言では無い、とてもおもしろい映画でした。
平均年齢73歳の5人組が地下トンネルを掘って銀行の地下金庫から大金を強奪するというストーリーですが、そのメンバーときたら山崎努・宇津井健・青島幸男・谷啓・長門勇という個性的でパワフルな面々です。
「スペースカウボーイ」に近い設定だとはいえ、いずれハリウッドでもリメイクするのではないかと思うほど良くできた脚本だと思います。

ちなみに、この映画を語る上でどうしても声を大にして言いたいのは「宇津井健の新境地」についてです。
マジメなお父さん役が定番の宇津井健が天然ボケの3枚目という新たな役柄に挑戦をして大成功を収めているのです。この年齢にして新たな挑戦をするとは見事です。さらにいえば、高視聴率をマークしたTVドラマ「ごくせん」で演じたやくざの組長役も生涯初の役だったそうですが、どうみてもハマリ役で見事としかいいようがありません。

役者、宇津井健は今が旬です! お見事!
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お気に入りその137~竹鶴政孝35

2006-10-22 16:15:46 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート35、フロム・ザ・バレルです。

有田焼ボトルのフロム・ザ・バレルを買いました。
10年以上ぶりで味わいました。
フロム・ザ・バレルは、モルトとグレーンをブレンドし、再び樽で寝かせ、じっくりなじませてから加水せずに瓶詰めしているため、51.4度という高い度数です。
製法のポリシー通り、味わいもブレンドウィスキーにしては相当ハードです。
その重厚なコクは余市のハードなモルトをたっぷり使っていると思われ、ウイスキー初心者を相手にせず、ウイスキー通だけを対象に造られた硬派なウイスキーです。
久しぶりのこの個性的な味わい・・・美味しいです。

なお、なぜ有田焼ボトルかというと、趣味の陶芸の参考資料にするためです。
フロム・ザ・バレルと有田焼ボトルの組み合わせは私にとっては一挙両得です。
 
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お気に入りその136~田中酒造

2006-10-21 18:47:44 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、田中酒造です。

田中酒造は、札幌の隣町、小樽にある明治32年(1899年)創業の小さな造り酒屋です。
本店店舗は昭和2年建造、亀甲蔵は明治38年頃建造という古式ゆかしい建造物です。
銘柄は「寶川(たからがわ)」
有名な小樽運河の西端あたりの角から2軒目にあるこの小さな造り酒屋には10年ほど前、妻に誘われ通うようになりました。
私は「しぼりたて生原酒」、妻は「本みりん」、娘は「酒粕」がお気に入りです。
「しぼりたて生原酒」については、亀甲蔵が「四季醸造」を実現していることから、年間何回も行う「しぼり」のあとしばらく味わうことができます。北海道の冷涼な気候をうまく利用して年中「仕込み~しぼり」をすることにした社長のアイデアに脱帽です。おかげで微炭酸の利いたキレのある美味しいお酒が年中味わえます。(いつもあるとは限りませんが・・・)
「本みりん」については、造り酒屋で造っているだけあって、スーパーで売っている本みりんとは一味も二味も違うと妻のお気に入りです。買物の都度ポイントが付くポイントカードのネーミングも「通い帳」とシャレていてお気に入りです。
「酒粕」については、甘酒が大好きな娘があちこちの蔵元の酒粕で作って飲み比べた結果、非常に評価が高かったため買いだめをして冷凍保存しては使っています。また店員さんから、焼いた酒粕に味噌や醤油、砂糖やジャムをつける食べ方を教わりました。

「本当の地酒とは・・・北海道の米と水を用いて北海道の気候の中で造る日本酒である」という四代目当主(社長)の信念は立派です。
ニッカの創始者、竹鶴政孝の「本物を追求する信念」と同じものを感じます。
まだまだ無名な小さな造り酒屋ですが、永く応援したい店です。

みなさんも小樽におこしの際にはぜひお立ち寄りくださいますようお願いします。
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お気に入りその135~鬼平犯科帳35

2006-10-20 13:36:44 | 鬼平
今回のお気に入りは、鬼平犯科帳パート35、多々良純です。

10月1日、名脇役として活躍した多々良純の死亡記事が目に入りました。享年89歳。
多々良純は非常に多くの作品に出演していて、居るのが当たり前・・・というような役者だったので改めて考えてみたこともありませんでしたが、今思えばとても器用な役者だったように思います。
あれだけの数に出演していながら好々爺から悪党までを難無く演じたことは実は凄いことだったのではないでしょうか。
顔を見ただけで結末まで想像できるような役者が多い中で、脚本の色に見事に染まる彼の演技の幅の広さは、演出家にとって理想の役者だったのかもしれません。

新築地劇団では殿山泰司、千秋実が同期、宇野重吉の劇団民藝に参加していたこともあるとのこと。これだけ力のある役者たちと一緒にやってきたのなら当然と言えば当然ですね。

たしか鬼平犯科帳にも出演していたはず・・・と思い調べると3回出演していました。
 1回目 第2シリーズ 第11話 本門寺暮雪 白縫の伝八
 2回目 第5シリーズ 第5話 消えた男 六兵衛
 3回目 第7シリーズ 第5話 礼金二百両 谷善左衛門

彼には申し訳ありませんが、繰り返し観た「本門寺暮雪」の「白縫の伝八」役でさえどんな役だったか記憶が曖昧です。それだけ地味な脇役を主役陣が引き立つように器用に演じていたのでしょう。まるで空気のように存在を主張しないが絶対必要な存在です。
そういえば「チャングム」の主役イ・ヨンエは韓国では「酸素のような女優」と評されているらしいですね。ちょっと似ています。

ちなみに多々良という珍しい芸名に対して本名は・・・と調べると、田足井重二(たたらい しげじ)・・・もっと珍しい名前でした。

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