今回のお気に入りは、「エナガの一生」です。
エナガは日本最小クラスの小鳥です。
体重は7gほど。
スズメの1/3です。
北海道にはエナガの北方系亜種シマエナガがいます。
頭部全体が真っ白でつぶらな瞳がチャームポイント。
「雪の妖精」と呼ばれ、写真集がたくさん出ています。
帯廣神社のシマエナガみくじも大人気です。
体重は7gほど。
スズメの1/3です。
北海道にはエナガの北方系亜種シマエナガがいます。
頭部全体が真っ白でつぶらな瞳がチャームポイント。
「雪の妖精」と呼ばれ、写真集がたくさん出ています。
帯廣神社のシマエナガみくじも大人気です。
本書は厚いけれどほぼ絵本。
本家エナガの一生を読み、とても感動しました。
本家エナガの一生を読み、とても感動しました。
内容紹介を引用します。
=====
精密・繊細な絵柄で、あるエナガの一生をたどる。
あるエナガがうまれ、はばたき、命をつなぐ。
そんな「普通の野鳥」の生態を、丹念に描きました。
エナガのことをもっと知りたいあなたへ。
=====
精密・繊細な絵柄で、あるエナガの一生をたどる。
あるエナガがうまれ、はばたき、命をつなぐ。
そんな「普通の野鳥」の生態を、丹念に描きました。
エナガのことをもっと知りたいあなたへ。
【あとがきより】
―毎日のようにエナガの群れを追いかけては写真に収め、生態をつぶさに観察しているうちに、いつしか、「あるエナガの一生を物語にしたい」と思うようになりました。
鳥への愛にあふれる画家・萩岩睦美さんに描き下ろしていただくことで、魂を持った一羽のエナガがここに誕生し、たくましく育ち、恋をして子をなし、懸命に命をつないでゆく物語が完成しました。(松原)
―毎日のようにエナガの群れを追いかけては写真に収め、生態をつぶさに観察しているうちに、いつしか、「あるエナガの一生を物語にしたい」と思うようになりました。
鳥への愛にあふれる画家・萩岩睦美さんに描き下ろしていただくことで、魂を持った一羽のエナガがここに誕生し、たくましく育ち、恋をして子をなし、懸命に命をつないでゆく物語が完成しました。(松原)
―とにかく真剣に丁寧に愛情込めて描くことを心がけました。
リアルに、でもリアルすぎず個体のキャラクターを表現するというさじ加減に苦心しましたが、鳥好きと言いながらこれほど本格的に鳥の絵を描くのは初めてのことで、もうわくわくしっぱなし!
100ページを超える絵を描いている間中ずっと幸せな気持ちでいられました。(萩岩)
リアルに、でもリアルすぎず個体のキャラクターを表現するというさじ加減に苦心しましたが、鳥好きと言いながらこれほど本格的に鳥の絵を描くのは初めてのことで、もうわくわくしっぱなし!
100ページを超える絵を描いている間中ずっと幸せな気持ちでいられました。(萩岩)
【目次構成】
誕生
巣立ち
夏の大家族群
冬の小群
初めての巣作り
2度目の春
子育てに奮闘
3度目の春
命をつなぐ
=====
誕生
巣立ち
夏の大家族群
冬の小群
初めての巣作り
2度目の春
子育てに奮闘
3度目の春
命をつなぐ
=====
5つの卵から次々ヒナがかえり、エサをモリモリ食べ始めます。
そのまますくすく育つかと思ったら、ある日小柄なヒナが冷たくなります。
そして巣を出て不慣れながらも飛び方、えさの採り方、食べ方を学ぶ中で、一羽がアオダイショウに食べられてしまいます。
やがて主人公のエナガは独り立ちし伴侶を得て巣作りや子育てに奮闘します。
・・・というようにエナガの一生を、老いや死を含めて丁寧に丁寧に描いています。
伴侶を失った後の主人公の行動や死後の出来事がとても印象的。
ネタバレ防止で詳しく書きませんのでぜひ読んでお確かめください。
エナガが小規模ながらも社会性のある鳥であることを実感します。
だからこそついつい人の一生と重ね合わせて読んでしまいます。
まさに著者あとがきにある通り「懸命に命をつないでゆく物語」。
多くの子どもたちに読んでもらいたいのですが、残念ながらフリガナをふっていないため小学2、3年生がひとりで読むには難しいです。
イラストも正確なデッサンを元にしていてとても気に入りました。
エナガの画集としても楽しめます。
そのまますくすく育つかと思ったら、ある日小柄なヒナが冷たくなります。
そして巣を出て不慣れながらも飛び方、えさの採り方、食べ方を学ぶ中で、一羽がアオダイショウに食べられてしまいます。
やがて主人公のエナガは独り立ちし伴侶を得て巣作りや子育てに奮闘します。
・・・というようにエナガの一生を、老いや死を含めて丁寧に丁寧に描いています。
伴侶を失った後の主人公の行動や死後の出来事がとても印象的。
ネタバレ防止で詳しく書きませんのでぜひ読んでお確かめください。
エナガが小規模ながらも社会性のある鳥であることを実感します。
だからこそついつい人の一生と重ね合わせて読んでしまいます。
まさに著者あとがきにある通り「懸命に命をつないでゆく物語」。
多くの子どもたちに読んでもらいたいのですが、残念ながらフリガナをふっていないため小学2、3年生がひとりで読むには難しいです。
イラストも正確なデッサンを元にしていてとても気に入りました。
エナガの画集としても楽しめます。