鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその2304~妻の年中行事

2023-11-27 12:04:14 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、妻の年中行事です。

妻は最近、肘や股関節の痛みを訴えるようになりました。
来年還暦を迎えるので仕方ないことですが、それでも年中行事を欠かしません。
11月と12月は干し柿と漬物、編み物、そして餅つき、正月料理と大忙しです。
私としては夜と休日はゆっくり休みたいのですが、いろいろな場面で手伝わなくてはなりません。

干し柿では、皮むきをした後、ヘタを縄に引っかけて均等に5個並べ、カーポートの天井に用意した洗濯竿にぶら下げる係です。
今年も妻と義母と3人で100個以上ぶら下げました。
玄米漬けではベランダ下に洗濯竿をセットして大根をぶら下げて干す係です。
今年は少なくてわずか10本でした。
キムチは、白菜を6つに割って水洗いする係です。
これを粗漬けして水が上がったら本格的にタレで漬け込みます。
ニシン漬けは札幌大球という巨大なキャベツを3つ漬けたようですが手伝いを命じられませんでした。

編み物は梅村マルティナさんという方の毛糸即売会の買い物に付き合っただけなので楽でした。
とはいっても誤算がひとつありました。
札幌テレビ塔の2階が即売会会場ということなので、階段で上がったところ、何度も何度も折り返し、なかなか着かないので疲れました。
テレビ塔は2階まで68段もあることをうっかり失念していました。
股関節が痛い妻には申し訳ないことをしました。

この後、12月の第一日曜は、リンゴやタマネギ、ニンジンをすりおろしてキムチのタレを作り、カクテキ向けに大根を切る仕事が待っています。
第3日曜は餅つき。
普通の餅、草餅、大福、草大福の4種を作って身内に配って歩きます。
第4週は大掃除。
その間、自宅と会社の除雪で足腰はガタガタでしょう。
身内が楽しみにしているから頑張れますが、ヘトヘトの1か月を思うと少々

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お気に入りその2303~いわさきちひろ

2023-11-25 12:00:49 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、いわさきちひろです。

先日、北海道新聞にいわさきちひろの「戦火のなかの子どもたち」という絵本が紹介されていました。
その絵本は「一人一人の声は小さくても反戦を訴え続けることの大切さを教えてくれる絵本」なのだそうです。
ウクライナやパレスチナの戦争で多くの人々が傷ついていることを知っていても何もしてあげられないことが苦しく感じていた私の心にこの記事が響きました。

さらにちひろ美術館のHPで次の文章を読み、ぜひ読まなくては、という気持ちになりました。
=====
ベトナム戦争の末期、 1972年から1973年にかけて、ベトナム全土への爆撃が激しく行われているころに『戦火のなかの子どもたち』は描き始められました。「ベトナムの本を続けてやるのも、私はあせって、いましなければベトナムの人は、あの子どもたちはみんないなくなっちゃうんじゃないかと思って・・・。そうすると一日も早くこの絵を書き上げないと・・・。」と語ったちひろは、『母さんはおるす』の完成後、すぐにこの絵本にとりかかっています。
日本にある米軍基地から、ベトナムの子どもの頭上に日々爆撃機が飛び立ってゆく現実に心を痛めたちひろは、ベトナムの子どもたちに思いをはせ、自らが体験した第二次世界大戦と重ね合わせながら、この絵本を描きました。
絵本の最後にちひろはこう記しています。
「戦場にいかなくても戦火のなかでこどもたちがどうしているのか、どうなってしまうのかよくわかるのです。こどもは、そのあどけない瞳やくちびるやその心までが、世界じゅうみんなおんなじだからなんです。」
この絵本の制作時、すでに体調を崩していたちひろは、絵本の完成から1年後の1974年8月8日、ベトナム戦争の終結を知ることなく他界します。『戦火のなかの子どもたち』は、ちひろが最後に完成させた絵本となりました。
=====

いわさきちひろはただかわいい女の子を描く売れっ子画家だと思っていましたが、決してそうではなく反戦の絵本を描く芯の強い方だったのですね。

本書はストーリーらしいものがなく、詩が添えられた絵本です。
子どもたちに読み聞かせても理解してもらうことは難しいでしょう。
大人が読んで戦争がいかに子どもたちの心を傷つけるのかを知ることで、たとえ小さな声でも反戦を訴え続けることの大切さを学ぶ絵本です。
本書発行から今年で50年。
いつになったら世界から戦争がなくなるのでしょうか?

ウクライナとロシア、パレスチナとイスラエル。
どちらも強者が弱者を攻めるという構図の二つの戦争。
とかく判官びいきで弱者を支持したくなりますが、歴史的背景や互いの現状を考えると一概にそうとも言えません。
「殺されたから殺しかえす」という報復の連鎖をやめて、第三国の仲裁のもとに少しずつ歩み寄り、問題解決に向けて努力することこそ、たくさんの人々の命を救う最善の策であることに早く気づいて欲しいです。


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お気に入りその2302~進化論

2023-11-21 12:17:10 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、進化論です。

カタツムリを主役にした進化論ということで興味を持ち、読みました。
タイトルは「歌うカタツムリ 進化とらせんの物語」

まずはAMAZONの内容紹介を引用します。
=====
地味でパッとしないカタツムリだが、生物進化の研究においては欠くべからざる華だった。
偶然と必然、連続と不連続……。
木村資生やグールドらによる論争の歴史をたどりつつ、行きつ戻りつする研究の営みとカタツムリの進化を重ねて描き、らせん状の壮大な歴史絵巻を織り上げる。
第71回毎日出版文化賞受賞作。
=====

研究者の名前が次から次へと出てきます。
ダーウィン以外は知らない方ばかりですが、きっと有名な研究者たちなのでしょう。
「遺伝的浮動による中立進化」と「自然選択」という二つの理論のどちらが正しいのか。
論争は長く続きます。
とある島に生息するカタツムリの差異を調査して、二つの理論のどちらが当てはまるかを研究する学者。
数学的に研究を進める学者。
その中には日本の学者も登場します。
話は二転三転し、読んでいるこちらは大いに混乱しました。

その中で印象的だったのは、平瀬さんという実業家のお話です。
彼は趣味で貝を収集しており、その数は8000種を超え、ついには博物館まで建てました。
平瀬さんは体が弱いため、自分で採取しに行くことができないため、黒田さんという方が助手を務めました。
博物館は後に閉館しましたが、閉館記念に発行した「貝千種」は多色木版が美しい日本初の貝類図鑑として有名です。
また全国に貝類の採取を委託したことで愛好家が増え、日本貝類学会発足の基礎となりました。
さらに助手を務めた黒田は後に日本を代表する貝類学者になりました。
このように平瀬は日本の貝類学発展の基礎を作った功労者だったのです。
何だか牧野富太郎と似たニオイがするように感じます。
「好き」がすべてを凌駕し、未来を創るというのはまさにロマンそのものですね。

「歌うカタツムリ 進化とらせんの物語」はようやく半分。
後半部では何を知ることができるでしょうか。
楽しみです。




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お気に入りその2301~アルヴァ・アアルト

2023-11-09 12:03:20 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、アルヴァ・アアルトです。

花を飾ることが好きな妻に花瓶を贈ろうと思いいろいろ見ている時に「開運!なんでも鑑定団」で北欧雑貨に素敵なガラス製品があることを知りました。
吟味の結果選んだのは「イッタラ アルヴァ・アアルト コレクション ベース 120mm クリア」です。
デザインが個性的で魅力的だったことが第一ですが、購入したショップの商品説明もとても気に入ったので、引用します。

=====
フィンランドを代表する近代建築デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトにより1936年に発表された世界で最も有名なガラス作品のひとつであり、フィンランドデザインの象徴ともいわれている「アルヴァ・アアルト コレクション」のフラワーベース。
流れるようなフォルムのモチーフは、フィンランドの湖の形、白樺の根本付近の断面形状など諸説が存在。
今も手吹きで制作されており、熟練の職人達がひとつひとつベースを完成させます。

○北欧デザインの粋を堪能できる、アルヴァ・アアルト コレクション ベース
フィンランドを代表する建築家でもあるデザイン界の巨匠、アルヴァ・アアルトが1936年に発表し、翌年のパリ万博に出品したアルヴァ・アアルトのベース。
ユニークな曲線が表現する唯一無二なフォルムは、フィンランドの自然を表現していると言われています。
イッタラの工房で手吹きで制作されており、熟練の職人が数人がかりで作る、手の込んだ手工芸品です。

○凛とした美しさを放つ、オブジェとしての存在感
流れるような有機的なフォルムは、光が当たることでさらに存在感を増します。
手吹きならではのガラスの揺らぎは、光を受けて影まで美しく演出します。
使うことのできる芸術品として楽しめるベースです。

○枝ものや背の高い花を美しく演出できる実用性
ベースの底の曲線に枝を引っ掛けることで、背の高い植物をバランスよく演出できます。
ベース自体のフォルムに存在感があるので、一輪だけでも十分に美しくいけることができます。
=====

フィンランドを代表するデザイナーがデザインし熟練の職人さんが手作りした「使える芸術作品」というのは実に魅力的です。
カスタマーレビューを読むと、一輪の花から花束まで飾ることができるそう。
届いた花瓶をプレゼントするタイミングをはかっていたところ、そろそろ庭のバラの花を何輪か摘むというので、ついに花瓶をプレゼントしました。
ところがいまだにバラを摘みに行きません。
いつになったら花瓶(+バラ)が鑑賞できることやら・・・。
バラは積雪直前まで咲いているそうなので、急いでいないといいますが、せっかくだから早く見てみたいです。


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お気に入りその2300~更新回数減少について

2023-11-04 12:40:48 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
昨日は妻とデートをしました。
妻のお気に入りの魚料理店で昼食をとり、妻の腰が冷えないように丈の長いダウンジャケットを探してあちこちの店をめぐり、ついに要望通りのジャケットをゲット。
疲れた足を喫茶店で癒した後、二人のお気に入りの居酒屋さんでおいしいお酒と料理を堪能して帰宅しました。

今回はご報告があります。
現在63歳。
先日、2~3年後に退職することが決まり、後任への引継ぎなど、仕事の内容が大きく変わります。
そのためのんびり読書する時間とブログを更新する時間が無くなりました。
今後ブログの更新回数が大きく減少します。
ただ、ブログは自分を振り返るのに便利なツールですので、やめる気はありません。
長ーい目で見ていただければと願います。
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