今回のお気に入りは、ウシュクベです。
友人の退院祝いに対するお返しとして、豪華そうな品が届きました。
「3本持っているので1本送る。感想を聞かせてくれ」とのこと。
味見する前にどんな素性かを調べましたが、古いボトルのためなかなか判りませんでした。
コルク栓を添付した商品は多く見かけるのですが、写真のように最初からコルク栓を施した商品が見つかりません。
唯一「酒のはせがわ」さんのHPで詳しい情報を得る事ができましたので、写真と商品説明を引用させていただきます。
=====
ウシュクベ ストーンフラゴン陶器ボトル 43度700mlケース入り 並行品
ウシュクベとはゲール語で「生命の水」という意味で、ウイスキーの語源といわれています。
27年以上熟成させたモルト原酒を中心にブレンドしたウシュクベの最高級品。
「ウシュクベ・ストーンフラゴン」は85%のモルトと15%のグレーンをシェリー樽で18ヶ月マリッジされます。
陶器の形は昔のウイスキー・ジョッキを再現したものです。
=====
えー!
27年以上のモルト原酒85%、18か月マリッジ、最高級品・・・。
退院祝いのお返しとしては、余りに過分な単語が並んでいます。
参ったな・・・。
この上は、要望に応え、大至急味見をして感想を伝えるしかありません。
最初の難関は開栓。
これまで何度も経験していますが、古いコルク栓は乾燥してもろくなり、開栓時にちぎれます。
ちぎれ残ったコルクをコルク用栓抜などで抜きますが、きれいに抜けた試しがありません。
今回は慎重を期しました。
コルク栓とその周辺を温かいおしぼりでくるんで十分温め、コルク面をボトルからはがすイメージで左右前後に少しずつ力を加え、そっと抜いてみました。
格闘すること1時間、ついに栓が抜けた!
と思ったら、コルクの先端1cm弱が折れ残ってしまいました。
それも簡単にフォークで回収できたので、開栓作戦はほぼ成功でした。
さて早速味見。
シェリー樽の特徴である濃い琥珀色。
そして想像よりは控えめな甘い香り。
初期の竹鶴17年で感じたのと同じ洞窟の香りもしました。
味わいは長期熟成とシェリー樽のマリッジにより実にまろやか。
味見のはずが、気が付いたらいつもの晩酌以上の杯数を飲んでいました。
いつまでも舌の上で転がしていたい、美味しいウイスキーでした。
この辺りのことを感想として伝えたいと思います。
ちなみにこのボトルの底に「Aug 2002」の文字が。
ボトリング時期から27年以上の長期熟成、18か月のマリッジの時間をさかのぼると、樽詰めしたのは1974年2月以前ということになります。
まろやかな味わいとともに、45年前に思いをはせました。
知らない土地に引っ越し、そこの中学校に転入した年です。
あれからいろいろなことがあったなあ。
少年時代に眠りについたウイスキーをこうして味わっていると思うと、実に感慨深かったです。
友人の退院祝いに対するお返しとして、豪華そうな品が届きました。
「3本持っているので1本送る。感想を聞かせてくれ」とのこと。
味見する前にどんな素性かを調べましたが、古いボトルのためなかなか判りませんでした。
コルク栓を添付した商品は多く見かけるのですが、写真のように最初からコルク栓を施した商品が見つかりません。
唯一「酒のはせがわ」さんのHPで詳しい情報を得る事ができましたので、写真と商品説明を引用させていただきます。
=====
ウシュクベ ストーンフラゴン陶器ボトル 43度700mlケース入り 並行品
ウシュクベとはゲール語で「生命の水」という意味で、ウイスキーの語源といわれています。
27年以上熟成させたモルト原酒を中心にブレンドしたウシュクベの最高級品。
「ウシュクベ・ストーンフラゴン」は85%のモルトと15%のグレーンをシェリー樽で18ヶ月マリッジされます。
陶器の形は昔のウイスキー・ジョッキを再現したものです。
=====
えー!
27年以上のモルト原酒85%、18か月マリッジ、最高級品・・・。
退院祝いのお返しとしては、余りに過分な単語が並んでいます。
参ったな・・・。
この上は、要望に応え、大至急味見をして感想を伝えるしかありません。
最初の難関は開栓。
これまで何度も経験していますが、古いコルク栓は乾燥してもろくなり、開栓時にちぎれます。
ちぎれ残ったコルクをコルク用栓抜などで抜きますが、きれいに抜けた試しがありません。
今回は慎重を期しました。
コルク栓とその周辺を温かいおしぼりでくるんで十分温め、コルク面をボトルからはがすイメージで左右前後に少しずつ力を加え、そっと抜いてみました。
格闘すること1時間、ついに栓が抜けた!
と思ったら、コルクの先端1cm弱が折れ残ってしまいました。
それも簡単にフォークで回収できたので、開栓作戦はほぼ成功でした。
さて早速味見。
シェリー樽の特徴である濃い琥珀色。
そして想像よりは控えめな甘い香り。
初期の竹鶴17年で感じたのと同じ洞窟の香りもしました。
味わいは長期熟成とシェリー樽のマリッジにより実にまろやか。
味見のはずが、気が付いたらいつもの晩酌以上の杯数を飲んでいました。
いつまでも舌の上で転がしていたい、美味しいウイスキーでした。
この辺りのことを感想として伝えたいと思います。
ちなみにこのボトルの底に「Aug 2002」の文字が。
ボトリング時期から27年以上の長期熟成、18か月のマリッジの時間をさかのぼると、樽詰めしたのは1974年2月以前ということになります。
まろやかな味わいとともに、45年前に思いをはせました。
知らない土地に引っ越し、そこの中学校に転入した年です。
あれからいろいろなことがあったなあ。
少年時代に眠りについたウイスキーをこうして味わっていると思うと、実に感慨深かったです。