「マコの宝物」 えきたゆきこ 現代企画室
50年代の山奥の暮らし、主人公は小学生のマコ。
あー、田舎の性別役割分業やだやだ。栃木県のチベットと呼ばれた封建的な風土、まわりは農家ばかり。いまでも田舎に帰ると体調が悪くなるわたし。
この春、20年の刑期を終え出所した浴田由紀子の本なので、がんばって読む。そして、しだいにマコの世界に魅せられていく。
貧乏だけど、心豊かな里くらし。家に1本しかハーモニカが無いので、姉妹で喧嘩してしまう。でも、思いやって泣いてしまう。
母さまは、くじらうり。マコは一緒についていく。いろんな出来事に、どきどき。
じいさまと、5歳のマコの冒険も楽し。
帯では清水眞砂子が激賞している。