千恵子@詠む...................

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「増補版 ドキュメント死刑囚」 篠田博之 ちくま文庫

2016年02月05日 | 

「増補版 ドキュメント死刑囚」 篠田博之 ちくま文庫

新書版は2011年に詠んだ。2008年版に大幅加筆し新たな章を加えたというので読む。

幼女連続殺人事件、奈良女児殺人事件、付属池田小事件、土浦無差別殺傷事件。あまりに辛くて、どれも係わりたくない事件だ。よくつきあったなあ。

そして和歌山カレー事件。無実の林眞須美・死刑囚

どれも真摯なドキュメント。

--------- 内容 ---------------

序章 死刑に犯罪抑止力はあるか

8 本書を読んだら、抑止力にならないとわかるよ

第1章 すべては夢の中

23 祖父の死を認めない 生き返らせる儀式

第2章 孤独感と殺意

109 睡眠薬ハルシオン説

169 高野嘉雄弁護士

第3章 底なしの憎悪、むき出しの悪意

221 死刑囚が冬、暖かく暮らすには最低で月8万円かかる 宅間守らしい功利主義的な言い分

第4章 自殺がわりの死刑

281 死刑のための殺人

316 執行前の自殺が75年にあったから、事前告知や最後の別れが無くなった? 国家権力は自死の自由を認めないのか そのために突然、無理やり殺すのか!!

第5章 死刑の恐怖

285 新たに書きくわえた章 無実の林眞須美・死刑囚

終章 罪と罰への向き合い方

334 「黒子のバスケ」事件

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