チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

木練柿/本

2014年07月21日 | 
著者:あさのあつこ(光文社) 2009年

私がここの所、ハマっている弥勒シリーズ3作目です。
1作目、2作目と長編が続き、3作目は短編集。

岡っ引き 伊佐治の息子 太助 とその嫁 おけい の馴初めを描く「宵に咲く花」。

養女 おこま の誘拐事件に絡めて、おりんと出会い、清之介が武士を捨て、小間物問屋 遠野屋に婿入りするまでを描く「木練柿(こねりがき)」。

を含む4編。

一編ずつ一話で完結しながら、物語を進めてゆく。
私の一番好きな物語の書き方です。
過去のエピソードや、周りの人々の物語を加えることによって、物語の幅が広がってゆきます。
ますます、おもしろくなってきました。

タイトルの「木練柿」とは、木になったまま甘く熟する柿のことだそうです。



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