小学生の頃、私はよくこの遊びをした。
友達数人とやるときもあれば、弟と二人でやるときもあったし、ひとりきりではゲームとしてつまらないのだけれど、ひとり二役でやることもあった。
放課後の学校でも、家の庭でも遊んだ。
壊れた自転車のリムを利用して、地面に棒で丸を描いてゆく。
最初は、縦に2つ、その先に横に並べて2つ。
これで、まずは「ケンケンパ」の出来上がりだ。
続けて、「ケンパ ケンパ ケンケンパ」と丸を描く。
ひとり1個ずつ平たい石を見つけて、ゲームの開始だ。
1つの○の中には片方の足だけ着くことが出来る。両足を着くと負けになる。
だから、○が1つの所は一本足で、ケンケンをして進み、「パ」の所は、横に2つ○が並んでいるから片方ずつ足を着いて両足で立つことができるのだ。
これだけでは、おもしろくも何とも無い。そこで、石が登場する。
ケンケンをする前に、一番手前の○に石を投げ入れる。
石がある○には、足を着いてはいけないというルールがある。
○1つとばして、ケンパ ケンパ ケンパ ケンケンパと飛んでゆく。
戻ってくる時に自分の石を拾ってくる。
メンバーが一巡したら、2番目の○に石を投げ入れる。
だんだん遠くの○なると、円内に命中させて、石を投げ入れることが出来なってくる。すると、ペナルティが科され、メンバーの石があちこちの○の中の存在し、○2つを片足で飛び越えなければならないことになったりするゲームだ。
残念ながら、細かいルールまでは忘れてしまった。
チエちゃんと同じ年代の方なら、説明するまでもなく、ご存知ですよね。
このゲームは、地方によって、形が○△□だったり、ルールが微妙に違っているようですけど。
あの頃は、陣取りゲームとか、砂を使ったアイス棒倒しとか、とにかく地面を使った遊びをしていたような気がする。
ケンケンパは、今も子ども達に受け継がれているのだろうか・・・