チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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となりのトトロ

2008年07月18日 | チエの玉手箱
    ここを通るたび、トトロの棲みかへと続く けものみちを思い出します

 明日から「崖の上のポニョ」の公開だからでしょう、今夜はテレビで「となりのトトロ」を放送していましたね。
ご存知、宮崎駿監督の大ヒットアニメです。
子育ての時、何度もビデオに付き合わされたものでした。
「となりの・・・」は、小さい子どもたちにもウケていましたが、それよりも、実はチエちゃんたち親世代にウケていたのではないかと思うのです。
なにしろ、時代背景がチエちゃんたちの育つ頃、そのまんまだからです。

 そして、あの頃、確かにトトロは、身近に存在していたように思うのです。

 チエちゃんは、弟や従姉妹たち、近所のお友達と熊ん様へ、よく遊びに行きました。
長く急な石段を息を切らして登った境内は、周りを鬱蒼とした木立が囲み、真夏でもひんやりとしていました。
そこで、鬼ごっこやかくれんぼをして遊ぶのです。

夢中になって遊んでいる時には平気なのだけれど、一人ぼっちで物陰に隠れ、ジッとしている時など、ふと誰かに見られているような・・・不気味な気持ちになったものです。
神殿のさらに後ろの奥の院辺りは、近寄りがたい神々しさを感じたものでした。

秋ともなれば、大木はチエちゃんたちに、たくさんのどんぐりをプレゼントしてくれたのでした。

残念ながら、チエちゃんは、さつきとメイのようにトトロの姿を見ることはできなかったけれど、熊ん様の森には、絶対にトトロが棲んでいたと思っています。

 それとも、熊野神社の御神体だったのかな?