気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

上村駿介くんのこと

2007-09-02 00:13:03 | きょうの一首
このちからみんなに分けてあげたいな文章を書くこのうれしさを
(上村駿介 11歳 短歌人9月号)

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先月から、上村駿介君の歌が会員2欄に載っている。彼が短歌人の会員になった経緯は、8月号95ページの有沢螢さんの「百人一首の結実」という文章にくわしく書いてある。要するに、上村君は有沢さんの教え子の息子さん。有沢さんは、某女子校で、古典の学習の一貫として、百人一首暗誦の宿題を出し続けて来られたことの結実である。8月号のとき10歳だったから、6月から7月にかけて誕生日を迎えられたのだろう。これからが楽しみだ。ちなみに私の短歌人入会は、48歳。11歳のライバルに負けないようにがんばろう。

はじめての個人メドレー泳ぎ終へ思ひがけなく拍手を浴びる
(近藤かすみ)


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