BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

カシオ・G'zOne アンドロイドスマートフォン

2011-04-27 21:01:00 | その他
やはり出てきましたか。

まずは海外での販売となるようですが、そう遠くない未来に日本でも販売されるでしょう。

OSはアンドロイド、スマートフォンの定番と言っていいでしょう。


http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1104/27/news038.html

むーん、いいなあ。でもスマートフォンが必要かと聞かれれば……、まず間違いなく要らないのですな(苦笑)。まあ時代の趨勢ですし、切り替わって行くことは確定ですね。でも友人がレグザフォンで苦しんでいるのを見ているので、スマホは嫌だなあという心情が芽生えています。

私は頑丈で、メモリーがそこそこある、写真が撮れる、そんなので十分なんですが。でもG'zOne なら自転車に取り付けて落としても大丈夫ですし。あ、どこかで落としてきてしまったら……。またその道を上りましょう(笑)。

個人的にはマックユーザーなので、iPhoneが良いのですが、如何せん落下などがこの手だと怖いので、頑丈なのがいいんですよね……。

PRAXIS・極太35㎜径シャフト採用 NEWクランクセット

2011-04-27 19:11:00 | 自転車
一体人類はどこに向かうというのか……。

というほど大げさではありませんが(笑)、次から次に新規格が出てきますねえ。一応これ以上に太い規格として、ルック・BB65がありますから破格とまではいかないのですが、まあ極太と言って良いでしょう。

M35言う規格らしいです。すでにこの会社がパテントを抑えているとか。ということは……、普及しませんね(苦笑)。BB30もプレスフィットBBもオープンだから使うのです。もっとも今のところPRAXISワークスという会社はOEMでドライブトレインを供給しているらしいので、どこかで会うことがあるかもしれません。ないかもしれません(笑)。

































http://www.bikeradar.com/news/article/sea-otter-2011-praxis-30017





これがM35のBBです。迫力満点! 

M35とはそのままシャフトの太さ(BBの内径)のことを指すようです。BB30とプレスフィット、両方に取り付けることができるみたいですね。両規格は幅が違うので互換性がありませんが、スペーサーとかでなんとか誤魔化すんでしょう(笑)。どこまで剛性を上げるんだか……。

でもですね、ルック・695に乗っている友人の話を聞くと、かなり良いらしいのです。もちろん、クランク&シャフトの剛性も考慮に入れたフレームがあったればこそなんですが。本来は競輪などのスプリント系競技に向くのでは? と思ってしまいます。

ここの会社の売りは鍛造技術と、LEVA TIMEという変速のための面取り技術、リキッドアノという表面処理技術です。これはアナダイズドの一種でしょう。良く滑るらしいです。

で、チェーンリングもこれは一体の削りだしです。すんごいですね。タイオガもアウターガード一体型のチェーンリングを作っていましたねえ。今だとスラム・のパワードームテクノロジーに触発されたという感じですか? でもこっちはCNCの技術だけでなく、チェーンスパイクや表面処理など一段階も二段階も上手と見て良いでしょう。

大抵この手のクランクセットは剛性を重視するあまり、変速などに気が回っていません。E13などはシャフトの太さと三角おむすび型勘合部で相当な剛性を持っているみたいなんですが、ここまで踏み込んでいません。

2011年春の段階ではコンセプトとして、もっとも尖った最先端といえます。当たるか外れるかは微妙ですが、注目に値するでしょう。


さりげなくBB30をシマノクランク規格に変更するアダプター機能を持っているBBもリリースしています。


http://www.praxiscycles.com/index.php?page=index

グラム・フルカーボンホイール

2011-04-27 17:20:00 | 自転車
一応シーオッターは総合イベントなんで、ロード系の新作もちらほら散見されます。でも取り上げているところが原因なのか、私の探し方が下手なのかほとんど見つけられなかったんですよねー。

そんな中でおお? というものもありました。おお! ではないですよ(笑)。わからないので? です。

グラム・ファクターSL

ロードホイールの最先端といえる、スポークまでカーボン製のフルカーボンホイールです。


http://www.roadbikeaction.com/Tech-Features/content/67/4021/Sea-Otter-Report-Part-Four.html
http://grammo-bici.com/

ふむふむ、なかなか出来が良さそうです。昨年までのビジョンよりも仕上げが良い感じです(笑)。あれはどんなに性能が良いと言われても、何十人もの諭吉さんを使う気にはなれない仕上げでしたねえ。あ、新作はまともに成っているように見えました。トライアスリート以外も食指が動くんじゃないでしょうか?

このファクターSLも相当なきしめんスポークです。キシリウムは楽勝で超えているきしめん具合です(なんのことだ?)。で、興味がわいてきたので製造元のホームページを覗いてみると……、すんごいホイールがありました。



http://www.stealthcycling.com/product/GRAMFACTTT/Grammo-Factor-50TT-Wheelset.html

これはほとんどの人が意味が分からないと思います。私も実はあんまりよく分かりません(汗)。しかし以前見たプロペラの新製品のテレビで映っていて、衝撃を受けたのを覚えています。

キーポイントは、ハブからリム側にかけて広がっていくスポークです。

これは今までの空力学ではなかった理論に基づいています。いや、理論というより経験則と言った方がいでしょうか。これを語っていた人はプロペラを作る職人で、現物を調整に調整を重ねて行き着いたと言っていました。このタイプだと通る空気をあまり乱さずに済み、低周波を出しにくく、且つ高い回転効率を持つのだそうです。

さらにその理論を応用して、羽がほとんどない飛行機も作っていました。ラジコンでしたが、空力を証するには十分でしょう。それは上手いこと風を取り込み、エンジンを停止しても普通の飛行機より遙かにながく滞空していました。あれを実機で実現できたら、飛行機の燃費は桁違いに変わるでしょう。いや今ある飛行機というものをすべて変えてしまうかも知れません。言い過ぎですかね(苦笑)? 折りにつけて調べているんですが、あまりに漠然としていて思い出せないのです。うーん?????

グラムはこれを知ってかどうかはわかりませんが、近い形状になっています。おそらく横、または斜めからの風に非常に強いでしょう。是非現物を見てみたい製品です。

ホームページに載っている製品を見ると、すべてオリジナルという感じではありません。どこかのOEMかも知れませんねー。

2011 DH WCライダー&バイク 追記あり

2011-04-27 05:10:00 | 自転車
あんまりこういうことは書きたくありませんが……。私は怒っています。それは今の自転車メディアにです。

雑誌、ウェブなどを合計すると、10年前とは比較にならないほど増えました。昔はせいぜい三誌くらいしか無く、ムック本がたまに出てくるくらいでした。ハウトゥ本もありましたが、あんまり役に立つのはありませんでしたねえ。でもそれも今となれば懐かしい思い出です。

そんななか日本のメディアは極論すれば、ロードバイクと初心者向けレッスンと商品紹介に終始しています。そういう層があることはもちろん知っていますし、それに向けた記事が大切というのも分かります。

でも、あまりにもロード偏重しすぎではありませんか? MTBはおろか、非常に売れていて、高級フルカーボンも登場したクロスバイクや、気軽に乗れながら走りがどんどん煮詰められている小径車、ちょっと下火ですがトライアル、固定層が居てオリンピック種目にもなっているBMX。競技ではないが自転車の楽しみの本質が眠っているキャンピング、中距離を快適に走れるランドナー、さらに日本の自転車の原点とも言えるトラックバイクなど、頑張っている分野があまりにもおろそかどころか、無視に近い状態です。

これでいいんでしょうか?

私はロードバイクも好きです。でも今の状況は異常だと思います。皆興味がないわけでは決してないと思います。それはこの私の駄文満載のブログにすら多くの人が訪れてくれるのが、なによりの証左かと。

今回のDHワールドカップ第一ラウンド・南アフリカ大会に、今や日本MTBライダーでもっとも果敢に世界に挑戦している日本人が登場し、紹介されています。

昔はダートブロスとして、ヤナギや塚ちゃん、栗瀬などが自腹でコンドミディアムを借りて世界に挑んでいました。機材も今とは比べものにならないくらい煩雑で、調整に時間が掛かるのを自分でやっていました。他にも彼らを頼りに挑戦をしていたライダーがたくさんいました。でもそれも過去の話。内嶋がワールドカップ一桁に入賞下のを機に、心躍るチャレンジャブルな話は聞かなくなりました。そう、彼女を除いては。

末政実緒

ジュニアといえど日本自転車界では片手ほども居ない、世界チャンピオンを獲ったライダー。そして今なお挑み続けているチャレンジャーです。今回は残念ながら9位に終わりましたが、世界トップクラスのライダー達と真正面から戦い続けています。新城や別府ほど取り上げろと言いません。しかしもっと評価されてしかるべきですし、もっともっと頑張っているライダーを応援してしてほしい、みんなに知って欲しいと思うことは間違っているでしょうか?

bikebindは、ささやかながら日本から応援しています。

































































































http://dirt.mpora.com/news/pietermaritzburg-world-cup-bikes-riders.html

こうやってみると圧巻ですねえ……! 本当に勉強になります。

おおよその傾向ですが、男子は小さめなポジションセッティング。女子は大きなめなセッティングをしています。ねじ伏せるとの乗っていくといった感じの違いでしょうか?

男子の巨人体型の人は、29er DHバイクも良いかもしれませんね。インテンスやらトレックやらレンズやらが作っていますし。人がバイクに合わせるのではなく、バイクが人に合わせるのが筋ですから(笑)。


追記

全般を見渡すと、2つの傾向が見られます。

①コンポーネント勝負 スラムvs.シマノ

②サスペンション勝負 フォックスvs.ロックショックス

一時完全にスラムに席巻されたMTBコンポもシマノが急速に追い上げています。あくまで私の印象ですが、どうも直接スポンサーを受けていないと思われる、チームもしくは自分で部品を購入するライダーのバイクにはシマノというかセイントが多いようです。メカニックからするとこれはありがたいでしょう。シマノはセッティングや整備に時間がわずかで済みます。それは精度の高さに由来します。そしてなにより頑丈だからでしょう。今のところ世界で唯一のDH用コンポですから。

そしてスラムはフラッグシップのXXではなく、X.Oですね。私も好きなコンポなんですが、セイントがかなり割り切っているのに対してX.Oはあくまで汎用コンポです。DHもこなせますが、XCもいけます。ちょっと中途半端な立場に成ってしまっているのかもしれません。

そしてフォックスとロックショックス。フォックスは剛性十分。リヤユニットもコイル式で動きを重視。すべてをなぎ倒してキャタピラで走る重戦車的な印象を受けます。実際は結構軽いんですけどね。でも動き(ダンピング)と剛性に重点をお手委居るのは間違いないでしょう。

一方のロックショックスはリヤユニットにヴィヴィッドエアを搭載しているライダーも多く、すでに実践投入されている白いKERONITE加工のボクサーは剛性や内部機構をいじってくるのではなく、軽さと重点を置いてきました。ジャイアントのバイクなどは相当な軽さでしょう。こっちはタイヤで走る装甲車といったところでしょうか。火力、装甲を多少犠牲にしても、機動性をとったという印象を受けます。

体格的に小さな日本人は、ロックショックス的アプローチの方が良いかもしれません。その一方で下りがあまり得意でない人や初心者などは、サスペンションの性能に頼る(悪い意味ではありませんよ?)フォックスの方が適しているかも……。

そこは乗ってみないと分かりませんけどね。

そしてこの中で異端児中の異端児装備のライダーがいます。それは誰あろう、末政です。おそらく180㎜セッティングで使っているでしょうが、なんと36のシングルクラウンを選択しています。たしかダブルクラウンの40よりも700グラム近く軽量なので、理に適っています。

なかなか勇気の要ることだと思いますが、トライアル出身でバイクコントロールに長けた彼女ならではのチョイスですね。

あと、グラシアがハイトアジャストシートポストを使っています! 立ち漕ぎでなく、座りこぎで体力を温存していこうと考えているのかもしれませんね。