すべてのバイクにベルトドライブを！ ヴィアーのスプリットベルトドライブ

ヴィアー・
スプリットベルトM1

スゴイ、スゴイ！


一本のヒモ状のベルト。片方が三角、もう片方がv字型になっている


ピンで接続する


リング状のベルトに








換装キット


ベルト専用チェーンテンショナー


取り付けた図
https://www.veercycle.com
https://www.mtb-news.de/news/2018/04/20/veer-geteilter-riemenantrieb-zur-umruestung-normaler-bikes/

北カリフォルニアに居を構えるヴィアー。おろらくビールに引っかけた名前でしょう（笑）。2016年に立ち上がったまだまだできたてほやほやなメーカーです。

彼らが生み出したのは、従来では出来なかった後ろ三角に開放部分のなかったフレームにも後付けが出来る、画期的なベルトです。

チェーンと比べると、駆動効率も耐久性も強度も軍配の上がるベルトドライブ。何故今まであまりスポーツバイクに採用されなかったかというと、なにより専用のフレームが必要だったせいでしょう。それがこれを使えばあっさりと解決できるわけです。ホイールを頻繁に交換するようなバイクには不向きですが、下り系のMTBやシングルスピードバイクなどにはメリットが十分に生かすことが出来るかと。

これひょっとすると、バイクを変える可能性のあるパーツです。今はまだシングルスピード専用品だけですが、活用範囲は内装ギアを使うクロスバイクやMTBなどなど。それらのバイクはトラブルが激減するかもしれません。

……天才というものはいるものですね（笑）。

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モーツァルト、シングルギヤ用チェーンデバイス

ああ、チェーンデバイスも時代と共に形を変えていくんですね。というかこれはチェーンデバイスというよりアンダーガード呼ぶ方がふさわしい気がします。










フレームへ装着したところ。iscg規格に則っているようです。




メノ


メノカーボン


モノ


ピアノ


プレスト


フォルテ


HXR


HXRカーボン

https://43ride.com/reviews/2018/mozartt-meno-oslona-zebatki-i-napedu/
https://www.mozartt.com/

モーツァルトと呼ぶにはスペル的に一番最後のTが一つ多いですが、まあ多分良いのではないかと（笑）。初めて見るメーカーですが、なかなか良さそうなものを作って居ますね。ポーランドの会社のようです。他のラインナップも載っけておきます。個人的にはHXRがかなり気に入っています。

今の1×12ドライブトレインの大事な要素に、ワイド＆ナローチェーンリングというフロントチェーンリングとチェーンが外れにくくなるものがあります。この技術によって初めてフロントシングルが成り立ったと言っても過言ではないでしょう。初期のチェーンデバイスは……、完璧な性能を持ったモノはMRPだと思われます。チェーンリングを表裏から金属板で挟み込み、その上下をローラーで押さえつける形式でした。そこまでしないと外れてしまったんですね。MRPが出てくるまではガレ場ではチェーンが外れないようにクランクを逆回転させてはならないとか、テンションを掛けて暴れさせないようにするとか色々なテクニックが必要でした。それがワイド＆ナローになることでかなり簡略化が可能になりました。モーツァルト・メノもこの簡略化したデバイスの一種です。

ISCGマウントを使用するデバイスは大体チェーンリングとチェーンの離れ際に置かれることがほとんどでした。そこを前側のガードに利用したのがこのメノの革新的な所です。本来この位置に置くデバイスは、チェーンリングとチェーンを守るためにありました。最近はそれをバッシュガードに役割を担わせることが多かったのですが、そこに久々にプロテクター的役割の高いデバイスが登場してきました。これならXC的な走りのみならず、エンデューロのような激しい走りを要求される状況でもチェーンリング＆チェーンを守ってくれることでしょう。

これらに加えて、最近MTBでも流行の兆しを見せている楕円ギヤもこの位置に取り付けるメムならなにも問題ないということもうれしい点です。

ずっと前からD系のバイクはフロントシングルでした。しかしチェーンリングとチェーンを専用設計して外れないようにすることは結局ありませんでした。XCのパワー、恐るべしですね（笑）。

2016 TA・楕円チェーンリング！

お、TAも楕円チェーンリングに参戦ですね！












http://www.matosvelo.fr/index.php?post/1614/eb15-specialites-ta-lance-son-plateau-oval-ovalution

http://specialites-ta.com/

一応2016としましたが、本国サイトだと2015モデルのような扱いになっていますね。しかし新型であることは間違いないでしょう。

……不思議なことに5アーム対応なんです。シマノ、カンパと時代はすでに不等ピッチ4アームに移ってしまっているのですが。もちろん自社のクランクには対応します。普通の真円チェーンリングは4アームタイプもあるんですけど。

肝心の製品としては、結構使えるのではないかと。今の楕円チェーンリングブームのきっかけとなったローターはトルクの掛かるポイントへの発想の転換もさることながら、取り付け穴の調整でユーザー個人個人へ対応できるようにしてあります。ここは他社で真似しているところはあまりありません。個人的には重要点だと思います。

あとは、日本に入ってくるかどうかですね（笑）。

PMP・カセットスプロケット用追加コグ

さすがイタリアンデザインというべきか（笑）、今までの追加コグとはひと味違います。


42T


40T

36T
http://www.pmpbike.net/pmp-bike-en/

いやあ、久々にPMPを見に行ったのですが、随分と頑張っていますよ！　私は好みです。

元祖軽量パーツ＆オタクメーカー、PMP。まだまだアジア勢やドイツ系には負けん！　といった感じでしょうか。クランクセットもカーボン、ホローテック2構造、ハブ＆ホイールも新作を2015年は用意しています。後でちょいちょいピックアップしてみます。




……似ている（笑）？

TA、シマノ9000系不等ピッチ4アーム対応チェーンリング

これは良い。とても良い。凄く良い。








http://www.matosvelo.fr/index.php?post/2014/10/21/Nouveaux-plateaux-Specialites-TA-X110-pour-Shimano-11-vitesses
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リヤの多段化に従って減りつつあるギヤの選択肢。さらにさかのぼればカセット化の時が最大のきっかけだったかもしれません。でも今の歯数は本当によく考えられていて、まず普通に使っている人は不満は出ないでしょう。

しかし、しかしです。やっぱり人間は他人とは微妙に異なります。例え親子でも、一卵性の双子でも。そこを機械に合うように人間が妥協するか、それとも人間のパフォーマンスを最大限に引き出すために機械に頑張らせるかはユーザー次第です。

もしこだわるなら……、このTAのチェーンリングが力になってくれるでしょう。7075アルミで作られたギヤ板はほぼ1Tごとに歯数が用意されています。

アウターは
53、53、51、50、49、48、46、44、42T

インナーは
44、42、39、38、36、34、33T

現行のロード4アームはノーマルもコンパクトドライブも一緒ですから、すべての選択肢が選べるというのも凄い魅力だと思います。

こういうこだわりは、いつまで経っても格好いいですね！