BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

雷帝の帰還! バッソ、ジロを制す

2010-05-31 23:13:00 | 自転車

http://www.roadbikeaction.com/Latest-News/content/69/3201/Basso-Wins-Giro-dItalia.html

2010年のジロ・デ・イタリアは
イヴァン・バッソ
が総合優勝を果たしました。

彼が以前に勝ったのは2006年のことですから、随分とかかりました。あの時はランス・アームストロングの後継者として前途洋々でした。でもドーピング問題により、一気に奈落の底に。出場停止の2年間とその後の不振。

辛い時期を過ごしたことでしょう。

彼の全てを肯定できませんが、かといって憎んでいるわけでもありません。何よりもジロで久々のイタリア人覇者です。

暫し、乾杯を。

フォルクスワーゲンのE-BIKE

2010-05-31 22:50:00 | 自転車




これからはクルマのショーにも足を運ばなければいけないかもしれません(汗)。いやいや、たいへんだあああ……。

フォルクスワーゲン・E-BIKEコンセプトモデル

様々なクルマメーカーが自転車を模索しています。それは人力タイプだけでなく、電動アシストタイプ、さらにその先にある完全電動タイプへと繋がっていきます。

このフォクスワーゲンは自転車の折り畳み小径車のプラットフォームを使いながら、ペダル入力のない完全電動タイプです。

折りたためばクルマのスペアホイールサイズになるという、合理性。うーん、スゴイ。

もちろんプロトタイプですが、モックアップではなく、実走できる車体を作り上げています。流石にクルマメーカーの開発力はすごいです。

そんなクルマメーカーでも、自転車業界に参入しほとんどのメーカーが弾かれていきました。もっとも最近ではホンダが良い例でしょう。不思議なんですが、餅は餅屋なんですねえ。

もちろん、これからもそうであるということはあり得ません。

競争は優れた製品を生み出します。

自転車はどこまで進化していくのでしょうか?

E13・DHクランク

2010-05-31 22:26:00 | 自転車
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E13 DH crankset - TheHive from Sick Lines on Vimeo.
















http://www.sicklines.com/2010/05/28/e-thirteen-acquired-from-by-the-hive-and-debut-a-new-2010-dh-crank/#more-8685
スペック
素材 クランク部 鍛造7075アルミ BBシャフト部 熱処理クロモリ窒化チタンコート30ミリ径
BB BB6806(7×30×42、ベアリングの幅×内径×外径) 68/73/83ミリ対応
PCD 104ミリ(インナーチェーンリングはミドルの延長部分に取り付ける、デュラトリプル形式)
長さ 165、170、175ミリ

といったところです。

アームは鍛造して削りだしていますね。アーム部分の精度は良さそうです。

もっとも注目すべきはシャフトでしょう。30ミリ! という太さをノーマルBBで実現しました。スペース的には問題なくありましたので、簡単だったのでしょうが(苦笑)。ホローテック2タイプの24ミリシャフトよりも200%丈夫に出来ているとしています。これはどっちが正しいのでしょうね? シマノは折れないために24ミリに留めたとしていますから。今の時点ではわかりません。ちゃんと右に繋いでいるのも高ポイントです。

そして左クランクとの接続方法。ポリゴン嵌合と成っていて、なるほど、確かにおむすび型の丸めの三角形です。これがえらく丈夫だと主張しています。

ペダルネジ部分は当たり面にスチールを埋め込んでいますね。うーん、貫通していなくていいのかな?

そしてBB。当たり前ですがシャフトに対応して30ミリの内径です。工具は専用品が必要な感じです。勿論大口径なので強度的には従来のBBより剛性が高いでしょう。


ですが! ですが気に入らない点が一つあります。

それはウエーブワッシャーでガタ取りをしていること。これはダメです。シャフトを固定するのにこの巨大なボルトが欲しかったのでしょうが……。アメリカ人はウエーブワッシャーが好きですねえ(苦笑)。もうね、これはダメダメなんです。もうすでに私の目にはしばらく使って削れてしまったBBシャフトが浮かんできます。これなら極薄のカラーを何種類も付属させて現物対応しろといっている方がまだマシです。

私が何故こんなにもウエーブワッシャーを嫌うのか? それはクランクの負荷の掛かる方向が縦方向だけでないことに端を発します。

キャノンデールやスペシャライズドの高級なBB30モデルに乗っている人は、実感としてあるでしょう。ベアリングがダメになるどころか、クランクシャフトが削れてしまったという事態を。もっとも走り込まなければそのような症状は起こりませんが(苦笑)。カンパニョーロも2011年にクランクの形式を変更してきます。ですがウルトラトルククランクが比較手にマシなのは、ベアリングをシャフト部分に圧入してあることです。これによりシャフトのダメージを最低限に抑えています。もっともこれではベアリングに負担が集中してしまうので、犠牲になってしまいますが。

クランクには回転方向の『縦方向』だけでなく、スタンディングやコントロール時において『横方向』にも負荷が掛かります。ウエーブワッシャーは完全に潰してしまっては意味がありません。ちゃんとバネとしての力が発揮できるように適正な空間が必要です。

でもそのバネとしての特性が問題なのです。

バネということはそこの部分が動くことを前提にしています。クランクというのはちょっとした距離でも何万回、何十万回と回る物ですから、ほんの1ミリ以下の動きでも結果的にはとんでもない距離をがたついていることになります。当たり前なんですが、そうなればシャフトにもベアリングにも過大なダメージを与えてしまうのです。ベアリングだけならともかく(といっても最上級を買うような人はセラミックを入れていることが多いので、諭吉さんが何人か家出することでしょう)、クランクまでいってしまわれては……。泣くに泣けません。

そもそもBB部分にそんな部品を使う意味が、私には理解できないのです。

シマノの回転の重さは伊達ではありません。あそこまでしなければ様々なストレスに対してガタを出さないようには出来ないのです。とくにこのクランクはDH用と銘打っていますから、横方向にも多大なストレスが掛かるはず。焼き入れクロモリをチタンコートしても、それは根本的な解決策ではありません。横方向のガタを出さないこと、これとても重要です。

今からでも遅くないので形式を替えた方が良いです。おそらく970系XTR形式が最良でしょう。ローターもそうですし。もしこのまま出てきても、私ならウエーブワッシャーは外してシマノのロードトリプルのようにプラスチックのスペーサーを挟むことでしょう。内径が違うので加工が必要かもしれませんが。例え回転が遅くなっても。

BBに着いているカバーは簡単に外れるようです。あれではシール性はほとんど見込めません。高剛性、高性能も正しいです。ですがそこに性能維持という要素はなくてもいいのでしょうか?

現行のセイント・FC-810-1だと170ミリ、チェーンリング(36T)、バッシュガード、BB(68)込み込みで1059グラムとなっています。バッシュガードが150グラムくらい、ナットは15グラムくらい、チェーンリングは90グラムくらいです。

対してこのクランクはクランク(165ミリ、759グラム)とBB(83ミリ、111グラム)で870グラムとなっています。

ふむ、100グラムくらい重いだけですね。バッシュガードなどの選択を間違わなければ、ほぼセイントと互角と言っていいでしょう。

ちょっといじめてしまいましたが、トゥルバティブなどよりも遙かに良く考えられた製品です。チェーンデバイスの会社が作ったことで、相性は抜群でしょうしね!MRPは重すぎます……。

サードパーティではレースフェイスやローターなどと並んで、久々にアッセンブルしがいのあるクランクだと思います。



http://e13bythehive.com/

そして、極太ハブメーカー、チャブを抱えていたハイヴがE13とレヴェルを傘下に置くこととなり、新たなコンポーネント勢力が形成されることになりました。

かなり楽しみな会社です。

他の会社もアメリカでは再編劇が起きています。それがどんな結果をもたらすのか……。少なくともヘイズグループのような失敗はしないでほしいです(苦笑)。

OGK・輪行袋

2010-05-31 21:50:00 | 自転車





http://www.ogkhelmet.com/bicycle/products/boxbag/index.html#a-porter

いつからあったんですかね? 知らない間に……、え? 私だけ?

OGK・
バイクポーター1400/1600


サイズ 1000×1400/1000×1600㎡

1400が両輪を外すタイプ、1600が前輪だけを外すタイプです。

基本的に輪行袋はオーストリッチがあれば、事足ります。それは用途、バリエーション、価格などの要素が非常にユーザー本意に出来ていているからです。

私もオーストリッチユーザーでした。よく使いましたねえ……。

でも今回書くOGKは簡単にパッキングでき、手頃ということで惹かれました。

特に1600です。前輪だけ外すタイプとしては破格です。このタイプをオーストリッチで見てみると超速FIVE輪行袋ストロンガー(強そうな名前だ!)が1万2600円ですから半額ですね。

手間、価格を鑑みるとかなりの良品ですね。

インテンス・トレイサーVPセカンドジェネレーション、リコール

2010-05-31 19:15:00 | 自転車
以下引用

株式会社ファン•ファンシー(代表者:世良勝之、本社:兵庫県伊丹市)ではこのたび、2009年7月にかけて販売いたしました一部のTracer VP 2nd. generation フレーム (Intense Cycle社)におきまして、使用しているリアスイングアーム不具合により、ヨーク部分(添付画像を参照お願いします)の亀裂(クラック)が起る恐れがあることが判明いたしました。弊社では、インテンス本社から正式なリコールが発表されてはおりませんが、インテンス日本正規輸入代理店の責任において該当するスイングアームの無償交換を弊社販売の同フレームに対して実施させていただくことと致しました。
 対象フレームの確認は、下記の「対象フレームの確認方法」を参考にしていただくとともにシリアルナンバーを弊社販売窓口であるFUNFANCY CUSTOM BRAND正規特約店へご連絡をお願い申し上げます。
 交換に際しましての納期は対象フレームを確認後、約45日後となります。
何卒、ご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。


引用終わり

http://funfancy.blog81.fc2.com/blog-entry-802.html

ということです。心当たりのある方、確認されることをオススメします。怪我はしないに超したことはありませんよ。

まあ、レーシング機材ですからこんなこともありますね。というか、人の手が作る以上完璧な物は存在しません。ですがその後どうするかはその人の資質が問われます。

今回のキーポイントは『インテンス本社から正式なリコールが発表されてはおりませんが、インテンス日本正規輸入代理店の責任において該当するスイングアームの無償交換を弊社販売の同フレームに対して実施させていただくことと致しました』というところです。

はい、ファンファンシー、良心的問屋決定(笑)!

いくら事例があったからといっても、メーカーから発表前というのは早すぎる気もしますが……。

今MTBは日本だけなんですが(涙)、冬の時代です。はっきり言ってあんまり儲かっていないでしょう。そのなかで正しいスタイルを貫くという姿勢には、感銘を受けます。

こういった姿勢がリピーターという人間を作るのでしょうねえ。