BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2012 ワンゴースト・ムサシ

2011-04-29 20:36:00 | 自転車
チェコという国は日本にはあまりなじみがないですね。自転車パーツもなじみがあるとは言えません。トライスポーツが無ければTUFOやルベナなどのタイヤ、ソウルコザックやRBデザインのようなオタクを通り越したカルトブランドなぞ、どこの問屋も入れなかったでしょう。無くなってしまいましたが、モラティなども魅力あるブランドでした。

ここら辺の存在は、チェコが非常に工業レベルが高い国であることがバックボーンにあります。ヒトラー率いるナチスも、自国があそこまでの工業大国でありながらもまず抑えたほどです。自転車に限りませんが、製品というものはその国が持つ工業能力の地盤の高さに左右されるものです。日本、アメリカ、フランス、ドイツなどがその代表と言って良いでしょう。そしてチェコは隠れた自転車大国でもあります。

で、ゴーストはそのチェコでも屈指のバイクメーカーです。日本に入ってきても十分に他ブランドと渡り合えるんではないかなと、個人的には思っています。


間違いのご指摘がありました。このバイクはワンゴーストというアメリカのメーカーの製品です(http://www.oneghost.com/)。さらに! ゴーストをチェコだと書いてありましたが、ドイツのメーカーでした。そういわれればそうでしたね。いや、お恥ずかしい。

そしてこれは日本の某剣豪から名付けられたDHバイクです。

ワンゴースト・ムサシ










http://www.bikeradar.com/news/article/sea-otter-2011-a-final-gallery-30043

……蜂ではありませんよ? 太陽に向かっていく暴挙はしないほうが吉です(苦笑)。

いや最近では珍しい切った張った感が満載のバイクですねー。ハイドロフォーミングが一般化するとともに、こういう作り方をするバイクは本当に少なくなりました。

大好きですねえ! こういうプロトタイプ感満載のバイクは!! ヘッド周りなどたまらんですな!!!

リヤサスペンションはダブルコンパクト式ですね。結局この形式にすると、前三角、後ろ三角で独自の三角形を作ることができるのでねじれ剛性が強く成るわけです。いままではそれを解消するのに、とんでもないリヤ三角と作らなければならなかったので、重量もコストも嵩んでしまいました。フォーズのようにモノコックフレームで解消も出来たんですけどね。コスト的には厳しいのでしょう。

と言いつつもトップチューブもダウンチューブもハイドロフォーミング成形されています(苦笑)。この敢えて補強を溶接でするというのは多分制作者の趣味でしょう(笑)。いやあ、友達になれそうです!

オーソドックスといえばオーソドックスですが、良さそうなバイクです。

アウディ・木製自転車

2011-04-29 19:54:00 | 自転車
アウディ・
デュオロード
デュオシティ


アウディはこれが自転車界参入処女作ではなく、結構前からオリジナルのバイクを作って居るんです。

このバイクで好感の持てるところは、分をわきまえていることでしょうか。専門の会社のバイクを買い取り自社のステッカーを貼るだけなら簡単にレーシングレベルの製品を作ることができるでしょう。でもちゃんとオリジナルにこだわり、先駆者達と競い合うことをせず面白いバイクを作り上げてきました。

ディスクブレーキをつけていることから分かるように、ピュアレーシングを想定してはいないでしょう。それでもけっして安っぽくなく、かといって自転車の範疇を超えることもなく素晴らしいバランス、センスを感じます。

そうです、こういうのが自転車界外からの視点の価値を感じさせるのです。さすが自転車大国ドイツのメーカー。分かっています。





http://bicycledesign.net/2011/04/wooden-bikes-from-audi-no-foolin’/

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このバイクを初めて見たとき「凄いな」と思いました。でもそれはこのバイク自体ではなく、日本でマホガニー製バイクを作るサノマジックのことを(苦笑)。北西バイクを知れば知るほど、かのバイクのすごさを思い知ります。フロントフォークまで実戦レベルの木製フォークを作れるのは佐野氏しかいないからです。ホイールに至っては、ジョバンニやギザッロなど眼中にも入りません。あの精度、強度を知ってしまったら……。はっきり言って電動デュラ以上の衝撃と感動がありました。九段下のショーの時、佐野氏を捕まえて長々と話し込んでしまいました(汗)。悪いことをしましたかね(苦笑)?

技術では及ばないとしても、このアウディのバイクには尋常ではない製品をまとめ上げるセンスを感じます。なんというのか木製であることのを過度に感じさせない、出しゃばらない感覚が何とも言えず粋です。

金属になれた我々サイクリストは、非金属のバイクに拒絶反応を示しがちです。カーボンも本当に受け入れられたのはここ10年のことでしょう。

木にも心配を抱いてしまいます。例えば耐候性なんかはその代表ではないでしょうか? でもそれは杞憂なようです。佐野氏に聞いたのですがボートのことを考えてみればそれは分かると。うーん、確かに。塩水という最も過酷な環境でも人類は木でボートを作ってきました。普通の水や紫外線などではそこまで心配することはないようです。

あと耐衝撃性。これも木刀などを考えれば大丈夫でしょう。目が詰まっているため、部分的な欠けがあっても他の部分が補ってくれるのです。

世界では竹製バイクも流行っているようですし、日本の竹職人の人や木細工職人たちも興味を示してくれればうれしいですねえ。


2012 カンパニョーロ・ボーラ3兄弟

2011-04-28 18:25:00 | 自転車
いや、CXを入れれば4兄弟でしょうか? まあ区切りが良いので(笑)。

兄弟ホイールのフルクラム・レーシングスピードが80モデルとダークモデルを出していたので驚きはしないですが、良いんだか悪いんだか判定が厳しいですね(苦笑)。多分良いのでしょう。仮にもホイール界きっての超高性能ホイールボーラの名前を冠しているのですから。流行のスーパーディープにこういった形で挑んでくるとは思いませんでした。

もういい加減に新型になってもいいような……? 不満などはないですが、設計の古さは否めません。でも十分と言えば十分な性能……。なんかジレンマです。スポークを減らしてきたところは、やはり空力を考えてのことでしょう。リヤのG3パターンは21本だったのが、18本になりました。もちろんリムハイトが高くなったのでスポーク本数を落としても、ホイール全体としての剛性は同じくらいに保たれると判断したのでしょう。

ただ色は……、どうなんでしょう? ボーラの無敵級の格好良さにはそんなバリエーションは不要な気がします。各社の流れを見ていても黒が2012のキーカラーと成ることは間違いないですが。











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http://www.light-bikes.de/website/new/2011/04/28/campagnolo-2012-neue-80mm-bora-ultra

80の他はワンとツー・ウルトラにダークカラーが追加です。んんんんんん……。

よもやシマノユーザーに向けて? 目立ちはしませんが、うーん、ドレスコード的には厳しいかなあ……。フルクラムを使わない理由はありませんし。もちろん乗り味が違うのはわかりますが、ほぼ双子状態といっていいですからね。

モデル末期と考えているのは私だけで、しばらく現行ボーラで押していくのでしょうか?

カンパは他の高級モデルで何か隠しているのか? 今のところは分かりませんが、エントリーグレードから攻めてきてますから、スーパーレコードやレコードはどうでしょ? ホイールもハイペロンやシャマルは?

最後に現行の立体的に見せる文字は、安っぽくて好きではありません。ふつーに白であの書体で十分だと思いますよ? 新しいのを期待しているのに、旧型の美点を上げるなんて……、私は嫌なヤツですな(苦笑)。

カシオ・G'zOne アンドロイドスマートフォン

2011-04-27 21:01:00 | その他
やはり出てきましたか。

まずは海外での販売となるようですが、そう遠くない未来に日本でも販売されるでしょう。

OSはアンドロイド、スマートフォンの定番と言っていいでしょう。


http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1104/27/news038.html

むーん、いいなあ。でもスマートフォンが必要かと聞かれれば……、まず間違いなく要らないのですな(苦笑)。まあ時代の趨勢ですし、切り替わって行くことは確定ですね。でも友人がレグザフォンで苦しんでいるのを見ているので、スマホは嫌だなあという心情が芽生えています。

私は頑丈で、メモリーがそこそこある、写真が撮れる、そんなので十分なんですが。でもG'zOne なら自転車に取り付けて落としても大丈夫ですし。あ、どこかで落としてきてしまったら……。またその道を上りましょう(笑)。

個人的にはマックユーザーなので、iPhoneが良いのですが、如何せん落下などがこの手だと怖いので、頑丈なのがいいんですよね……。

PRAXIS・極太35㎜径シャフト採用 NEWクランクセット

2011-04-27 19:11:00 | 自転車
一体人類はどこに向かうというのか……。

というほど大げさではありませんが(笑)、次から次に新規格が出てきますねえ。一応これ以上に太い規格として、ルック・BB65がありますから破格とまではいかないのですが、まあ極太と言って良いでしょう。

M35言う規格らしいです。すでにこの会社がパテントを抑えているとか。ということは……、普及しませんね(苦笑)。BB30もプレスフィットBBもオープンだから使うのです。もっとも今のところPRAXISワークスという会社はOEMでドライブトレインを供給しているらしいので、どこかで会うことがあるかもしれません。ないかもしれません(笑)。

































http://www.bikeradar.com/news/article/sea-otter-2011-praxis-30017





これがM35のBBです。迫力満点! 

M35とはそのままシャフトの太さ(BBの内径)のことを指すようです。BB30とプレスフィット、両方に取り付けることができるみたいですね。両規格は幅が違うので互換性がありませんが、スペーサーとかでなんとか誤魔化すんでしょう(笑)。どこまで剛性を上げるんだか……。

でもですね、ルック・695に乗っている友人の話を聞くと、かなり良いらしいのです。もちろん、クランク&シャフトの剛性も考慮に入れたフレームがあったればこそなんですが。本来は競輪などのスプリント系競技に向くのでは? と思ってしまいます。

ここの会社の売りは鍛造技術と、LEVA TIMEという変速のための面取り技術、リキッドアノという表面処理技術です。これはアナダイズドの一種でしょう。良く滑るらしいです。

で、チェーンリングもこれは一体の削りだしです。すんごいですね。タイオガもアウターガード一体型のチェーンリングを作っていましたねえ。今だとスラム・のパワードームテクノロジーに触発されたという感じですか? でもこっちはCNCの技術だけでなく、チェーンスパイクや表面処理など一段階も二段階も上手と見て良いでしょう。

大抵この手のクランクセットは剛性を重視するあまり、変速などに気が回っていません。E13などはシャフトの太さと三角おむすび型勘合部で相当な剛性を持っているみたいなんですが、ここまで踏み込んでいません。

2011年春の段階ではコンセプトとして、もっとも尖った最先端といえます。当たるか外れるかは微妙ですが、注目に値するでしょう。


さりげなくBB30をシマノクランク規格に変更するアダプター機能を持っているBBもリリースしています。


http://www.praxiscycles.com/index.php?page=index