BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2010 マキシス・ハイブリッド&シクロクロスライン

2010-01-30 21:46:00 | 自転車
続けて参ります。

マキシス・
ハイブリッド&
シクロクロスライン


です。


デトネイター1.5


オーバードライブ


ゼニス1.5


マッドレスラー


ラーセンMMD CX

ま、ここら辺はなにか際だったスペックはありません。強いて言うなら、マキシスはクロスバイクは太めが良いと考えているようです。デトネイターもゼニスも1.5インチというサイズです。細い街乗りタイヤとは実は作るのが難しいのです。世界一のクロス&トレッキングタイヤのラインナップを誇るシュワルベを見ると、細いタイヤはおしなべて重いのです。コストもありますが、様々な機能を詰め込むとあれくらいの重量になるのでしょう。

マキシスが力を入れていないというのが最大の原因なんですけどね(苦笑)。

シクロクロスもそこまで力を入れてませんね。

今回はこんなところで。

次はいよいよMTBです。

http://www.maxxis.com/Bicycle.aspx



2010 マキシス・ロードライン

2010-01-30 02:03:00 | 自転車
マキシス・ロードです。

一応記しておきますが、これら全てが日本に輸入されるかはわかりません。では参りましょう。


ラジアル

今回の最大の目玉はなんと言っても『ラジアル』でしょう! 文字通り
ラジアルタイヤです。
ラジアル22ラジアル23が用意されています。マキシスも謳っていますが、これは自転車界ではおそらく初めての製品です。以前書いた大石さんがテストしていたのは、これだったんですね。ま、クールシュベルなどのテストもしていましたから、ブランドを当てるのは簡単でしたか?

でも解説図を見てみると……

え? 75度っスか?

び、微妙だなあ。

確かに放射線状ということは出来ますが……、うーん????

基本的に
自転車のタイヤは全てバイアスタイヤです。これはラジアル構造よりも生産コストが安く上がり、サイドのケーシングが丈夫に出来、そしてなにより快適性に優れているからです。

今自転車以外の車輪を使用する乗り物には、基本的にサスペンションが搭載されています。この役割の分担により軽くて剛性があり、タイヤ自体の摩擦抵抗が少ないラジアルタイヤが使用できるのです。コストは大量生産によって克服したようです。実用化したのはミシュランです。これにより空気タイヤを作ったダンロップと共にタイヤ歴史に名を刻むことになりました。

このタイヤでチューブレスを作ることが出来たら……、とんでもない化け物タイヤが出来るかも知れません。

そしてクールシュベルにも使われた
トリプルコンパウンドも使用しています。



今マキシスは紛れもなく世界でトップレベルの自転車タイヤメーカーです。しかしほんのわずか前までただの無名メーカーにしか過ぎませんでした。その第一歩はMTBからです。今にも続く低反発コンパウンドの流れをいち早く掴み、他社が二の足を踏むような柔らかいコンパウンドを使って一気にのし上がっていきました。

そのためか、
マキシスのタイヤはコンパウンドで高性能を発生させる傾向が強いです。今まで最高級クラスだったコーメットもカーカスには170TPIという比較的太めな糸を使っていました。ちなみにヴィットリア・コルサCXエボ2は320TPIです。全てを一列で比較することは出来ませんが、糸は密度が高い方がしなやかと言われています。シルクコードが生み出す軽さ、しなやかさはこの密度のためです。

ラジアルは、その不得意とも考えられた領域に果敢に挑んだ結果とも言えます。

二つのテクノロジーが合わさった最新タイヤ『ラジアル』は、2010年のロードバイクタイヤにおいて
最大の注目作と言えるでしょう。


クールシュベル

各方面で大絶賛を受けたタイヤです。これによりマキシスもロード界で完全に認められるようになりました。たしかロードタイヤでは世界初となるトリプルコンパウンドタイヤです。

50a、58a、62a

という異なる反発力のタイヤを組み合わせ、軽く走れてグリップ力もあるタイヤに仕上がっています。しかし……、海外値段が65ドルって……、日本は倍ですか。いくらなんでもぼったくりですねー。やだやだ。


コーメット

マキシスで唯一
ONE70テクノロジーを使用したモデルです。その驚きの機能は……、ただ単に170TPIの糸を使っただけです(苦笑)。そりゃあなた、ヴィットリア・ディアマンテ以下じゃないですか! まあ糸だけで全てが決まる訳ではないですが……。

しかし2009年に発売してますが、あまり感想を聞きません。というかどこにも取り上げられていないですね。値段が値段ですから失敗したら嫌ですし、傾向もわかりませんしね。それならミシュランを買ってしまいますなあ。


ゼニス・
エキップ・レジェーラ


日本名はゼニス・プロ・ライトです。160グラムという山岳用決戦兵器ですね。普段履きでは財布が一ヶ月で破綻するでしょう(笑)。いや1週間かな?

でも用途を間違えなければ良いタイヤです。あくまで特殊なタイヤであることを忘れてはいけません。


ゼニス・
ホース・カテゴリー


こっちも日本名ゼニス・プロ・レベルという二つ名を持っています。元の名前でもまったく問題ないと思いますが。

デュアルコンパウンドのベーシックモデルです。


コロンビエール

これもベーシックモデルです。ゼニス・プロ・レベルとはこっちがグルーブがはいった全天候で、ゼニスがスリックの晴天用といったところでしょう。


リフューズ

練習タイヤですね。太めのサイズもありますから、長距離用にしてもいいでしょう。


デトネイター

カジュアル的な位置づけでしょう。サイズ、カラー共に豊富です。ちゃんと耐パンクベルトも入っています。

という感じです。

各用途に応じたラインナップがきちんと出来上がっています。できればロード用チューブレスタイヤも作って欲しいのですが……、

ラジアルタイヤってのは文字通り、糸(カーカス)がホイールの車軸から放射線状にでています。ということはサイドウオールが地面に対して垂直であるということなんです。斜めではなく垂直であることで、ラジアルタイヤの特徴であるグリップ力と走りの軽さを出すことが出来ます。モーターサイクルではラジアルタイヤの出現により、レーススピードが劇的に上がりました。それほど革新的な性能を誇ったのです。しかしラジアルタイヤもベースの糸だけでは完成しません。タイヤの周回の部分にタイヤを押さえつける役割を果たすベルトが存在します。これも糸と直角の製品と斜めを2枚重ねた製品の2種類があります。マキシスは後者です。

ここら辺はまた後日。

さて何処がラジアルに気がついて試してみますかね?

http://www.maxxis.com/Bicycle.aspx


追記

あ、書き残していました。

ラジアルタイヤはですね、今回マキシスが自転車用では世界初と言っていますが、実は他社の製品が先んじています。とてもメジャーなタイヤです。

シュワルベ・アルトレモR

です。こっちはちゃんと90度ですね(笑)。このタイヤの高性能と軽さは
ラジアル構造だからだったのですね。糸は127TPIです。そこまで細いわけではありません。そしてこっちもトリプルコンパウンドです。名前は
トリプルナノコンパウンド。スペック的に非常に似通っているのがわかります。

まあ、去年はリコールなどもありましたが、一流タイヤであることは間違いありません。今年はバージョンアップしていますし。

ちなみに専用のチューブもあるんですよ。その名も
アルトレモチューブ。そのまんまです。非常に軽く、49グラムです。

乗り比べれば面白そうです。



2010 パール

2010-01-29 17:14:00 | 自転車
パール

ドイツのブランドだと思いこんでいたんですが、イタリアのブランドのようです。あれ? でもホームページはドイツ語と英語ですね? 中を見ると工場はイタリアにあると書いてあるんですが……。やっぱりドイツなのかな?

海外のショーを見ていたら、ロードバイクばかり取り上げていたので……。

でもホームページを見てみたら、MTBもあるじゃないです!

そして、そこで久々に
心揺さぶるバイクを見ました。

これです!


RUBIN

最先端の技術でできた、リジッドバイクです。

最高に格好いいですな!!

最新でもなく、最強でもないですが、
サイコーです!!!!

かあっこええええ!!!!!!!!

……コホン、失礼しました(苦笑)。


ええ、今までこのブログを覗いて下さった人なら、私が基本的には新型を尊重するタイプだと気づいていると思います。その一方でそこそこのキャリアがあるので、自転車を好きになったまさにその時代のバイクに対する憧れもあります。

マニトウ(アンサーではなく、ダグラス・ブラッドバリーの本物)、イエティ、アンプ、トロフィー(ローウィルデザイン)、リッチー、ミヤタ、ラレーUSA、GTなどなど……。懐かしいですねー。

そしてクライン。当時、日本で最強のDHライダーだったヤナギ(現在YANS)こと、
柳原康弘が駆った赤いアドロイトは私にとって衝撃の戦闘機でした。私が初めて購入した単品フレームはクライン・ラスカル。もちろん彼の影響でした。

オーバーサイズを最初に提唱したメーカーの一つであり、かのツール・ド・フランスでも秘密兵器として使用されたこともある、軽量アルミメーカーでした。その後、クラインはオリジナルシートクランプで大量のリコールを出し、赤字に転落します。そしてトレックグループに買収され、ヘイシェリスから移転し、機械類も転売。人員も全て解雇され、ゲーリー・クラインの頭脳のみがトレックの内部に組み込まれました。

「こんなのはクラインじゃない!」

とファン達から罵倒され、見放された溶接痕がそのままのクライン達。ある程度持ち直した時期もありましたが、2009年ついにそこ活動に停止符を打ちます。

しかし現代にクラインがちゃんと継続していたら……、と思わせるようなバイクです。

素材はカーボンでチューブトゥチューブ形式で繋いでいます。インテグラルシートポスト、下ワンはワンポイントファイブのテーパーヘッドチューブ。インテグラルヘッドセットもグッドです。記載はないですがフロントフォークもカーボンでしょう。手組のチューブレスホイール、M970XTRといった最新スペックです。ディスクブレーキも欠かせませんね。ポジションもアドロイドの時代に比べるとかなりアップライトになっています。クラインは極端な前傾姿勢だったですからね。重量はフレーム単体で1120グラム。軽量と言っていいと思います。

あとはステムとハンドルが一体の製品を使えば、完璧ですねえ(ニヤ)。



BLISS


MAGNA

フルサスはないですが、リジッドはあります。フルサスはとにかく技術力が必要なので、ここは工房という規模なんでしょう。


ロードです。


DICE カーボンモノコック


GRACE カーボンモノコック


LORD カーボンモノコック


GLYCERINE 7003アルミ


EDGE モノコックカーボン トライアスロン、TT用のバイクです。

ロードはキレイではありますが、そんなに派手ではないです。でも最新スペックは押さえていますね。インテグラルシートポスト、テーパーヘッドチューブ、BB30はあえて採用していないのでしょう。小さな工房なら賢明ですね。トラブルシューティングが出来ない製品は、会社の命取りともなりかねませんから。

良さそうなバイクですね。

http://www.pearl-cycles.com/

さてさて次はほとんど何処も触れていない、タイヤを書きます。マキシスですね。なんでどこも取り上げないんでしょうか?

え? サイクリングジャパン???

2010-01-28 00:41:00 | 自転車
し、知らないですよ?

自転車が好きになって20年近く、自転車業界に身を置いて17年くらい経ちますが……。

サイクリングジャパンなんて雑誌、聞いたことも見たこともありません。今テレビでランキングを付けるのに自転車界の代表みたいな感じで話していて、しかもよりによって選んだのが、

MP3の音楽再生機!

だめじゃん!!

イヤホンではなくスピーカーとはいえ、自転車に乗っているとき一番してはいけないことじゃないですか!!!!!!!!

音楽を聴きながらだと、確実に集中力が落ちます。それは間違いなく事故につながるのです。他人を巻き込まなければいいのではなく、ノンブレーキピストが事故を起こしまくっているこのご時世、規制がまた増えてしまうじゃないですか。

1000台以上自転車を見てきた達人!なんて紹介されていますが……、1000台なんてMTB1年分だけの量です。ロード、クロスバイクを含めたら、楽勝で2000台以上いきますよ? あ、ということは最近の人なのか……。

怖いですねー、テレビってのは。



EVA BIKE

2010-01-26 23:52:00 | 自転車

http://natalie.mu/comic/news/show/id/26862

http://bike.eva01.jp/

はあああああ、はあ。

アニメ業界に自転車乗りが多いことは、結構有名な豆知識です。

某自転車屋さんは元(今でも?)アニメーターらしいですし。

今回は
エヴァンゲリオンでキャラクターデザイナーを務めている
貞本義行氏がプロデュースしたとのこと。この人は世界的にはエリック・クラプトンのピルグラムのアルバムジャケットのイラストで有名でしょうか? 自転車マニアのようです。デザイン製作、監修。

EVA BIKE

というのがシリーズの名前のようです。第二弾として

EVA00 BIKE type-r(レイモデル)

EVA02 BIKE type-a(アスカモデル)

が発売されるそうです。ん? 第二弾?

そうです。私は知らなかったのですが、第一弾が2006年9月に発売されていたようですね。折り畳み式の小径車です。


http://lalabitmarket.channel.or.jp/site/feature/evabike.html

なるほど……。

今回の2モデルはミニベロピストバイクという位置づけ。クロモリフレームの20インチバイク。シングルスピードで違いはアップバー(白、レイモデル)とドロップバー(赤、アスカモデル)という色とスペックです。

販売予定価格 9万8280円

送料全国一律1995円

注文期間1月22日~2月28日

問メディアマジック



ピスト流行りの時流を捉えている製品ですね。いわゆる『痛車』であるけど、痛車ではない……。面白い位置づけです。個人的には大河原邦夫、士郎正宗(そう言えば書いてたことがありました)、あさりよしとお、カトキハジメ、鳥山明、永野護、海老川兼武あたりにやってもらいたいですなあ……。

ははは。