BIKEBIND自転車日記ブログ2

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ARIバイクスのスラム・XX用スーパーワイド用追加コグ

2014-01-10 03:44:00 | チェーンリング&スプロケット
コンポーネントメーカーのカセットスプロケット推進で固定化していたギヤセッティングが、また動き出しそうですね。






[[youtube:-zNoeDdi8nI]]


むう! ちゃんと滑らかに変速しています! フロントをどうしているかはわかりませんが……。

http://www.bikerumor.com/2014/01/09/upgrade-your-xx-cassette-with-aris-replacement-36-38-and-39t-cogs/#more-71689
http://www.aribike.it

MTBではXX1タイプがかなりのインパクトを持って普及しつつあります。その影に隠れてしまう形になっているのがXX。確かに最軽量の座はXX1のものですし……。ブレーキなども最新とは言い難いですしね。

そしてよくよく見てみれば、カセットの歯数構成も旧世代となりつつあります。


http://www.dirtfreak.co.jp/cycle/sram/xx/sram-xg-1099-cassette-2/3643/
もちろん今でも軽量で高剛性である美点は変わりませんが、11~32Tと11~36Tは確かに今の数字ではないですね。本当はフロントがトリプルならまったく十分なんですけど。そこは時代の流れですか。

ARIは今流行の『途中の一枚を抜いて、ローに足す』という方式です。7075-T6アルミ製で36、38、39Tを用意しています。39Tで77グラムですが、この製品は重量以上に歯数が重要かと。

さらにここは楕円ギヤやスペシャルクランクなど、非常にユニークなものを沢山作っています。いやあ、ここまでこてこてなオタクメーカーは久々に見ましたよ(笑)! FRMやPMPなどの血脈は生きていますよ(両方とも生きてますけど(苦笑)! 

このメーカーは後日掘り下げてみます。



ウチダのカーボンの製作現場を見てみよう

2014-01-08 13:03:00 | カーボン系素材
むう、キレイな仕事をしていますね! カーボン製のモーターサイクルのリヤスイングアームです。もちろんオートクレーブで焼いています。さらに興味深いのは、コイルスプリングもカーボンで製作していることです!








ウチダがオートクレーブを導入したのは10年ちょっと前の事なんですね。いや、カーボンの大手だと認識していたので、ちょっと意外です。そういえばほかにもそういう会社の話を聞いたことがあります。オートクレーブは素晴らしい機械ですけど、カーボン製作のすべてという訳でもないらしいのです。ここは難しい所ですね。費用対効果もあるでしょうし。

カーボンスイングアームは石膏型で製作しています。量産品でなければこちらのほうが良いのでしょう。鉄だけでなくカーボンやグラスファイバーで型を作る場合もありますから、面白いものです。

あと最終的にマトリクスアイで三次元測定しているんですね。いやいや徹底していますなあ。キャニオンなどもレントゲン測定を取り入れていますが、こっちはその先を行っているんでしょう。いや凄いです。

個人的に興味をそそられたのはカーボンスプリングです。確かカルフィーも作っていましたが……、精度というか仕上げが段違いです。プロとアマくらいの差があります(苦笑)。まあカルフィーはアイディアを形にすることを優先したのでしょうけど。こちらはすぐにでも市販できそうなくらいです。クルマやモーターサイクルよりも遙かに軽量なMTBなら、導入することは比較的容易そうです。そうすればエアスプリングユニットに並ぶくらいになるかもしれませんね。チタンスプリングやアルミスプリング、中空スチールスプリングなど、軽量コイルは色々とありますが、軽さだとカーボンが一番なんでしょうか? 交換性というか値段面でのバランスで中空もかなり期待しているんですけど……。

いや、良いものを見せていただきました。


ガーマット、ステムをリリースへ

2014-01-07 23:19:00 | MTB
チェーンデバイス関連を邁進してきたガーマットが、新しいジャンルに挑むようです。

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スラム・1×11速用チェーンリング

バッシュガードと1×11速チェーンリングは納得できるのですが、ステムですか。意外というかなんというか……。他にも開発しているのかもしれませんね。ハンドルとステムは結構個性というか癖があるので、できれば同一メーカーが望ましいところです。ガーマットがステムを作るなら、やはりハンドルも欲しいところです。

海外のMTBパーツメーカーは積極的ですねえ。



2014 ボス・デヴィルAM

2014-01-06 21:53:00 | サスペンション
お? おおお? 初見なような……?














http://www.mtb-news.de/news/2014/01/06/vorstellung-bos-deville-am-2014-140mm-mountain-gabel/

スペック
●対応ホイール 26、27.5
●トラベル 140ミリ
●インナー 34ミリ 7075アルミ
●アウター マグネシウム 15ミリスルーアクスル
●ダンパー 3ポジション
●スプリング エア
●重量 1800グラム

グレン・オブリーのアワーレコードバイクがeベイに

2014-01-05 11:30:00 | 自転車
1993年7月16日に、グレン・オブリーがフランチェスコ・モゼールの樹立したアワーレコードに挑み、そして更新した時のバイクです。


http://road.cc/content/news/105585-updated-obree-bike-sale-ebay


ハンドルと手を完全に抱え込んでしまうその独特なスタイルは『オブリースタイル』と呼ばれ、自転車界に新風を吹き込みました。ほかにもMTBやヨガを導入したアップなどは当時のロード界の常識からはかけ離れていました。すでに引退していた前記録保持者のモゼールですらもオブリースタイルと最新カーボンバイクを取り入れ、彼の以前の記録を上回ったほどです。

しかしここで面倒なUCIが出て来ます。オブリースタイルを禁止したのです。理由は……、とてもくだらなかった記憶があります。しかし彼はそれにめげずに新ポジション『スーパーマンスタイル』を産みだしまたもやアワーレコードを叩き出します。このポジションもボードマンなどが真似をし、記録を更新しました。

しかしまたもやUCIによって規定が変更され、ポジションもバイクもいわゆるトラックバイクに乗っ取ったものでなくてはならないということに後出しで決められ、オブリーの記録は参考扱いになってしまいました。このときはアワーレコードブームとでも言うべき時代だったのでほかにも被害者は居ます。私は6.8キロ制限とともにこの一件でもってUCIへの信頼をなくしました。多くの自転車ファンもそうだったのではないでしょうか?

オブリーは地元では映画が作成されるほどの英雄です。その一歩目を踏み出した記念すべきバイクがこれです。その価値は、自転車ファン度が高ければ高いほどかけがえのないものであるはす。締め切りは1月9日までとなっています。……日本の自転車博物館とかが買ってくれませんかね?