BIKEBIND自転車日記ブログ2

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ニバリの2016ジロ・デ・イタリアスペシャルバイク

2016-05-30 22:19:00 | ロードバイク
2016ジロ・デ・イタリアの勝者はまたもヴィチェンツォ・ニバリということになりました。これで彼は二度目のジロ優勝ということになります。

で、最近恒例の最終日スペシャルバイクなのですが……。ピカピカです(笑)。そりゃもう、眼も眩まんばかりに!




近くで見ると、こんな輝き!












http://www.cyclinside.it/web/giro-ditalia-2016-e-la-specialized-tarmac-s-works-di-nibali-diventa-rosa-ecco-come/#!prettyPhoto[gallery]/3/

ベースはスペシャライズド・ターマックSワークスなんですが、ここまでやるとまた違った味わいがありますね(笑)。

でも主張の強いフレームに対して、各パーツはほとんど黒なのでバランスが取れています。このまま市販してもいいんじゃないかとも思えてしまうほど。

ジロを勝ったスペシャルバイクということを差し置いても、結構人気が出るんじゃないかなあなんて私は思います。個性的ですしね。


ダヴィンチの工場の様子を見てみよう。

2016-05-29 21:06:00 | 自転車
カナダはMTB大国です。一時期ほどノースショアやフリーライドが注目されなくなったとは言え、やはりMTB乗りにとっては、一度行ってみたいパラダイスでしょう(笑)。

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そこで大手としての地位を保っているのがダヴィンチです。昔からのMTB乗りだとロッキーマウンテンとかのほうが先に浮かびますが、今はダヴィンチとノルコのほうがかなり大きいようです。ここではアルミフレームの製作が主ですが、技術力が問われるカーボンも定評があります。

さらに最近はロードやシクロクロスもなかなかの物を作っています。

良いメーカーですよね。


シマノ・リングクラッチ採用モデル、WH-M9001&9021登場!

2016-05-29 15:11:00 | ホイール
むーん、シマノ初のリングドライブはデュラエースではなく、XTRでありました!


WH-M9001、らしい……。


カセットボディ


全体図


Cリングにて固定


17ミリスパナで右キャップを引っこ抜く


ボディ(A)とともに、カバー(B)と(C)も外れる


(A)と示されている3つのパーツは、クリアランス調整用のシム。場合によって数を増減させる



https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&ved=0ahUKEwiQ08GE0v7MAhXjIqYKHfXoBLcQFggkMAA&url=http%3A%2F%2Fsi.shimano.com%2Fphp%2Fdownload.php%3Ffile%3Dpdf%2Fdm%2FDM-MAWH001-00-ENG.pdf&usg=AFQjCNH803XwXxMy9NSGb3ssS0YsWsr8sg&sig2=RgIM8kpOfkARrvsrmMCbGA

済みません。私には現物の写真はこれしか発見できませんでした……。というか本当にこれかという確信も持てません。そのうち差し替えておきます。

しかし『サイレンス』と命名されたリングドライブ採用のシマノ新フリーシステムは、間違いありません。現物の前に取扱説明書が見つかるというこの自体は……?

ま、いいでしょう(笑)。

結構シンプルな構造です。さすがにカセットスプロケットごとボディが外れる事はありませんが、ベアリング調整は毎回やり直さなくて良さそうです。メンテナンスアクセスが非常に高い分、逆に高い頻度で求められているかもしれません。大きくてシンプルなものから小さくて緻密な物へのシフトですから、これは仕方ないことでもありますけど。踏み込んだときの抜けはほぼゼロになるでしょうし。

カセットボディ側とハブ側のラチェットを微調整するためのスプリングはもちろんついているのですが、とれとは別にクリアランスを確保するためのシムもあるようです。なかなか細かな配慮ですが、シマノにしては珍しい気もします。こういうところはなんというか、きっちり仕上げるというのが私の印象なのです。しかしここらへんはがばっと被せてしまうような構造なので、こうなったのかと。

フリー交換、やりやすそうですねえ……。

何か企んでいるんでしょうか、シマノ?




2016 ジロ・デ・イタリアのTTバイクを見てみよう

2016-05-28 23:46:00 | ロードバイク
完璧ではないのと、かなり遅めですが……(汗)。

やはりTTバイクは格好いいですな! 速さは正義です(笑)!!!





















http://cyclingtips.com/2016/05/photo-gallery-giro-ditalia-time-trial-tech/#image-1

ちょっと体調を崩しておりました。ああ、健康な体がほしい……。歳を取ると本当に体が財産なのだとわかります。見ているかも知れない若者達、その体を大事にして下さいね。

細かいところはさておき、全体としてはツライチホリゾンタルトップチューブ&ステム主流になったというところでしょうか。その結果なのでしょうか? トップチューブ位置が高くなってしまうためか、こころなしワンサイズ小さめを選んでいる人が多い印象を受けます。ホリゾンタルなのにシートポストがある程度出ているのと、エアロバーの突き出しがかなり長く見えるのがその根拠です。あくまで私見ですけど、機会があるなら、選手に話を聞いてみたい物です。

フロントフォークも、アウトボードタイプコラムが多数です。ヘッドチューブと合わせて、空力が稼げるんでしょう。

コンポはほとんどが電動です。スラムもマスドロードよりもこういったTTバイク系からの要望が大きくてeTAPを開発したんじゃないかなあなんて思ってしまうほどです(笑)。ブレーキもなんらかのエアロ的配置や工作が施されています。

タイヤの太さとかはどうなっているんでしょうか? 確認してみたいものです。


2017 マヴィック・クエストXAシリーズ登場!

2016-05-21 10:55:00 | ホイール
すみません。ようやっと整理しました。随分と投げっぱなしになっていました(汗)。

カーボンモデルとアルミモデル、重量か価格くらいの違いかと思いきや、意外な違いがありました。










フロントハブ


リヤハブ XDドライバー仕様


カーボンリム

XAプロカーボン
■スペック
●対応ホイール 27.5、29er
●ハブ アルミ フリー:ITS4 フロント:100×15ミリスルーアクスル、110×15ミリスルーアクスル(ブースト)、レフティ対応モデルあり リヤ:12×142スルーアクスル、12×148スルーアクスル(ブースト)、クイックコンパチ
●リム UDカーボン 内幅26ミリ、外幅32ミリ UST対応
●スポーク スチールストレートタイプ、ブレーデッド、ダブルバテッド
●ニップル アルミ×ABS
●重量 1490グラム(27.5)、1535グラム(29er)









フロントハブ


リヤハブ




リム

XAエリート
■スペック
●対応ホイール 27.5、29er
●ハブ アルミ フリー:ITS4 フロント:100×15ミリスルーアクスル、110×15ミリスルーアクスル(ブースト) リヤ:12×142スルーアクスル、12×148スルーアクスル(ブースト)、クイックコンパチ
●リム マクスタルアルミ 内幅25ミリ、外幅28ミリ UST対応
●スポーク スチールストレートタイプ、ブレーデッド、ダブルバテッド 24H
●ニップル アルミ×ABS
●重量 1695グラム(27.5)、1770グラム(29er)






新採用となるフックレスリム


オフセットリムとスポークテンション是正の概念図
http://www.pinkbike.com/news/mavic-xa-carbon-2017.html
http://www.vitalmtb.com/features/First-Look-Mavic-Quest-XA-Wheel-Tire-System,1385&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+VitalMtbSpotlights+%28Vital+MTB+Homepage%29
http://www.vojomag.com/mavic-xa-large-carbone-xa-pro-carbon-nee/

リムがね、違うんですよ。素材どころではなく、幅が。

カーボンが内幅26ミリ、外幅32ミリ、アルミが内幅25ミリ、外幅28ミリと、正直まったく別モデルなんじゃないかというくらい異なるのです。ただタイヤの幅を厳密な意味で左右する内幅が1ミリ差なので、コンセプトは同じということは感じ取れます(笑)。

他の部分もあるんでしょうけど、完成重量が29erでは235グラムも違うのはマヴィックの初採用となるカーボンリムに依るところが大でしょう。2016モデルですけど、クロスマックスプロも1595グラム(29er)なのですから、トレイルモデルでありながらXCモデルの最高級モデルを凌ぐ軽さなのです! リム単体としても非常に軽量で、27.5で380グラム、29erで395グラムですから、走りの軽さも期待できそうです。

そして私の記憶が確かなら、このアルミ×ABSニップルというのも初見です。ニップルに緩み止めとしてナイロンなどを入れるのは見たことがありますが、ABSを使うというのは知りません。これにもなにか秘密がありそうです。

もう一つ大事なのがスポークパターンの変更です。マヴィックはフリー側をラジアルにするISOパルスパターンを、オフセットリム採用によるある意味一般的な組み方に変更してきました。ロードの話になりますが、マヴィックはISOパルスパターンの次世代としてトラコンプになろうとしていました。しかし……、もっと採用が増えるかと思いきや逆に採用モデルが減少傾向にあります(Rシス含む)。キシリウムカーボンも同様です。マヴィックでなにか新しい結論が出たのかもしれませんね。

このXAシリーズ、特にカーボンですが、何かマヴィックのターニングポイントになるような気がしてなりません。