BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

パワー

2009-04-30 20:12:00 | 自転車


トラックでのワンシーンです。

ライダーはロードレーサーですね。おそらく最後のスプリントシーンでしょう。ですから生粋のトラック乗りとはまた違うのですが、見てくださいこのホイール!!

どれだけゆがんでいるんでしょうか?

そしてどれだけのパワーなんでしょうか?

通常見ているシーンでも見る場所が異なると、全く違うシーンに見えますね。

エクストリーム

2009-04-30 09:58:00 | 自転車




いやあ、このメーカーまだあったんですね。

8年くらい前、日本に入れている問屋はあったのですが、今は何処も入れていません。

エクストリーム

早い段階からカーボンリムホイールに取り組んできたメーカーです。ちょっと野暮ったい外見ですがなかなかの性能を持っていました。しかしちょっと難点もありました。

カーボンホイールとくれば当時も今も最先端技術の結晶です。なのに何故だかちょっと遅れたスペックを持っているのです(苦笑)。

この完組ホイール全盛の世の中で、コンプリートモデルなのに首付きスポークで出してくるところがいかにもこのメーカーらしいです。ただ真鍮らしきワッシャーを挟んでおり、応力の集中を防いでいるようです。そのほかにもフランジ径を左右で変えて、テンションの均一化にも注意を払っています。

今の性能は……、どうでしょ?

タラ・ヤネスの挑戦

2009-04-29 14:37:00 | 自転車


元MTBトップダウンヒラー、タラ・ヤネス

彼女が脊椎損傷になってから1年ほど経ったでしょうか。

症状は違うとはいえ、同じ怪我を負った身として彼女の回復は気になっていました。

残念ながらまだ歩けるまでにはなっていないようですが、ちょっと前に見た写真では固定の自転車に乗り支えられながらもクランクを回していました。

そしてジャイアントも彼女を見放しませんでした。彼女は今でもジャイアントのライダーです(私の中でジャイアントの株がまた上がりました)。

その彼女がトライアスロンに挑戦するそうです。もちろん脊損の人間では世界初。

驚くと共に、やはりスポーツが好きなんだなあとしみじみと思いました。

挑戦が成功することを祈って!!!

ベアリング

2009-04-29 12:38:00 | 自転車
ちょっと前にニュースでやっていたんですが。

ドイツのベアリングメーカーがプラスチックのベアリングを武器にこの不況と闘うというような内容だったのです。

驚いたことにMTB用サスペンションのスライドメタルも作っていたんです。しかも樹脂で。

素材の変更で1/2の重量、4倍の耐久性、1/20のコスト(だったはず)になったそうなのです。

ヨーロッパ市場の8割近くを占めているそうなので、サンツアー+ロックショックス+マルゾッキくらい、更にフォックスくらいが採用していてもおかしくなさそうです。

プラスチックの高性能化は知っていましたが、ここまできていたとは……。

ちなみにリヤサスペンションのエンドアイのベアリング化も樹脂で行っており、ピロボールも樹脂で作っています。うーん、すごい。


フォックスなどはエンドアイを潤滑してはいけません。しかし、一部でベアリング化をしている人もいます。さらにBOSなどは最初からニードルベアリングを採用していますね。DTはピロボールを使っています。

私はエンドアイはピロボールがいいと思っています。

リヤサスペンションバイクをバラした人なら分かると思いますが、リンク周りを含めてスムーズに動くフレームはなかなかありません。なにかしらボルト、リンク部分に無理をさせています。

ニードルベアリングの場合、完全に精度が出ていないと過負担をになう部分が出てきてしまいます。

ところがピロボールは多少の誤差をごまかせる懐の深さがあります。

さらにこのドイツのメーカーのプラスチックベアリングは錆びない、異物が入っても大丈夫というメリットがあります。今自転車界はセラミックベアリング流行りですが、セラミックベアリングはボールだけでなくレースもセラミック化しないと本当の性能は発揮できません。その点このメーカーは適切な強度に抑えているようなので、金属との共存も可能でしょう。

惜しむらくは……、そのブランドの名前を紹介してくれなかったことです。いや、私が覚えていなかったのかな?

2010マルゾッキ

2009-04-28 04:26:00 | 自転車


なぜ全体の写真もないのにこのモデルをトップに持ってきたのかというと、このモデルが新生マルゾッキの急先鋒になる可能性を秘めているからです。

マルゾッキが名を馳せたのは名作『Z1』のおかげと言っていいでしょう。それまでに存在しなかった圧倒的なストローク感、剛性、素晴らしいダンピング。重量が重かったといえ、サスペンションの本質を突いたこの作品はロックショックスもマニトウも寄せ付けない圧倒的な性能を誇っていました。そして自転車のサスペンションだから動かない方がいいという変なXC的考えを蹴散らしていったのです。

ところが近年他のメーカーも性能が良くなりアンチボビング機能などを備え始めると、マルゾッキの迷走が始まります。サスペンションで重しとなるのはコイルスプリングとダンパーオイルです。特にダンパーオイルはマルゾッキがオイルバス形式をとっていたこともあり、かなりな重量増になっていました。

ダンパーをカートリッジ式にして、スプリングもエア式に。軽量になりましたがそれまでマルゾッキの持っていたへたれ無いダンピングやおおらかといっていいほどのフリーメンテナンス性が失われてしまいました。そしてここ2年ほどの製品はかなりな量の問題作を作ってしまいました。会社が売却されたとはいえ、これは許される事ではないでしょう。

今回の『44RC3 TI』は一転してマルゾッキの原点に回帰しています。重量は1880gに抑えつつ、15㎜スルークイック、そしてこの重量ながらポジティブスプリングにチタンスプリングを採用しています。さらに底付きしないようにエラストマーも補助的に入れていますね。ネガティブスプリングもコイル式です。

トラベルはスペーサーの入れ替えによる100、120、140㎜の切り替え。インナーチューブは32㎜となっています。

ダンピングはちょっと分かりませんが、これはかなり期待できます!!!

大注目です!!!!!




トリプルエイトもインナーチューブをアウトバテッドするなどかなり軽量化を意識しているようです。600g減量し、3㎏を切ります。




ダートジャンプもいいですね。クラウンの形状などを見直し、30パーセント強度アップ、20パーセントの減量に成功しています。トラベルは80と100㎜が選べるようです。




そのほかにも様々な製品を投入してきます。55にもコイルスプリングバージョンが出ますし、44にもエアスプリングバージョンがあります。29erユーザーにも待望のロングストロークモデル(100、120、140可変)がでます。このモデルはさらに15㎜スルーアクスルにも対応しています。

そしてスルーシャフトクイックもロックショックス・マクスルのようなクイック式に変更してきました。今までのタイプは止まるところがイマイチ定まらなかったので、しょうがないでしょう。これもアップデートだと前向きに受け止めます。

グラフィック的には昨年までのマルゾッキは遊び心があって好きでしたが、サスペンションは高性能でナンボです。

来年は期待大です!!!!

ダイヤテックさん。来年はおねがいしますよーーーーーー!!!!!!!!