BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

サンタクルーズ・ブラーXCカーボン

2009-01-22 06:44:23 | 自転車


ついにサンタクルーズもカーボンに手を出しましたね。

リンク周りはカーボンに置き換わっているモデルが多かったので、いつかは……と思っていたのですが。

アメリカ屈指のチームを持ち、レースにも盛んにアプローチしていたサンタ。その中でもフラーは数多くの派生車種を持ち、テストでも高い評価を持つなど看板と言っていいバイクです。

今回の素材変更により重量は1.9キロほど。リヤトラベルは105㎜ほどになりました。今回のブラーは完全XCユーズ前提です。

テストを重ねて出てきたと言いますが、トレイルバイクにカーボンは? と言うのが私の持論です。曲がってもへこんでも、帰ってこれるのがいいバイクだと思うのです。

それもこのバイクによって覆されるのでしょうか?

7900デュラエース リヤドライブ周り

2009-01-17 19:50:39 | 自転車

リヤドライブ周り

今回のモデルチェンジで数少ない互換性確保部品とシマノが言っているのがカセットスプロケットです。

しかしただ品番を変えたわけではありません。実は設計を変更しています。チェーンを大幅に変更したので、当然と言えるでしょう。

今回はリヤディレーラーの改良に力を注いだようです。

ケージはそのままに(実は伸びていますが、そう見えないところがシマノですね。一つのディレーラーで全てを賄うためこのような設計にしてあります。コンパクトドライブも28Tスプロケットもコレ一つです)、キャパシティを増やしています。対応最大ギヤは28T、トータルキャパシティは33Tになっています。その秘密はスラント角。7800を含めたアルテグラなどの従来設計では3.0度だったのが、7900では3.5度に拡げてあります。ちなみにXTRなどのオフロードコンポは4.5度になっています。

28Tというローギヤに対応しているのも今は7900デュラのみです。チェーンの張り方が従来からのアウター×トップの時、リヤディレーラープーリーが垂直になるようには27Tまでのカセットスプロケットにしか適合しません。28Tを使用するときはMTBと同じく、アウター×ローにしてプラス2コマにしてあげなければなりません。

レバー比は変えていませんが、各部の設計を変更してあるので変速性能は非常に高くなっているようです。ただ個人的な見解としては、シフト的に理想的だった従来の外添い式から内蔵式に変更されたのでワイヤ的には引きが重くなっていると思います。それらを打ち消す性能の向上があると思います。インナーワイヤにはXTRと同じテフロンコートワイヤが採用されました。ロード用ディレーラーには基本的に使用してはいけませんでした。なぜなら軽量化のため通常のワイヤより良く滑るテフロンワイヤを固定するのに強度が足りないとされていたからです。このモデルからシマノに正式に認められました。取り付けトルクは5~7Nmだったのが6~7Nmと上がりました。注意しましょう。

ワイヤがらみでもう一つ。アウターワイヤは変更がないですが、アウターキャップが変更になりました。アルミ製です。ここを金属にすることで一層ソリッドな引きを実現しています。ちなみに従来からもシマノアルミアウターカップは存在しますが、それらとは異なる新設計のカップです。ここは素直に指定品を使いましょう。対応品には線が入っています。

そして外見上のアイコンともなっているカーボンケージ。これにも立派な役割があります。それは軽量化。当たり前と思うかも知れませんが、ディレーラーの最も動く部分であるケージ先端部が軽くなると、シフト動作の負担も減ります。チェーンが暴れた時にも収束が早くなります。

互換性を謳っているところもありますが、7900の性能を堪能するにはここをハズしてはいけない部分ですね。




7900デュラエース クランク周り

2009-01-16 02:49:04 | 自転車


さていきなりですが、今回の7900デュラの最大の変更点からいきます。

それはクランク周り。

クランク、チェーンホイール、BB、フロントディレーラーです。

あらを探すようですが、昨年発表された7850カーボンクランクはでません。結局シマノが定義する性能を発揮することが出来なかったようです。

今シマノが造っているクランクは基本的に剛性の高いクランクです。+チェーンホイールですね。7800のクランクの話ですがあるメーカーがテストしたところ、クランクで最も高い剛性を誇るのはシマノだそうです。レコードやレッド、ストロングライト、TA、イーストン、FSAなどはそれより下回ります。ただ重量などは他のメーカーが上回っていますが。

私の考えでは全てのパーツに適正な剛性があり、極端に一部のパーツにその役割を負わせるのは良くないと考えていました。振動吸収性やしなやかさ、強度、剛性などは全体で担うべきだという考えです。

ところがシマノの製品を見ていると、クランク周りはいくら硬くても足りないくらいだと考えさせられてしまいます。クランクが高剛性なのはもちろん、BBも高剛性になっています。それはすでに7800で実現されています。

今回はチェーンホイールです。7800以前では今まで当然だと思われていた肉抜き部分を埋めて高剛性化しました。今回は更に素材を貼り合わせた中空構造とし、オーバーサイズ化を計ることにより剛性を高めています。この剛性は走りだけでなく、変速にも大きな影響をもたらします。

今回はチェーンの役割比率を上げてきたようですが、フロントの変速は基本的に80%チェーンリングに依存します。それは素材表面のコーティングであり、リーディングティースであり、歯先の面取りであるわけです。これらの性能を煮詰めていったのが7800です。

7900はこの設計を大きく変えてきました。まず驚いたのがアウターリングの歯先とインナーリングの歯先の距離を拡げたことです。通常ならこれらはマイナス要因となるはずですが、シマノはそれを逆手に取ったのです。ちなみにこれらの設計によってチェーンラインは変わらず、クランク自体の寸法設計も変わりません(そのためクランク自体は7800を流用することが可能です)。これにはちょっと驚きました。そして厚みのあるアウターリングがチェーンを導くためのスロープになるのです。さらにリーディングティースの高さが従来より高くなりました。これによりチェーンはより一層アウターに上るためのとっかかりが高くなったことを意味します。それによりさらにチェーンの移動がスムーズになりました。

フロントディレーラーは外羽と内羽の感覚が微妙に広くなりました。これによりトップトリム調整が不要になりました。さらにリンク部分の内側がワイドリンク構造になり、さらに一本で支えていたのが二本になり一層の高剛性化が計られました。さらにレバー比も変更され、従来よりも軽い操作が可能になりました。その為ワイヤテンションがかなり緩くなったそうです。チェーンとの距離は0~0.5㎜とかなりシビアです。移動量も変わっています。7800より7900のほうが動く範囲が広いです。もちろん高剛性化は力のロスを無くし、一層スムーズな変速を実現します。フロントの変速では世界に並ぶモノはないでしょう。



STIレバーのワイヤ巻き取り量は7900の方が多く、FDの動き量は7800の方が多く、チェーンホイールの歯先距離は7900の方が広いです。

一見先ほど述べた7900の移動量の方が広いと矛盾しそうですが、シフターとフロントディレーラーの動きを合わせて最終的な動き量としては多い(広い)と言うことです。



さらにチェーンもコレに関わってきますが、チェーンは単体で説明することが沢山ありますので、単体で説明したいと思います。

ここまで説明すれば分かっていただけると思いますが、寸法、レバー比か異なるため7800とは互換性がまったくありません。当たり前ですが、サードパーティの製品とも互換性が全くありません。

7900は完全にコンポーネントとして使用するのが大前提です。おそらくFSAなどのサードパーティ対策だとも思われますが、出来上がった製品の評判は上々です。

これから広く世間に普及していく7900デュラエースですが、互換性を捨てた価値があると思われます。



ランスバイク

2009-01-16 01:29:45 | 自転車


黒に黄色というランスの定番色バイクです。

トレック、デュラエース、ボントレガー……これ以上ないほど、今までのランス・アームストロングの仕様です。


しかし


おそらくこれが実際に使用されるモデルだと思われます。

アスタナのコンポーネントサプライヤー、スラムのレッドが使われていますから。

彼には非常に保守的な面があり、機材に関しては中身は変わっても、外観の大きな変更は嫌っていました。

ところがもうわがままを言えないのか? それとも新型の力を認めたのか? 新型マドンに乗ることになりそうです。

なせ?

2009-01-15 14:21:43 | 自転車
勉強してきましたよー。

なぜ7900デュラが優れているのか? 

どこが変更点なのか?

よく分かることが出来ました。

雑誌などでも見ることが出来ないそこら辺を書いていこうと思います。