BIKEBIND自転車日記ブログ2

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クリスキング、新BB規格スレッドフィット30を提唱!

2016-04-20 06:14:00 | BBまわり
らしいのです。


http://www.bikerumor.com/2016/04/19/soc16-chris-king-leaks-new-threadfit-30-bottom-brackets-cinch-cranks-centerlock-road-disc-hubs/

写真はシーオッターでエンヴェのブースにあったバイクのもののようです。

正式発表は数週間以内に行うとクリスに教えてもらったとか。

……はあ、もういやになってしまいます(苦笑)。また規格の乱立ですか。もうね、覚えたくなくなってきますよ。しかもクリスキングはちょっと前に『T47』を出したばっかりじゃないですか。まあねじ切りの良さを再認識したとかそんな感じなのでしょうが……。どうも、性能的に必要だからという印象は受けないんですよね。

メリットを考えてみましょう。

圧入形式は結局の所ネジが切れないカーボン用と考えても良いと思います(幅はこの場合置いておきます)。とするとどうしても緩みがちなBBに、せめて金属フレームにはねじ切りでトラブルを少なくしようという考えなのかもしれません。というかサンプルの写真にもあるようにこれはMTB用に考えられたものなのかも。BB30の剛性を持たせつつ、緩まないように。そう考えると悪くない気もしてきました(苦笑)。

これ以上は詳しい寸法発表の後に考えましょう。


T47 BB規格、図面など

2015-11-11 23:55:00 | BBまわり
はいはい、こういう事だったのですね。




左が30ミリスピンドル対応、右が24ミリスピンドル対応


締め込み工具。どちらでも使える?


24ミリ対応は、現行のENGのようにベアリングがアウトボードタイプに

http://www.todomountainbike.es/art/t47-bottom-bracket-nuevo-estandar-pedalier
http://www.bicycling.com/bikes-gear/previews/first-look-new-t47-bottom-bracket-standard

これでほぼ疑問点はなくなりました。

ふむふむ、2種類というのはスピンドルに応じてのことでしたか。悪くないと思います。

ではこれが主流になるかといえば、そうはならないでしょう。現在のフレーム素材事情を鑑みても、まだまだしばらくカーボン素材が主流であることは間違いありません。中級~入門クラスのフレームはカーボンねじ切りというようなことはコストや手間、信頼性からまず導入しないでしょう。そうなると異素材をワンクッション噛ませる前の時代に戻ることになります。まず、これはないかと。

さらにこのワンクッションはフレームに内蔵されているケーブル類の妨げにもなります。最上級グレードのシフトコードレス化はあるとしても、中級シフト、さらにはブレーキはおそらく有線のままです。そうするとBB部に邪魔があるのは……、デメリットでしかないからです。

おそらくそういう危惧は想定済みでしょう。そのために一発目はアルゴノーツというカーボンフレームメーカーとの組み合わせで出したのでしょうから。アルゴノーツはダイレクトにねじ切りになっています。ここまで大きなサイズならカーボンや樹脂といえど、結構なねじ強度を持ちます。

個人的には、大メーカーには採用されずカスタム系に採用が多い規格になるのではないかと思って居ます。なんだかんだでシマノ系スピンドルには完全対応しているようですし、BB30系も押さえていますし。


T47 BB規格、参入相次ぐ?

2015-11-09 04:38:00 | BBまわり
いきなり続報です(笑)。

どうやら新BB規格『T47』は、アメリカ勢にはすでに根回しがされているようです。






ホワイトインダストリー






エンデューロ


フレームパーツメーカーのパラゴン製T47 BBシェル

http://www.bikerumor.com/2015/11/07/pbe15-more-on-the-new-t47-bb-from-white-industries-enduro-and-paragon-machine-works/

T47の名称の由来は、そのままM47×1のねじ切りから来ているようです。恐ろしいことにパラゴンはねじ切り工具を用意する予定であり、アルミ製に限りますがPF30BBにねじ切りを施すことも可能としています! 

だ、大丈夫なんでしょうか?

さらに例外なのかもしれませんが、T41タイプもあるようです。他のメーカーはともかく、クリスキングは結構手堅く、あまり外したことはありません。まだ先は不確定ですが、新たなスタンダードになるのでしょうか?

さてさて?


2015 フルクラム・レーシングゼロカーボン登場!

2014-07-30 03:46:00 | BBまわり
驚きました。よもやこんな隠し球があるとは……。

カーボンリムにアルミスポークの組み合わせという、非常に珍しいタイプのホイールです。フルクラムはレーシングゼロシリーズの価値を一気に高めようとしているようですね。










http://www.arueda.com/tech/noticias/fulcrum-presenta-las-racing-zero-carbon.html
http://www.cyclonline.com/242-technique/fulcrum/10144-new-fulcrum-racing-zero-carbon.html

カーボンリムであるレーシングライトの発展形かと思いきや、先日プラズマ表面処理を施してモデルチェンジを果たしたレーシングゼロナイトの兄弟モデルとなるようです。ハブもUSBベアリング採用でカーボンボディとなっていますから、決定的な違いはリム以外にはないかと。

リムは幅17ミリ、高さ30ミリとなっています。旧モデルは前後でハイトが違ったので、今回はよりエアロ効果を来ししているようです。重量はチューブラーが1268グラム、クリンチャーが1358グラムです。クリンチャーモデルのナイトが1420グラムですから、カーボン採用の主な目的である回転外周部の重量軽減の役割は十分に果たしているようです。

レーシングライトのモデルチェンジか? と思ったときはまだ情報がまったくありませんが、ハイペロンの新型も出てくるのだろうかという期待を抱きましたが、レーシングゼロシリーズはシャマルと同格です。すでにシャマルはナイトモデルとして出て来ていますから、新ハイペロンはなさそうですね。あくまで私の予想ですけど。


スタンダードタイプBBをエキセントリックBBにするアダプター

2013-11-12 01:54:00 | BBまわり
ここら辺はある意味変速的部品なので、そこまで数は多くないです。ですが一昔前は全くなかったので、ある程度の種類があると言うことはシングルスピードという乗り物が市民権を得た証でもあるのでしょう。

↓ENGのねじ切りタイプ用





トリックスタッフ・イクスゼントリッカー

フィルウッド・フィルセントリックアウトボードボトムブラケットカップス

↓プレスフィット30用



プロブレムソルバーズ・エキセントリック46ボトムブラケット
http://problemsolversbike.com/products/eccentric_46_bottom_bracket





FSA・EE104エキセントリックアダプター
http://www.fullspeedahead.com/products/741/EE104-ECCENTRIC-ADAPTER
http://www.bikeradar.com/au/gallery/article/fsa-adds-eccentric-pressfit-30-adapter-36683/1/

他にもナイナーなどもありますが、まあここらへんで。


http://www.peterwhitecycles.com/tout-terrain.asp

本来ならこんな感じでシェル側に固定装置が付いているのですが、ENGにもプレスフィット30にもそんなものはありませんので、アダプター側に付いています。エキセントリックBBはそもそもタンデム用に用いられてきた機構です。シングルスピードのトラックバイクなどはリヤエンドでチェーンテンションを調整するのがいまでも主流です。そっちのほうがどう考えても軽く安く出来ますからね。でも美としてはエキセントリックBB仕様のシングルスピードもありだとは思います。

この形式が出て来たのは、アウトボードBB(ホローテック2構造BB)とオーバーサイズBBの普及のおかげです。面白いところで面白い恩恵が出たものです。

トリックスタッフは日本での代理店を私は知りませんが、通販が出来るようです。またほぼ同じ能力を持つフィルウッドはモトクロスインターナショナルが代理店です。在庫は難しいでしょうが、相談すれば取り寄せてもらうことが出来るかも知れません。