BIKEBIND自転車日記ブログ2

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パワーメータークランクのニューカマー、ステージスサイクリング

2012-09-30 21:27:00 | 自転車
ステージスサイクリング・ステージワン

なるほど! これは頭が良い!!

加工が難しい右クランクを避けて、左クランクにパワーメーターを取り付けた訳ですか。しかもすでに9000デュラエースをラインナップしています! 早! 










代表的なラインナップ


シマノ・9000デュラ


シマノ・79デュラ


シマノ・XTR


キャノンデール・ホログラムSL



スラム・ライバル


スラム・X9


スラム・X9 BB30

http://www.stagescycling.com/



ここの写真は代表的なモデルだけですが、他にも大体シマノなら現行の上級モデル(9000デュラ、78デュラ、67アルテ、57 105、XTR、XT、セイント、DX)、スラムの一部、キャノンデール・ホログラムSLがあります。ロードとMTB、トラック、BMXに対応しています。

あれ? スラムならレッド、ロードなら外せないカンパは? ……はい、要するにここは、まだアルミクランクしか加工できないんですね(笑)。しかも中空でないとセットできないようです。だからスラムは半端ながらX9とライバルがあるんですね。

……ちょっと突っ込みどころが満載ですが、手持ちのクランクを無駄にすることなく、わずか20グラムという重量増で済むのですから、トータルで見た魅力はかなりなものかと。そしてなにより素晴らしいのがコストパフォーマンスです。なんと699ドル! いや、上手いこと作った物です。左クランクの内側に仕込むことで、落車時のダメージも最低限に抑えられそうですし、少しはみ出しているということはバッテリーの交換も本国に送り返すようなことはしなくてよいと推測されます。デザインを崩さなくて済むというのもグッドです!

精度もかなり高く、±2%の誤差でパワーを測定でき、電波もアント+とブルートゥース両方に対応しています。


アメリカ・ボウルダーの会社ですが、なかなかユニークです。なんとか頑張ってカンパ対応モデルが欲しいですね。カーボンでなくてもオリジナルを改造したものでもなくて良いと思います。オリジナルのアルミ製で長さが揃えられれば十分かと。

これからが楽しみなブランドです。



SRM・9000デュラエース対応パワーメータークランク

2012-09-30 20:32:00 | 自転車
通常ならSRMはコンポが発売されてしばらくしてから対応モデルをリリースするのですが、今回の9000デュラエースにはほぼ同時に出してくるようです。

今年のヨーロッパレースではすでに見られていましたから予想は出来たことですが、これはシマノがパワーメータークランクの重要性を認め、かなり早い段階で情報、もしくはプロトモデルを渡していたのでしょう。


http://www.bikeradar.com/news/article/srm-adding-dura-ace-9000-for-2013-interbike-2012-35328/


まあプロには必須品とはいえ、単体でデュラエースフルセットを超える価格、シマノの専門外であるセンサー部品、バッテリーなどの交換の煩雑性を考えると、専門メーカーと連携を密にするのは正しいことだと思います。積み上げたノウハウも、専門メーカーならではの精度もありますしね。

しかし実物を見ると……、78? ごしごし……、78クランクですね。79に続いて9000もだめでしたか。SRMの技術も大したことがあるようなないような……(笑)? と言っても79も9000もクランクアーム部のみならず、スパイダー部分まで中空になっているようなので仕方ありませんか。


ええと、どこかで断面サンプルを見たような……? 



あ、ありました。どこで拾ったかは忘れてしまいましたが……。確かにスパイダー部分の根本にある程度肉厚がないと上手いこと加工できませんか。

これはSRMうんぬんより、シマノの技術がすごすぎるんでしょう(笑)。カーボンクランクではカンパ、スラム、FSAが中空化に成功しています。確か差新モデルではスパイダーアームも出来ていたような? 皆、頑張っていますよね。でもある行くランクでここまでこれたのはシマノだけなんですね。多分、重量も一番ありますが、剛性もぴかいちですから。何を重視するか、各社で異なるかは当然です。

ただ気になるのは精度です。今まではどのクランクでもスパイダー部は等ピッチでした。しかし9000は不等ピッチです。これで正確に測れるんでしょうか? 測れるんでしょうけど(笑)。難しそうですね。ここら辺は長年培った技術でしょうか。

今後数年、よく見ることになるでしょう。



2013 ラレー注目ロードバイク

2012-09-30 04:59:00 | 自転車
このカールトンMUは、はっきり言って価格キラーです。各社35~40万円近辺で熾烈な競争を繰り広げていますが、この30万円まできたカールトンには敵いません。

最も、フレームとしては最新とは言えません。ですが電動変速入門モデルとしてはこれ以上ないほど優れていますし、オーバーサイズ化にオーバーサイズ化を重ねた近代バイクよりも剛性的には穏やかで、万人向けでしょう。テーパーコラムでもなく、オーバーサイズBBでもありません。シートポストは意図的に27.2ミリにダウンサイジングを図っているようです。

ケーブルはちゃんと内蔵処理されていますし、ブレーキやクランクセットも車外品を使うことなくオールシマノという盤石っぷり。ラレーの欠点だったサイズも560ミリまであり、派手さはありませんが、多くの人に勧められる1台になっています。










カールトンMU
■スペック
●フレーム カーボンモノコック
●メインコンポ シマノ・アルテグラDi2
●サイズ 470、500、530、560ミリ
●価格 31万5000円






カールトンE
■スペック
●フレーム カーボンモノコック
●メインコンポ シマノ105×ティアグラ
●サイズ 470、490、520、550、580ミリ
●価格 15万7500円


カールトンM
■スペック
●フレーム カーボンモノコック
●メインコンポ シマノ105
●サイズ 470、500、530、560ミリ
●価格 19万9500円



他にもカールトンMUよりレースよりに設定したであろうカールトンEは580ミリまでサイズがあって15万円。カールトンMはMUのコンポ違いのようですが、オール105なので決して高いわけではありません。

ラレーはいかんせん流通量が少ないのが難点ですが、シンプルなデザインで何年も乗れるようなものつくりをしています。さらにサイズが豊富になり、180センチくらいの人でも大丈夫なラインアップとなってきています。あとで再確認しますが、クロモリモデルのカールトンRもサイズが増えているようですので、クロモリを乗ってみたいと言う人は期待しても良いでしょう。



2013 ベル・NEWエンデューロ

2012-09-30 03:57:00 | 自転車
MTB用ヘルメットは数多ありますが、2013年はちょっとこれが気になります。









http://dirt.mpora.com/news/2013-bell-helmets-full-9-and-super-enduro.html
http://www.bikerumor.com/2012/09/28/bell-steps-it-up-with-3-new-offroad-helmets/#more-49825



■スペック
●シェル フュージョンマイクロモールドシェル 25ベントホール
●アジャストシステム スピードダイヤルフィットシステム
●サイズ S 51~55cm M 55~59cm L 59~63cm
●重量 375グラム

という感じです。これに加えて、バイザーのアジャストシステム(上げ下げが出来る模様)、ゴーグルガイド、さらにヘルメットカメラマウントも付きます。もちろんビッグバイクライドのために、後頭部を守る面積が広く取られています。

いやいや、素晴らしい! 近年の必須装備をすべて揃えたと言っていいでしょう。これに類似したヘルメットは、ワンサイズしかなかったり、フィットシステムがなかったり、ベントホールがなかったりするのです。これらは私はある程度走る人間には必須装備だと思っています。私も過去にプロテックの製品を使っていたことがありますが、おもちゃみたいなもんでした。まあ価格も価格でしたし、今では別物に進歩していますが。

XCタイプよりも激しいコースを走るオールマウンテン~DHには、実はXC用以上に固定力が重要です。着地時にヘルメットが目に掛かってしまうなんて、目も当てられません。

そして最近大流行のヘルメットカメラ。専用のマウントがあるというのもポイントが高いですねえ。自転車になんでもデジタル機器を持ち込むのはあまり好きではありませんが、この機材は皆で走った後に見たりすると楽しいこと間違いなしです! 迫力がありますし、何より一人で待つというような寂しい状況がなくなります(笑)。

重量は、転倒時のリスクを考えれば妥当ではないでしょうか? 期待してしまうヘルメットです。


アリゲーター・カーボン&ケブラー&セラミックディスクローター

2012-09-29 22:17:00 | 自転車
アリゲーターがカーボンディスクブレーキローターを作ってきました。

……ええ、どこかで見たことがあるような(苦笑)?


http://www.bikerumor.com/2012/09/28/found-alligators-prototype-carbon-kevlar-ceramic-disc-brake-rotor/


カーボンを基として、割れないようにケブラー。耐久性と放熱性のためスリットにセラミックを入れています。

そう、以前取り上げたエイリアンマシーナリーですね(笑)。ケブラーは入っていませんし、外周部がウェーブ状になっていませんが、セラミックをスリットに仕込むというのは独創的なアイディアなので、まずここ製で間違いないでしょう。

以前もアリゲーターはカーボン製のダブルディスク用ローターを出していましたが、それもひょっとしたらここ製だったかもしれませんね。

さて問題は性能です。どうなんでしょうね? ストッピングパワーやコントロール性、軽量性などなにかしら特化したモノがないとステンレスに取って代わる意味がありません。ま、スタイルとして面白いですけど(笑)。

重量も書かれていませんし、まだまだ未知数ですね。