BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2011 インダストリーナイン・名前はまだ無い!

2010-02-27 17:22:00 | 自転車
なんだか味も素っ気もないホイールにみえますが……、



インダストリーナイン・ロードホイール(仮)

です。

ココのホイールすごく好きなんです。ファーストモデルは理に適いつつ、非常に個性的でした。ハブとスポークがインダストリーナインの出発点です。世界には色々名作はハブがありますが、ここのはクリスキング、ハドレーと並ぶ名作だと思っています。

ココの代名詞はアルミスポークなのですが……、













これはステンレススポークのようです。ストレートスポークですね。

複雑ではないですが、シンプルで良いホイールですね。ハブも当然100ノッチを越えるようなクラッチロスのないフリーでしょうし。

フロントハブ。面白いですね。ハブシェルにダイレクトに埋め込んでいるように見えます。まるでクランクブラザーズのヘッドセットのようです。ま、ダイレクトではスポークが交換できないので、ないでしょうけど(笑)。

フランジを大きくして剛性を稼ぐことも、スポークを短くすることも考えていない。リムも今となってはロープロファイルのカテゴリーに入りそうな高さ。ニップルも外だし。

派手さよりも、バランスというか普段の使い手を選んだ感じですね。



http://www.bikerumor.com/2010/02/25/bikerumor-exclusive-first-look-at-industry-nines-new-road-wheels/#more-14668


ヘイズ・プライム全容

2010-02-27 15:29:00 | 自転車







http://www.bikeradar.com/news/article/hayes-latest-disc-brake-is-ready-for-the-prime-time-25161

さてヘイズも全容が見えてきました。

今年、去年と投入したエースグラムが完全に不発に終わってしまったため、なんとかここで挽回したいところでしょう。
エルカミーノに至っては海外のサイトでワンホイール分で3000円というたたき売り! ユーザーの支持を得られずに散々だったようです。

エース? グラム? なんだそれ?

と言う人のために、やあ!

エース


グラム

これです。

本当はエースが発表になった時点で、4ポットディスクブレーキ考察とかしてみたかったんです。シマノ・セイント、エイヴィッド・コード、ホープ・テック4、ゲイター・4ポットなどなど……。制動重視モデルはいま4ポットへと移行が進んでいます。

グラムに至っては総重量355グラムという、
ヘイズ史上最軽量モデルです。でも軽いだけではいただけません。重量だけ言ったらフォーミュラ・R-1が270グラムという数値を出していますし。

はっきり言ってしまうと、カックンブレーキの特性が受け入れられなくなったのでしょう。コントロールフィーリングに優れた製品が多くなったことで、これは仕方のないことです。

ですが忘れないで欲しいのは、MTBに必要な制動力を始めて実現したのはヘイズだったことです。ヘイズ・マグシリーズの前には、フォーミュラもアンプもロックショックスもそしてマウンテンサイクルでもそれは不可能な事でした。この点はどんなに評価してもし足りないほどです。

その一方で負の遺産とでも言うべき側面も見逃せません。それはあまりにもトラブルが多かったこと。設計と精度の煮詰めの甘さ。その証拠にマグシリーズを脱してからのヘイズの製品は2、3年で変わっていきます。幾ら作ってもダメだったのでしょう。

ストローカーシリーズでも全てをクリアすることは出来ませんでした。ゆえにこの
プライムシリーズに掛ける期待は大きいです。

パワーコントローラーとでも言うべき本体のアジャストも、イラスト通りでした。

取りあえず試してみたいですね。

2010 ブラックマーケット・キルスイッチ

2010-02-25 16:42:00 | 自転車







http://www.pinkbike.com/news/black-market-killswitch-video-2010.html

ブラックマーケット・
キルスイッチ


これはアイディアの勝利というか、発想の転換というか……。これを設計した人は頭が良いですなあ。いや、そうでななく、天啓に打たれたように思いついたのではないかと思います。

BB同軸のシステムです。この形式だとユニットへの入力空間を確保するのが本来ならやっかいになります。そしてリヤ三角が不安定になります。それを一気に解消しているのが、
『ハマーリンク』です。これによりこの異相式とでも言うべきどうしてもユニットへの入力が少ないハイレシオ構造が、適切なところにまで引き下げられているようです。

そしてユニットの下部分が繋がっているのは、前三角ではなくリヤ三角です。厳密な意味では違いますが、ユニットの上下が可動部分に接続され、フローティング状態に近いです。

ダイヤモンド構造に近いので構造をシンプルに出来ます。取り回しもいいですし、サイズも犠牲になりません。マスの中心化にもなります。

このブランドはジャンプ系、ストリートアサルト系が得意です。キルスイッチもその用途向けです。

特性的にはプログレッシブ曲線がかなりきつめと推測できます。ボトム付近で粘るでしょう。アクション的な走りをする人は特性的にフルボトムしないのを好みます。全ての人の用途に適するかといえば、それは『NO』ですが、このバイクが生きてくる状況を思い描くことが出来る人ならば、問題ないでしょう。

あ、あとですね、プログレッシブ曲線がキツイのは入力部分とユニットとの取り付け角度の問題もあります。ライジングレートタイプになっていますね。

何はともあれ、非常に面白いバイクです。でもメディアでは取り上げられないでしょうねー。乗っている人しか分からない。でも、それでいい。

ちょっと格好いいブランドですね。


あいやあ……、熱にうなされていたとはいえ、全くの尻切れトンボでしたね。こりゃいかん。