BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

X1レーシングのサスペンションメンテナンスを見てみよう

2012-03-31 23:37:00 | 自転車


作業風景というのはいつ見ても、いつまで見ても楽しいものです。

……やっている人には迷惑かもしれませんが(笑)。

さあ、こういうのが好きな人も多いのではないでしょうか? 現役のメカニックも勉強ではありませんが、他人の手順は興味があるでしょう。



SRサンツアー・アクソンカーボン650Bモデル登場!

2012-03-31 11:46:00 | 自転車
「まだこない」そういった自分の言葉が崩れ去ってしまいそうなほど、650Bがらみの製品ばかり目につきます。

そしてSRサンツアーも参入です!

SRサンツアー・
アクソンカーボン650B


いきなり高級グレードで挑んできました!










http://www.mtb-news.de/news/2012/03/11/taipei-cycle-show-4-sr-suntour-axon-carbon-650b/

詳細なスペックは不明ですが、XCに焦点を置いているのは間違いないかと。

カーボンアウターレッグ、中空クラウン、15ミリスルーアクスル、ワンポイントファイブテーパーコラムなど手堅いスペックです。

しかもですね、なにやらグラフィックが段々よくなってきているような……?

サンツアーの快進撃を予想させる製品ですねえ!


タイムの工場を覗いてみよう2012

2012-03-31 01:57:00 | 自転車
基本的には以前のものとあまり変わりないのですが、貴重なシーンも写っています。

[[youtube:vQiBuo-XPaw]]










































http://www.arueda.com/tech/reportajes/time-cuadros-de-carbono-made-in-france.html


だあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!

また消えやがった!!!!!!!!

3回も、3回も!!!

うおーーーー、OS10.6、サイテーだーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





また消えやがった!!!!!!







ああああああ………………。








えー、気を取り直して……。

改めて気がついたのですが、タイムって完全にフランス製なんですね。え? 今更言うことではない? いやいや、フレームやフォークなどだけでなく、カーボンファイバーもフランス製なんですよ。もちろん東レのカーボンですが、世界にいくつかあるカーボン工場のうちの一つがフランスにあるんです。フランスはユーロ圏でも屈指の工業大国です。航空産業や軍事産業を引き合いに出すまでもなく、技術水準が非常に高いのです。故にその需要を満たすためにも東レはこの国に工場を作ったのでしょうね。さすがに樹脂繊維の元の石油はフランス産ではないでしょうけど(笑)。フランスで作ったカーボンファイバーをフランスの工場で作る。コストはかかるでしょうが、このこだわりがタイムを世界屈指のロードバイクメーカーにしているのでしょう。ある意味世界中のメーカーがコロンブスのチューブを使っていた時代よりもピュアなメイドインフランスであると言えるかもしれませんね。

ちょっと前、RXRSなどがアジアの箱に詰められて海外通販から来たなんて話を見ましたが、今思うとそれはついこの間警告が出回った偽物だったのかもしれませんね。海外通販で購入したということは格安だったに違いありませんから。偽物は写真だけではまずわからないほどの出来です。こういうのは信頼できるところから買わないといけないということですか。

タイムと言えばRTM(レジン・トランスファー・モールディング)が代名詞のようなものですが、その前にブレードというカーボンを編んだ筒を作らないといけません。この段階でベクトランやバイブレーザーといった特殊繊維を加えたりするのですが、今回の記事ではさらに驚くべき事が書かれていました。フォークブレード部分は靴下状に編むらしいのですが、その形状を実現するためになんと! 綿を編み込んでいるというのです。はあー、聞いたこともない技法です。びっくりですね。しなやかさの増加と形状を実現するために必要なのでしょう。なるほどねえ。

そして今まで見た動画や写真ではロウのオス型にさきほどのブレードを被せてメス型にはめ込んでいくのですが、ロウ型はトップチューブとヘッドチューブ、ダウンチューブだけで、シートチューブとシートステー&チェーンステーの接合部は金属型をはめ込んでいるのです。うーん、ロウ型のイメージが強すぎてこういったハイブリッド的に組み合わせているとは思いませんでした。タイムはラグ式にこだわってきましたが、こういった技術で前三角と、シートステー&チェーンステーの3ピースモノコックにシフトしていったのですね。

今はアジアや外部の工場に生産を委託するのが常識です。小売業界の価格競争の厳しい現代では、それは勝ち残るための手段として肯定されています。昔ならこういった委託で得た技術を使って自社ブランドを立ち上げたりしていましたが、最近はより高く買ってくれる会社に売り込むだけのようです。この自転車ブームが終われば、彼らは当たり前のように他の製品にシフトしていくことでしょう。そこには消費以外の何者も残りません。それでいいのでしょうか?

私はタイムのフレームなんて一生買えないでしょう。せいぜいペダルくらいです(苦笑)? でもそれで良いのだと思います。本気で1秒を削りたい人、お金がある人が乗ればいいのです。タイムがかたくなに自社生産にこだわり、制作技術を自分たちの手に蓄積していくことは決して無駄にならないはずです。たとえTVTがタイムに売られたとしても、彼らの技術は2012年現在でも確実に生きています。タイムがなくなったとしても(なくならないと思いますけど(笑)、この素晴らしい技術はきっとどこかが引き継いでくれるはずです。

安くて良いもの。その魅力は大きいです。私はまさにそういったミドルゾーンの恩恵を受けている人間です。しかしこういった後々に残っていく製品も大切なのではないでしょうか。

ちょっと考えてしまいました。


トレック・NEWモデル、ドーマーン登場!!

2012-03-30 21:01:00 | 自転車
トレックロードの久々の新シリーズです。いやね、何の冗談かと思いましたよ? 何がって? 名前です。

トレック・ドーマーン

DOMANEですよ? マドンのアナグラムなのでしょうけど……。びっくりしません? ドーマーン……、他に意味があるんでしょうか?









































http://www.bikeradar.com/road/news/article/trek-domane-a-new-bike-for-the-cobbled-classics-33592/

トレックは結構前からコンフォートタイプというか、対クラシックモデルというか、マスドモデル・マドンとは異なった可能性のバイクを試していました。ヘッドショックタイプサスペンションモデルもそうですし、エラストマーを仕込んだモデルもありました。

でも一時は数多くのメーカーが試したMTBとのハイブリッドタイプと言えるバイクたちは、すべて消えていきました。やはり早さを追求する時には機械的な重さ、エネルギーシステムはちょっと不向きなようです。今はシクロクロスを流用したものが流行っていますね。最新のシクロクロスはもう、ロードバイク並の軽さと早さがありますから、これが可能になったのでしょう。

レーシングでありながら、耐ショック性を全面に打ち出して成功したメーカーもあります。スペシャライズドです。ターマックとの二本柱として看板を背負っているルーベシリーズは本当に珍しい例と言っていいでしょう。……近頃ではあのエラストマーが役をなしているのか疑問ですけど(苦笑)。

それに対抗する形になるのか? このドーマーンはエラストマーなどの衝撃吸収物質を仕込むのではなく(いや、あの隙間の黒い部分はエラストマかな?)、シート集合部の交点の接続をずらしたり、フロントフォークのエンド部分で逆オフセットに曲げたりと、かなりユニークな作りになっています。

フレームデザインは今となっては王道の、アーチシェイプタイプです。

他にワンポイントファイブテーパーコラムのE2やBB90、シートマスト構造は健在です。ワイヤはエアロというより電動を考えての内装でしょう。

ラージブレーキではないようですが、おそらくゲイリーフィッシャーのクロノスのように太いタイヤを装備することも絶妙な設計によって可能になっているかと。前後エンドにイモネジで隠されたダボがありますから間違いないでしょう。フェンダーもつけられるかと。

おもしろそうなバイクです。


ニューグリップシフトの中身

2012-03-30 00:24:00 | 自転車
中身です。グリップシフトにあるまじく、なかなかメカニカルです(笑)。






















http://www.bikerumor.com/2012/03/29/new-sram-grip-shift-tech-details-photos-weights-first-impressions/#more-41933



今回は回転部分にちゃんとベアリングを用いています。バラ玉ですけど。いや、ユニットを外しても外れないしばらけないですから、保持器がついているのか? はたまた私の知らない形式か……? 三列ですね。そしてフリクションの発生にはコイルスプリングを使っています。はいはい、正常な進化です。そしてインデックス部分もアルミでできているようです。旧作は板バネでしたからね。今までプラスチック同士の摩擦に頼っていたのとは段違いです。ジャンプ時の突然の入力にも不意に変速することもないようですし、性能はかなり期待できると予想していいでしょう。

組み立ても簡単です。ワイヤ交換もすぐできそうです。ちょっと気になるのはタイコがちょっと曲がっているように見えること。うーん、切れやすくなっていないといいのですが……。

単体では93グラムとなっていますから、軽量MTBを作るときに欠かせない存在になりそうです。

個人的に使うことはなかなかないでしょうけど、やっぱりスラムにはちゃんとトップグレードにグリップシフトがなければいけないと思います。だって、これがあったからここまで来たんでしょうから。ルーツは大切にしないと。

ねえ?