BIKEBIND自転車日記ブログ2

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リッチーだってテーパーヘッド!

2014-09-30 05:31:00 | MTB
あまりスマートではありませんけど(苦笑)。間違いなく機材としては進歩です。




P-650B


P29er
http://www.bikerumor.com/2014/09/19/eb14-new-ritchey-wcs-trail-wheels-35mm-bar-stem-lightweight-carbon-road-components-teasers-more/#more-87010

29erのほうもよく見るとテーパー化していますね。

最近、ずっとほったらかしだったMTBに力を入れているリッチー。何が起きたんでしょう? 心なし、シンクロスを手放したあたりからこの傾向な気がします。

リッチーは何故かヘッドセットはイマイチというか力を入れていませんでした。回りがオーバーサイズ化に踏み切る中、1インチにこだわり続けた前歴があります。スレッドタイプの時代はワンレースごとにグリスアップが必要なんていうのが常識だったほど。そりゃあ……、ダメですよ(苦笑)。

ただ数年前にワンが入っている部分だけ大径化した面白インテグラルヘッドを採用した当たりから流れが変わってきました。そして現代的スペックのテーパーコラムに今回やっと至りました。これはリジッドであるならさらに効くことでしょう。
サスフォークがなければ、この当たりの負荷はさらに上がるでしょうから。

なかなか良くなってますねー!


アブソリュートブラック・フロントシングル用楕円ギア

2014-09-29 23:47:00 | チェーンリング&スプロケット
これからMTBの楕円ギアも増えていくんでしょうか?




スラム1×11用ダイレクトマウントタイプ



4アームタイプ
http://www.bikerumor.com/2014/09/25/absolute-black-adds-spiderless-oval-chainrings-for-sram-cranks-cannondale-more-coming-soon/
http://absoluteblack.cc/oval-104bcd-chainring.html

スラムのダイレクトマウントのほうが新作です。でもどちらも歯先に脱落防止加工を施していて、最新フロントシングルに対応しています。

単体で59グラムという軽さに加え、一年間のライディングにも耐える耐久性があるようです。この手の軽量パーツとしてはなかなかでしょう。チェーンリングはいっそのこと変速しない方が耐久性が上がるのかもしれません。

表面処理はどうなんでしょ? 以前、キモリの窒化チタンコートコグの話を聞いたときに、歯の離れが良いなんていうこともありましたから、より滑るようになっていた方がいいのかもしれません。


ローター・パワーLTクランク

2014-09-28 23:55:00 | ロードバイク
ローターの新型パワークランクです。LTはライトの意だとか。しかしまた、リーズナブルです。799ユーロらしいのです。しかもクランクセットで!






http://road.cc/content/news/131106-rotor-launches-£799-power-lt-power-meter

その代わり精度は左右クランク両方に計測器がセットされたものに劣ってしまうとか。データを倍にしてアップサンプリングしているようです。いや、それでも十分なのではないでしょうか?

ペダル部分に取り付ける形式は、地面への接触が怖いですし。それに価格が手ごろとも言えないので試してみるには厳しいですよね。そういった点ではやはりアーム部分に取り付ける形式は安心できます。

しかもこのパワーLTは通常のモデルに+53グラムという軽さに加え、アント+規格採用でワイヤレスで対応機器にデータを送信できます。ローターオリジナルはまだみたいですが、ガーミンが対応しているようです。

世の中には『ほどほど』という言葉があります。カーボンホイールやチューブラータイヤも高性能だと分かって居ますが、アルミリムのクリンチャーの手軽さ、コストパフォーマンスは誰にも否定できないでしょう。そしてそこらへんが厚い層だったりします。フレームもしかり。良い物を使うことを否定しませんが、オーバースペック過ぎるときは、かえって使い辛くなってしまうこともしばしばです。このパワーLTはそういった面で非常にバランスが良く、ほどほど感があります。日本での販売価格がそうなってしまうかわかりませんが、10万近辺で押さえられたなら多くの人に魅力的な選択肢になるでしょう。


DVO・ダイアモンドは10月あたりから

2014-09-28 22:49:00 | サスペンション
らしいです。









使った形跡もありました。見た目はかなり良さそうでしたよ。あくまで見た目ですが(笑)。

エメラルドはデリバリーが遅れてしまったみたいなので買う機を逸してしまった人も居たと思いますが、今回はどうなるのでしょう?

基本的に出荷時のセッティングは堅い傾向にあるみたいです。なので日本人や柔らかめなセッティングが必要な人は注意が必要です。しかし内部のバルブセッティングが非常に広いため、他になにが必要と言うわけではなく比較的容易に乗り手に合わせられるとのこと。

26、27.5、29erのサイズあり。インナーチューブは36ミリ。トラベルは160ミリで15ミリスルー。スルーシャフトはSRサンツアーのQクイックそのままです。2000グラム以下が目標とのこと。このトラベルにしては結構軽くできています。エアスプリングがきいているのでしょう。

海外の記事を読めば、今高い評価を得ているエンデューロフォーク、ロックショックス・パイクとフォックス・36に並ぶくらいの感触だとか。

や、期待できますね!


2015 アンカー・MTBネオコットモデルチェンジ! 27.5インチへ

2014-09-27 01:53:00 | MTB
本当にやっとこさといった感じですが(苦笑)、アンカーの名作クロモリバイク・XNC7がモデルチェンジです。最大の変更点はなんといってもホイールが27.5インチと大径化を果たしたことでしょう。




例の突起がない(笑)!









個人的にはとても好きなバイクだったのですが、10何年かにわたって放置されてきました。ヘッドのオーバーサイズ化とリヤエンドのディスク対応くらいでしたね。

このバイクはずっと私が不満に思って居た部分が解消されています。そこはシートステー。そこには10万円以下モデルでもとうの昔に捨て去った、Vブレーキ台座がキレイさっぱりとなくなっているのです! よーしよしよし、それがいい、それがベスト(笑)! 

ネオコットの台座はナット部分がそのままでアルミのカバーを掛けてごまかしていました。あれは溶接時の熱によるパイプの劣化も気になりますけど、なにより走行時に危ないと思って居ました。アンカーはとてつもない厳しい安全基準でバイクを作っていることで有名です。しかしこの部分はほっぽっていました。今回はこのとても大切なところ(私的に)を修正してきました。これは手放しで評価して良いかと。

BBはノーマルのスレッドですね。最新のクランクが取り付けられないなら問題ですけど、これはこれで良いと思います。

問題はヘッドチューブです。ここは下ワンはワンポイントファイブにすべきだったと思います。しなりや柔軟性で対処する考えもありますけど、ここはガッチリと受け止めるべきかと。アウトバテッドのヘッドチューブが面倒なら、44ヘッドで対処すればいいだけの話です。手堅いメーカー・アンカーとしては、冒険出来なかったのでしょうか?

ともあれ、良きバイクに仕上がっていそうなXNC7。エキップなら24万5000円(税抜き)、上級モデルのエリートなら33万5000円(税抜き)で、フレーム単体だと13万円(税抜き)となっています。実績のある国産バイクが比較的簡単に手に入るのはこれだけだと言って良いでしょう(代理店などの数も考えて)。

アジアンメイドで5万円くらいのクロモリトレイルも悪くはないと思います。しかしネオコットはスピニングバテッド、バルジフォーミング、レーザーカットなど、コストのかけ方が段違いです。

クロモリトレイルバイクが欲しいなら、考えてみる価値のあるバイクかと。


ふとアンカーのMTBについて思ったこと

昨年の27.5モデルの投入からやっと動き出した冠のあるアンカーMTBライン。2015年はほぼすべてのモデルが27.5インチ化したことで、世界に比べるとMTBの動きが悪い日本向けとしてはかなり頑張っているとは言えます。

でも、世界のMTBブランドのどこにも追いついていません。29erもフルサスも用意していないメーカーはありませんから。27.5インチバイクはシリアスXCライダーは小柄な女子でもあまり使っていません。WCライダーはほぼ29erです。ニノは本当に希な存在です。出来るならホイールとの相性も考えて作って欲しいです。

フルサスは日本ではエンデューロバイクは難しいでしょうし、それ以上のハードユースバイクはさておいて良いと思います。ですがトレイルバイクはあるべきです。昔は作っていましたけど、もはやその経験は最新MTBにはほぼ通用しないでしょう。DWリンクやVPPなどのパテントを導入するのも手でしょう。もしくはアストロやキネシスのフレームをベースにしても良いかと。そこにショーワかカヤバのユニットをきちんとセッティングして突っ込めばオリジナリティを出すこともできますし、今後の叩き台としてもいけると思います。

やれば出来るメーカーだと思いますから、27.5を導入しただけで満足しないでほしいです! ね(笑)!?