BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2016 トランジション・ラプチャー

2015-11-10 03:25:00 | シクロクロス
一見すると普通のシクロクロスなんですが、押さえるべき所は押さえています。











http://www.veloderoute.com/information/10685/matos-un-kit-cadre-transition-rapture-en-edition-limitee
http://www.transitionbikes.com/2016/Bikes_Rapture.cfm?Token={ts_2015-11-05_09:12:04}-335641a63fb5c46c-FAFECC6D-E401-BF2C-F4C9F0C51D4E48A9

■スペック
●フレーム 4130クロモリ
●フォーク 4130クロモリ
●サイズ SM、MD、LG、XL
●重量 フレーム;4.56lbs フォーク:2.23lbs

とまあ、そこまで現代的でも特殊なスペックでもありません。しかしヘッドだけは44規格を採用しています。これはクロモリリジッドフォークと相まって、かなりのフロント周り剛性が確保されていると思われます。ロードよりも過酷な状況での使用が前提のシクロクロスですから、正しい選択でしょう。

BBなどは68ミリですが、悪くはないかと。

ディスクブレーキ対応で、フロントフォークは真下に落ちるタイプではなく、前方向に向いています。これはフォークのディスクブレーキ対応の定番工作ですが、外していませんね。

重量は結構ありますが、ヨーロピアンメーカーとはまた趣が異なった、面白いバイクです。


デュラエースクランクセットに最高に似合うチェーンガイド

2015-10-27 21:26:00 | シクロクロス
どこかの誰かの手作りでしょうけど……、まるでマスプロダクトのようなチェーンガイドです(笑)。






http://www.matosvelo.fr/index.php?post/1692/le-pseudo-mono-plateau-de-sven-nys-en-cyclo-cross

昔、日本でも確かMTBのチェーンリングで同じようなことをした人がいた記憶があります。あの時も大層感心した物です。ただし作った人は二度とやりたくないくらい大変だったと言っていた記憶がありますが(苦笑)。

最近のシクロクロスではフロントを完全にシングルにする傾向があります。MTBのフロントシングルから来た、ワイド&ナローの技術によって保持力が上がったためでしょう。軽くもなりますし。そんな中ではガイドも省かれる傾向がありますが、どちらが良いのかは……、ちょっと私にはわかりません(汗)。どちらも一長一短がありますから。

サードパーティでガイドは沢山ありますけど、シクロクロス用(ロード用)はごくわずかです。しかも似合う似合わないというのはクランクセットだけでなく、フレームにも左右されるので結構難しい所です。ですがこれならば悩む必要はありません! むしろシマノに作って欲しいくらいです、元があるんですから(笑)。

わたしなら数十グラム重くなっても、これを選びたいですなあ。



FMB、シリカ採用のグリーンコンパウンドモデルを開発中

2015-02-19 03:11:00 | シクロクロス
FMBといえば高級シクロクロスタイヤではデュガストと双璧を成すメーカーです。業界でも数少ない、セタカーカスのチューブラータイヤは上級ライダーの心をとらえて放しません。

良くも悪くも古典的な作りが信条とも言えるFMBタイヤなのですが、ここでかなり大胆にモデルチェンジをするようです。


http://www.cxmagazine.com/fmb-tires-cyclocross-tubulars-green-silica-slalom

しかしグリーンのタイヤとは……。フレームとの組み合わせに悩まされそうです(苦笑)。

ただチューブラータイヤは一部のメーカーを除いて、あまりハイテクノロジーコンパウンドに熱心ではありませんでした。もっともすでに自転車タイヤに採用されて20年ほど経たんとするシリカがハイテクノロジーと言って良いのかは疑問でもありますが(笑)。

とはいえ、FMBのタイヤが性能アップすることは間違いなさそうです。採用するシリカはカーボンよりも強度が高く、エネルギーロスを抑えてくれるようです。グリップやしなやかさがどうなるかちょっと心配ですが、製品化までにはクリアしてくれることでしょう。

タイヤはバイクでもっとも重要なパーツと言っても良いでしょう。FMBの意欲に期待しましょう。


2015 KTM・新シクロクロス

2014-09-09 23:37:00 | シクロクロス
日本にもついに入り始めているKTMのスポーツバイク。

この新型シクロクロス・カニックはとてもビビっときたバイクです。ステー集合部はすっごい好みです。




http://www.roadbikeaction.com/Features/content/313/8511/Being-There-The-EuroBike-Show.html


集合部は好みが分かれる部分です。ここまですっきりしていると逆にという人もいるでしょう。でもドバッツとかが私は大好きなんです。素っ気ないまでのシンプルさ。このKTMにも通じるところがあると思います。あとはカザーティもクロモリながら内装化したシートクランプを持っていましたね。

ここまで滑らかに出来るのはカーボンならでは。臼式の固定も各社採用が進んでいます。エアロロードにもここを含めたステムからのトップラインの平滑化でおのずと似たようになってきています。ライトウェイトは下からアーレンキーを差し込む形式ですけど、これもまた優れたアイディアです。

フロントフォークもスルーアクスルを採用しています。15ミリスルーでしょう。モーターサイクルのバックボーンもあるでしょうから、フロント周りの剛性にはきっちり対処しています。

今更と言えば今更ですが、KTMはオーストリアのメーカーです。ひょっとするとオーストリアバイクは日本初上陸ではないでしょうか? 日本にはまだまだ絞られた種類しか入ってきていません。本国ではEバイクをトップに持ってくるほど手広くラインナップしています。

世界は広がっていきますねえ(笑)。