BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

今年もお世話になりました。

2015-12-31 23:01:00 | その他
2015年も終わりですね。

今年も私の小話にお付き合い頂き、ありがとうございました。

なんというか、今年はかつてない体調不良に見舞われ、信じられないほど更新の少ない年でした。

それでも見に来て下さった方々、重ねて感謝いたします。

皆さんも良いお年を。


bikebind


ヴァンニコラスのチタンツーリングバイク

2015-12-29 23:57:00 | 自転車
ヴァンニコラスはオランダのチタン専門メーカーです。アメリカ系の専門メーカーは結構な確率でこけていますが、ヨーロッパ系はなんだか頑張っています。

それにしても……、ツーリング系が充実しています!


デヴェロン 
ピニオン内装ギアシステム、ベルトドライブ マグラ・油圧カンチブレーキ(ディスクブレーキもあり)


パイオニアローロフ29er
ローロフ内装ギアシステム、ベルトドライブ マグラ・油圧カンチブレーキ


アマゾンローロフ
ローロフ内装ギアシステム ベルトドライブ マグラ・油圧カンチブレーキ


アマゾンミッックスドローロフ
ローロフ内装ギアシステム ベルトドライブ マグラ・油圧カンチブレーキ


ユーコンローロフ
ローロフ内装ギアシステム ベルトドライブ


アマゾン


ユーコン


ちょっと変わったMTB、レベルストーク
http://www.vannicholas.com

デヴェロンに惹かれてサイトに行ったら、なんとまあツーリングバイクがロードやMTB並に充実しているではありませんか! しかもローロフやベルトドライブに対応しているだけでなく、フレームに組み込む必要があるピニオンまで選択できます。

ツーリングの本場ならではの本気度が伺えます。チタンという素材は、加工が難しく価格が張ることからツーリングバイクに積極的に使おうというメーカーは少数です。コンセプトモデルは数多く存在するのですが。

ヴァンニコラスはチタンフレームの他に、内装ギアやベルトドライブ、さらにはディスクブレーキなど付加価値をてんこ盛りにしてきました。しかもそれらはすべて理にかなっています。

こういう本気って……、良いですよね!






蛇の秘密

2015-12-27 21:54:00 | その他
へー。

以下引用
するすると滑らかに動ける驚きの秘密が判明
 体をくねらせて滑らかに這うヘビの驚くべき秘密が明らかになった。ウロコの表面が極めて薄い潤滑油でコーティングされていたのだ。

【関連写真】UFOのように飛ぶトビヘビ

 この発見は、12月9日付の「Journal of the Royal Society Interface」誌で発表された。研究論文によると、コーティングの厚さはわずか数ナノメートルで、人間の髪の毛の直径の数万分の1しかないという。ヘビの不気味な滑らかさを見事に解明しただけでなく、新しい工業用潤滑剤やコーティング剤のヒントとなり、ヘビ型ロボットのデザイン改良にもつながると期待される。

 米アトランタ動物園の爬虫類・両生類学者であるジョー・メンデルソン氏は、「田舎のお祭りで、油を塗ってぬるぬるにしたブタを捕まえるコンテストがあるでしょう? この研究は、それと同じようにヘビが自分の体に油を塗っていると言っているのです」と説明する。なお、メンデルソン氏は今回の研究には参加していない。

 油にまみれたぬるぬるのヘビという考え自体も面白いが、今回の発見は、ヘビが体をくねらせてさまざまな場所を移動できる理由との関係でも重要だ。なにしろヘビは、足もないのに木に登り、灼熱の砂漠を走り、泳ぎ、木から木へ「飛び移る」こともできるのだ。

 何百万年におよぶ進化の結果、ヘビの体のいちばん外側のウロコがこれほど優れたものになっていなければ、驚くべき動作のどれ1つとしてできなかったはずだ。

 ヘビのウロコには、一目瞭然であるにもかかわらず、長年説明がつかなかった特徴がある。腹側のウロコは、背側のウロコに比べてはるかにすべすべで滑らかなのだ。

 障害物につっかえないようにする必要があることを考えれば、進むために必要な最低限の「足がかり」があるとはいえ、腹側のウロコがすべすべで滑らかなのはさして不思議なことではない。

 けれども、科学者が高解像度顕微鏡で調べてみても、腹側のウロコと背側のウロコの構造に違いはなかった。ということは、何らかの物質がウロコの表面をコーティングして滑りやすくしていることになる。それはどんな物質だろう?

極薄のコーティング
 米オレゴン州立大学の化学工学者ジョー・バイオ氏は、ドイツのマックス・プランク高分子研究所のトビアス・ヴァイドナー氏との共同研究チームを率いて、カリフォルニアキングヘビ(Lampropeltis californiae)の脱皮殻を念入りに調べた。

 彼らはヘビの皮の表面のすみずみまでレーザーを照射して、ウロコの表面分子がレーザー光線をどのように反射・散乱するかを調べた。この技術は通常、マイクロエレクトロニクス部品の検査に用いるものだ。

「ふつうならこんなことはしません」とバイオ氏は言う。「私たちがヘビのウロコを持ち込むのを見た物理学者たちは、『いったい何をするつもりなんだ?』と内心で思ったことでしょう」

 観察の結果を他のテストの結果と組み合わせたところ、極薄の脂質(生体内で脂肪の形で存在する炭化水素鎖)の層がヘビのウロコをコーティングしていることが明らかになった。

 さらに、キングヘビは腹側と背側で別々の潤滑油を使っているようだった。ヘビの腹側のウロコをコーティングする脂質は、背側よりはるかに滑らかで整然とした層を作っている。研究チームによると、プロの技術者にもこれほど巧妙なコーティングはできないという。

気づかれなかった理由
 ヘビたちは昔から体に油を塗っていたのに、人間はなぜ気づかなかったのだろう?

 ナメクジが潤滑剤を分泌して通り道を滑らかにし、濡れた跡を残していくのとは違い、ヘビの潤滑油はウロコの表面からはがれず、耐久性のある滑らかな層を作っている。この層は、私たちの関節の動きを滑らかに保つ構造によく似ている。

 ヘビの潤滑油はぬぐい取ることができないため、ヘビを扱う人々もこの油の存在に気づかなかった。

 カリフォルニアキングヘビは、ほかのヘビと特に違ったところはないため、研究チームは、ほかの多くの種類のヘビにも同じことが言えるかもしれないと考えている。

 バイオ氏によると、ヘビの種類によって潤滑油の成分は違っているかもしれないという。

 研究チームは、人工材料にも同じようなコーティングをする可能性に期待している。

 例えば、研究室で同じような潤滑剤を作ることができれば、レスキューロボットをもっと活躍させることができ、次世代の塗料の改良にも役立つだろう。

 「自然は長い歳月をかけてこのしくみを作り出しました」とヴァイドナー氏。「私たちは、その小さな秘密を解き明かしていきたいのです」

文=Michael Greshko/訳=三枝小夜子

引用終わり
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151214-00010001-nknatiogeo-sctch&p=1

最近、近所で蛇を目にしませんね。ヤマカガシかアオダイショウくらいは居たんですけどね。蛇ではないですが、アメンボやゲンゴロウもいなくなりましたね。昔は雨上がりの水たまりにすら見かけたのですが……(涙)。

確かに蛇の鱗はぬらぬら、てらてらしていましたね。でも油だとは思いませんでした。あまり手づかみしたことはありませんが(笑)。

むーん。面白い。これは自然からの新たなお手本の出現かもしれません。特にチェーンに使えるのではないでしょうか? ぬぐい去ることが出来ない『極薄の脂質(生体内で脂肪の形で存在する炭化水素鎖)』ですか。例えばSFRなんかは完全鉱物油であることが高性能の証だと謳っていますが、これはその真逆の存在と言って良いでしょう。金属へは難しいでしょうけど、コーティングしてそれに染みこませるとかやり方はいくらでもあるはず。

やはり自然は偉大です。


オーリンズ、オフィシャル!

2015-12-26 23:34:00 | サスペンション
さあ、オフィシャルです!











RXF34











STX22エア
http://www.ohlins.com/products/mountainbike/

RFX34は基本的にスペシャライズド29erバイク、スタンプジャンパーとキャンバーの専用設計です。もちろん高機能でしょうけど、他社のユーザーはもうちょっと待った方が無難でしょう。

これが出てくれてほっとしました。フロントフォークはある意味試金石だったと私は考えています。これでオーリンズは自転車界に当分居てくれることでしょう(笑)! コイル式のリヤショックは既存のモーターサイクル用から流用すればなんとかなります。もちろんダンパーなどは専用の物が必要でしょうけど、まるまる作るよりは遙かに安く済むでしょう。フロントフォークはそうもいきません。もちろん今の自転車フロントサスのほとんどの部品はアジア製です。ですがそこに自社のネームを刻むのは会社の価値が問われます。オーリンズほどの会社なら、その意味は分かっているでしょう。処女作はDH用の倒立フォークだと予想していましたけど、外れました(笑)。

ツインチューブダンパーはコンプレッションとリバウンドをサーキット内で完全に分離しており、各々で調整することが出来ます。まあ今のMTBははある程度使い方が決まっているため、極振りのセッティングは必要ないですけど。難点は少々重くついてしますことでしょうか。一時は片脚が完全にダミーの自社フォークを作っていたこともあるスペシャがこういうフォークを採用するというのは、不思議な感じがします(笑)。

さらに面白そうなのが3室のエアスプリングです。どんな感じなんでしょう? セッティングも簡単だといいですね。

シールは多分SKFだと思います。……明記していませんが(笑)。リヤショックに採用しているので、こっちをしないわけがないかと。ひょっとしたら、契約の問題とかかもしれません。でも今年からロックショックスもエンデューロからSKFに移っていくようですから……。真実は(笑)?

リヤショックのSTX22エアもRFX34と同じくスペシャ専用です。エアスプリングはオーリンズには余りノウハウの蓄積はなかったでしょうけど、そこはまさに自転車専門メーカーであるスペシャと組んだ価値があったのでしょう。

自転車のサスペンションは特殊というか、例外というか、ショック大手があまり参入してきません。ショーワやKYB、ビルシュタイン、WPが撤退するサスペンション業界なんてモーターサイクルやクルマ信じられない出来事でしょう(一部プロトは自転車用に製作しているが)。フォックスとマルゾッキは例外中の例外と言えるでしょう。オーリンズが長く自転車用ショックを作ってくれることを祈っています。



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