BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2013 タイムもディスクロード開発へ

2012-08-31 09:00:00 | 自転車
とりあえず2013年は『エアロ』と『ブレーキ』。この二つがロードバイク最大のキーワードとなること間違いないですね。ロードバイクの基本中の基本を、また問い直しています。


http://www.roadbikeaction.com/Tech-Features/content/67/5950/Eurobike-Show-Preview.html
タイムのエアロは、とりあえずZXRSに担当してもらうということでしょう。トレックなんかは一気に新マドンに盛り込んできましたが。ここは各社アプローチが異なるでしょう。

注目はやはりフロントフォークですね。

各社色々と出していますが、良さそうなのはエンヴェ、3T、イーストン辺りかなと。しかしここにタイムが加われば、かなり面白いことになりそうです。最近はあまり他社で採用している事例がありませんが、一時はカーボンフロントフォークを席巻したと言っても過言ではないタイムです。性能は推して知るべしといったところでしょう。自社開発が苦手なところは、過渡期にこういった製品が必要になったりしますし。

さて、どうなりますか。


ゴア、ケーブル部門撤退へ

2012-08-31 08:31:00 | 自転車
これは意外ですね……。

あ、バイクウェアの方は継続だそうです。


http://www.bikeradar.com/news/article/gore-shifts-out-of-cable-business-35104/




ふむ、結構順調にいっていると思っていたのですが……。

日本に入ってくるのは数年前から再開だったのですが、ずっと作り続けていたんですよね。気がついたときにはびっくりしましたが。

今はスラム・レッドへの純正採用だけではなくて、オルベアなどにも指定されているのでちょっと混乱が予想されます。ただここにも書かれているように、ジャグワイヤがライナーが別立てになっている類似品を出しているので(ちょっと前の展示会で本社の人が来て、熱心にアピールしてました)、それを使うことになるかと。

記事を見かけたとき、てっきりスラムが買収でもしたのかと思ったのですが……。ユニークで良い製品だと思いますけど、ゴア社の巨大なビジネスの規模には見合わなかったのかもしれませんね。残念です。


ジャイアント・NEWエアロロード

2012-08-28 23:12:00 | 自転車
確かに違います。ディファイとも違いますね。


↑こっちが新型で……


↑こっちが2012のTCRアドバンスドSL0

http://cerrol.wordpress.com/2012/08/28/giant-aerobike/
http://www.giant.co.jp/giant12/bike_select.php?c_code=CA01&f_code=FD01



ま、来週になれば展示会があるので、焦る必要はないんですが(笑)。

ジャイアントのロードバイクは比較的細身の印象だったのですが、この新型は横面積がかなり大きくなっています。ダウンチューブとシートチューブ~シートポストへの流れにこの傾向は顕著です。

シートステーはサーヴェロ流れのスーパースリム形状から、通常の太さに戻っています。もっとも真後ろから見たとき、ぺらぺらである可能性は否定できません。

各社が頭を使っているブレーキは、フロントはフォークの裏側ですが、リヤは従来通りです。

このバイクのコンポは79系電動デュラです。それはいいとして、問題はホイールでしょう。本格的にホイールを開発し始めたジャイアントはまだ本格的なディープホイールはありません。P-SLR1エアロホイールシステムも悪くないですけど……。せっかくエアロロードをリリースするのですから、それに見合った製品が欲しいところです。ジップやシマノホイールでもなにも問題はありませんが、そこは頑張っても良いところかと。


2013 ロッキーマウンテン・アルティチュード27.5登場

2012-08-27 22:53:00 | 自転車
ロッキーマウンテンの27.5インチモデル処女作(のハズ)です。

いきなりですが、かなり完成度が高そうです!

















http://www.pinkbike.com/news/2013-Rocky-Mountain-Altitude-27.5-First-Ride.html

まずはスペックです。

●C13ハイモッドカーボンフレーム(750、730はアルミ)、ライド9ジオメトリー&アジャストメント、ABC(アンギュラー・ブッシング・コンセプト)ピボット、ワンポイントファイブテーパーヘッドチューブ、142×12ミリスルーアクスル
●トラベル 150ミリ
●内蔵ケーブルルーティング リヤブレーキ、リヤシフト、リヤショック、ハイトアジャストシートポスト
●BB-92
●サイズ XS~XL


私、ロッキー大好きなんです。これは私だけではなく、ある程度歳のいったMTB乗りはだいたい同じではないでしょうか? 思い入れもあるのですが、やっぱりセンスが良さが感じられるブランドは貴重ですし、思い入れを裏切られたこともありませんしね。ちょっと今の埋没感は納得いきません。

で、アルティチュード27.5なんですが、スムース・リンク・サスペンション(……ほとんど4バーリンケージなんですけどね(笑)を採用してから3年くらい経ちます。デザイン的には好みではないモデルもありますが、おおむね好評なようです。面白いことにこの27.5インチモデルが一番すっきりとしています。不思議ですなあ。

このバイクの面白さはジオメトリーとサスペンションアングルが調整できる『ライズ9』と、リヤのリンク周りのベアリングをボール式カートリッジタイプから『ABC』と名付けられたブッシュタイプへの回帰を行ったことでしょう。

ライズ9はユニットのマウント部の組み替えを行うことにより、単純に身長によるサイズ選定だけでなく、体重によってもバイクの特性を変えることが出来るという面白い試みを行っています。さらにサスペンション、主にフロント側の角度を変えることによる激しい路面、緩い路面に対応するように調整ができます。

ポジションなどの調整を行う機構は、他メーカーでも試されてきました。厳しめの表現をすると、どっちつかずなものになってしまうことが多かったと思います。さて、このライズ9はどうでしょう? 

そしてABC。アンギュラコンタクトタイプのブッシュベアリングを用いています。これは吉と出るか凶と出るか……。MTBのリンクはブッシュ採用をして失敗してきた歴史が数多くあります。ですが斜め方向対応タイプのブッシュは珍しいですし、理にもかなっています。接触点が面となることで剛性も高くなりますし、応力を分散できます。そして空間を確保できることで設計に自由度が出ますし、なにより軽くできます。

アルティチュード27.5に乗ったライダーの印象は上々のようです。150ミリトラベルながらも、上りも考えた軽量オールマウンテンですね。