BIKEBIND自転車日記ブログ2

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アモルファスチタニウム採用の世界初のフレーム!

2014-12-01 08:46:00 | チタニウム系素材
ついに自転車にもアモルファス(非晶質)合金が!










http://www.pinkbike.com/news/interbike-2014-tech-fest-special-nerd-worshippers-edition.html

NASAも注目するアモルファス。特定の合金を液体状態から急速冷凍し、結晶が揃うことなく不規則に固定化することで、高い強度と靱性を備えています。世の中には均一であるが故に丈夫というものは数多いですが、不均一でもかえって丈夫というのはとても面白いですね。

アモルファスの有名どころとしては、ゴルフクラブのヘッドがあります。これがまた普通に精製された同じ金属よりも遙かに上の反発力を持っているんですよね。他には腕時計にも使われたりしています。こちらは丈夫で高い復元力があるのが買われての採用のようです。

ただこのチタンフレーム、それだけではないようです。完全に理解しきっていないのですが、ラグ部分をプリンターで形成、それからチューブを繋いでアモルファスチタンのリボンでラッピング、その状態で真空釜で熱処理することで完全なワンピースフレームになるとか。

……すっごい。聞いたことも想像したこともない製法です。汎用性というか、普及にはいささか困難そうですけど(苦笑)。

どうやら韓国のメーカーらしいのですが、どこのなんだかさっぱり分かりません(汗)。韓国は自転車に関わることが私のチャンネルではほぼ皆無なので、調べるのに苦労しそうですが、捜査続行ですね。


チタンの製造工程を見てみよう

2014-11-21 22:32:00 | チタニウム系素材
メタルオブゴッドとも言われるチタン。製造工程はやっぱり鉄ともアルミとも違います。当たり前なんですけどね(笑)。そしてほとんどの部品をチタンで作ったブラックバードが! あまり役に立たなかったと聞きますけど(苦笑)。



チタンはある程度までの温度は高強度ですが、そこを越えるととたんに合金になりやすくなってしまうそうです。だからちょっと異なる精製過程を経るのですね。

スポンジチタンは日本が得意なジャンルらしいですが、これがあの硬いチタンになると思うと、不思議な感じがします。


中国でのチタンフレームの製作風景を見てみよう

2014-11-20 19:10:00 | チタニウム系素材
これが今は普通のチタン溶接風景です(笑)。

アメリカやヨーロッパでもこんな感じです。チューブに不活性ガスを流し込み、大気中で溶接できるようにしています。




ああ、そういえば、昔パナソニックがパルスウェルドという大気中で溶接できる方式をとっていましたね。後にリコールが掛かって全部回収されてしまいましたが(苦笑)。でも販売してかなり経ったのに交換していたので、パナの良心を感じましたよ。日本で二番目の大手がチタンというのも……、よくよく考えると面白い国ですね。