こんな風にして、他社製品とワイヤの引きの感触を比較させるなんてことをするのは……、ニヤリ。そうですヤツが帰ってきました!
ゴアライドオン
スラム・レッドの標準ワイヤなので、手には入るのですけどね(笑)。でも気軽に手に入れられたら、いいですよね。
ゴアテックスという素材はとても不思議な性質を持っていて、スタートはあくまで防水透湿素材だったのですが、人工血管などにも使われますし、工業用の特殊な水を作り出すための濾過装置にも使われています。このワイヤに至っては潤滑コートとして使われていますし。
なんなんでしょ(苦笑)?
日本の代理店(ゴアテックスそのものの)のページを見ると、フッ素樹脂(PTFE)の一種であることがわかります。特にフッ素と炭素のみで形成される特殊なもののようです。エンジニアリングプラスチックなんですね。
特性としては
1.熱に強い
2.薬品に強い
3.接着しにくい
4.滑りやすい、
5.絶縁性が高い・誘電率が小さい
6.紫外線に強い
7.屈折率が小さい
http://www.jgoretex.co.jp/index.php
ということです。なるほどね、この4番の滑りやすい特質がケーブルでは役に立っているのですね。あと紫外線に強ければ、耐候性も期待して良いはずです。
以前入ってきていた製品は、しばらく使うとゴアテックスの部分がぼろぼろになってしまい、動かなくなってしまったそうです。今回はそれを克服してあるとのこと。
いくつか種類がありますが、最もお手頃で5000円(ブレーキFRワンセット、シフト用も同様)くらいからあります。
ノコンのような金属アウターやパワーコッズ、クラークスのテフロンワイヤなどもありますが、面白そうな製品が選択肢に加わりました。