BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2014 マルゾッキ・XCモデルプロトタイプ

2013-04-30 02:37:00 | 自転車
DHモデル380に続いての新作です。今度はXCモデルですね。

……マルゾッキの今後を左右するんでしょうなあ。

Marzocchi prototype 2014 from FilMotion // Luca Carton on Vimeo.

























http://www.mtb-forum.it/marzocchi-prototipo-forcella-da-xc/

剛性を重視するマルゾッキなら当然とも言えるでしょうが、XCモデルに15ミリスルーアクスルを搭載しています。他社のホイールなども見ても明らかなのですが、もうXCでもMTBはスルーアクスルになっていくでしょう。29erや27.5などのビッグホイールならなおのことです。

この新型スルーアクスルは動画を見るとレバーもないのに、工具なしで固定しています。んん??? と思ったのですが、文を読むとアーレンキーを使っていると書いてあったりもします。……よくわかりません(汗)。後日確認ですね。

で、このスルーアクスルやキャップなどの変更により130グラムの軽量化となったようです。うんうん、そこらへんでいいです。マルゾッキは内部に手を入れるとろくな事になりませんから。シールなどを特殊なタイプを使ったり、耐久性のない物を使った初代55とかが現在のマルゾッキの凋落をもたらしたのです。私は100グラム重くても、メンテナンス性に優れ、滑らかな動きをするほうが絶対に良いと思います。一般ライダーは一回一回バラしてメンテナンスするなんてあり得ませんから。XCレーシングや、一般向けでもそれ用と謳っているなら別ですよ? 

しかしインナーチューブは昨年出ていたゴールドレーシングコートではなく、ただのシルバーです。従来からのスリッパーシルバーでしょう。んー、カーボンにメッキという軽量チューブも試していましたけど、これがそうなのかは定かではありません。

ダンパーもカートリッジ式です。どうなんでしょう? これでいいんでしょうか? 

……日本にはもう入ってこないんでしょうか?

入ってきて……、欲しいなあ……。でも買える値段と、欲しくなる性能でないと意味がないなあ……。

私を惑わすマルゾッキです(笑)。



2014 ロックショックス・Xロック対応NEWモナーク

2013-04-29 22:26:00 | 自転車
なんだか今回のロックショックスは小出しですね。

今度はノーマルのモナークが出て来ました。先日出て来たモナークプラスにも対応していたXロック規格に準じたモノです。










http://mountainbikeworld.it/agonismo/cross-country/2013/04/26/rockshox-2014-monarch-e-xloc-full-sprint/

ノーマルモデルからXXモデルまでいくつかグレードがあるのはいつも通りです。

このフロント&リヤのショックユニットの手動ロックアウト機能か、あるいは自動ロックアウトあるちはロックアウトブローオフというサスペンションに任せるのかは数年ごとに揺り返しがあります。これは電動ダンパー制御が出て来た現時点でも変わりありません。

私なんかはものぐさなので自動でやってくれると楽なんですが(笑)、レースなどでスプリントが必要とされるシチュエーションでは自分でコントロールしたいと言うのもよく分かる話です。さらにスラムユーザーのレーサーはXX1を使うことが多いでしょうから、左側の変速ユニット部がまるまる空いているということになります。その時、本来なら煩雑になってしまうハンドル周りが逆に丁度良いなんていることにもなるでしょう。これはフロントシングルならではのメリットですね。


6800アルテ追加

2013-04-29 05:55:00 | 自転車
続々来ますね。これで基本デザインはすべて判明したことになります。9000系で分かっていたことですが、やはりシマノはカーボン化への道は辿らないようです。







↑やあ、ちゃんと11枚ありますね(笑)。





http://www.newsbikes.com/article-shimano-ultegra-111-vitesses-8000-117392323.html







デュラと並べてみたのですが……、似てますね。ツートーンではないので形状が強調はされていませんけど。それでも穴が開いていなかったり、ディレーラーボルトが旧式のままだったり(9000はボルトを固定するCリングに相当する部品が内側から外側になることによってエンドとディレーラーの当たり面を拡大させ、剛性を上げてあります)しています。ここは差別化でしょうか。

気になるのがこの写真のケージが長いような気がすることです。写真の角度も寄り上から撮ってあり、そこらへんをごまかしているような気もします。といってもショートケージが用意されないことはあり得ないですから、この写真の延長線上に市販品もあるのでしょう。

新型4アーム、新型デュアルピボット、ロングアームフロントディレーラーも踏襲ですね。



http://www.cyclinside.com/Technews/Biciclette/Componenti/Ultegra+2014+va+a+11V+e+imita+il+fratello+maggiore.html

やはりロングケージも用意されています。ここにポリマーコート仕様のケーブルと、テフロンコートのシルテックチェーンも加わるのは間違いないでしょう。

でも……、ただデュラの踏襲じゃつまらないですよね? 新型アルテならではの改良点はなんなのでしょうか? 9000デュラからたった1年ですが、されど1年です。シマノが得たデータから何を導き出したのか、それを見たいです。

個人的にはホイールでなにかして欲しいです。3万円台のチューブレスホイールはインパクト十分でした。でも高機能なら5万円くらいならアルテグラ層なら射程圏内かと。リム幅の拡大、オプトバルスポークレイアウトの採用は確実ですから……、さあなにをするんでしょう?

楽しみですねー(笑)。


シマノNEWアルテグラ、more!

2013-04-28 23:09:00 | 自転車
早し!


































http://fotos.mtb-news.de/s/56823

ブレーキキャリパーは新型ですね。随分エッジの立ったデザインです。なるほど……。

リヤディレーラーはよく見えないのですが、9070というより6770のようなデザインに見えます。特にモーターが入っている部分のシルエットがそんな印象です。逆に風呂Tんとディレーラーは9000のDNAを感じます。

BBは小径ボール採用タイプでしょう。……ん? あれ? MOUNTAINって書いてあるような……? ま、まあいいでしょう。そんなこともあります(?)。

STIレバーはあまり変わっていないような……? ブラケットフードの上部の杉目がちょっと強くなったような感じもしますね。

ジャンクションAも薄いプラテープでステムに巻き付けるタイプになっています。これも9000直系です。

順調な進歩と言えます。アルテグラはTTパーツが出たばかりですが、2芯コードなのでそのまま引き継げるんでしょうか?これを言い出すと、STIレバーはそのままで良いんじゃないかということにもなりかねませんが……。

ま、シマノに対する要求は自転車界一厳しいでしょうから、製品と作る人達は大変ですね(苦笑)。



DTスイス・RR440、左右非対称単体リム!

2013-04-28 22:34:00 | 自転車
DTスイス・RR440

手組用の左右非対称リムがDTから登場です。

おお! これは良さそうです!!!









http://www.riogrande.co.jp/news/node/30338
■スペック
●素材 アルミ
●寸法 幅21ミリ 高さ21ミリ
●スポークホール 32H シングルアイレット
●重量 450グラム
●価格 9900円(ワンホイール分)

本国では32Hの他に24と28もあるのになあ……。今なら28Hがベースとなっても良い気がするんですが。シマノはちゃんと準備してますから。ロードで32Hはむしろ少数派になりつつあるのでは? もちろん32Hで少しテンションを落とし気味にして極楽ホイールというのも悪くないですけどね。

もちろん左右対称のフロント用もあります。

シマノ11速はフリー部分が延長されています。リヤスポークレイアウトにオプトバルを採用したのももう今までのパターンではきつくなったという現実もあるのでしょう。9000系ホイールを見ると、フリー側のスポークはまさに絶壁ですから(笑)。今までももっとあるべきだと思っていましたが、これからはより需要が増えていくのでしょう。テンションの差異の解消は走りのスムーズ化につながり、ひいてはスポークの長寿命化にもつながります。

こういうリヤのスポークテンション差を解消するための非対称断面リムというのは……、いつぶりでしょう? 単品ではとりあえず少ないんですよね、昔から。完組ホイールでは実に一般的な手法なんですけど。ハブ単体は一時期ほど少なくなりましたけど、9000デュラは確実に良くなっていますし、ゴキソだって面白いです。キングはロードハブに本気ですし、ホワイトインダストリーのシルバーシルバーした質感を楽しんでも良いでしょう。アルケミストなんて誰も使っていませんし、フィルウッドのカーボナイトベアリング仕様もかなりとがっています。M5やソウルコザックの軽さ、プロライトのユニークさなどなど……。ホイールの面白さは完組だけではありません。

そしてリム幅が拡大しています。クリンチャーも幅広タイヤに対応するようになっていきます。その流れに沿ったものです。理由はタイヤ以外にももう一つあり、シマノが新型ブレーキで対応リム寸法を拡幅したことです。これに対応することは今後リムメーカーの必須事項となります。単品リムではまだまだ少数派ですから、これだけで選択する価値があるでしょう。

マヴィックやアラヤがラインナップしないなかで、DTが出してくるとは……。スイスという土壌というより、ホイールメーカーとしてのアンテナの広さが生んだのでしょうか。