発寒歴史漫歩倶楽部による写真展「発寒の昔を語る写真たち ~アルバムから発掘されたお宝写真展~」が開催されます。
発寒歴史漫歩倶楽部は一昨年にはっさむ地区センターで行われた歴史講座で、一緒に街を歩いた住民の中から作られたサークルで、毎月一回の例会を開いて発寒の歴史を調べたり、古くから発寒に住む方の話を聞いたりすることを中心に発寒の歴史を知り楽しんでおります。
そうした活動をしているうちに写真が少しずつ集まりだし、今回その写真を集めた写真展を開催する運びとなりました。
中には屯田兵の子孫の方からも写真の提供をいただき、現在の発寒…札幌とは信じられない景色を見ることができ、私達も驚いております。
発寒には大正、昭和初期から残されている建物といえば、発寒中央駅前にある石造りの倉庫くらいしか残されていないので、場所を特定するには南側に連なる山並みしかなく、写真に手稲山や三角山、藻岩山が写っていることでようやくどの辺りかを判断する事ができます。
今回は大正14年の写真が今のところ最古で、戦前の牧場風景、田園風景、商店街、住宅地の形成などの写真が集まっています。
発寒北地区では昭和40年代から宅地化、急成長が始まったそうで、周りの人の多くは40年代に移り住んだ人が多いようです。
写真の提供と同時に当時の街の様子も聞くことができ、これまでに作成された発寒地区の歴史を綴る冊子にもない写真を皆さんに見ていただき懐かしく、また楽しんでいただければと思っています。
写真の収集、保存は今後も続けていきますので、皆さんのご協力をお願いいたします。