道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
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1位にならない生き方

2009年12月30日 23時40分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
今年の流行語の一位は何だったか忘れたけれど、事業仕分けも入っていたでしょうか。
その中で蓮舫が放った一言「1位じゃなきゃだめなんですか?」これは結構問題にというか、色んなところで騒がれました。

年末で、読んでる人も少ないのでグダグダと書き連ねます。

今年の日本レコード大賞はエグザイル(スペルが分からん)が2年連続だった。泣いてるアツシを見て嫁さんが「この人達でも嬉しいんだ・・・」って。そりゃ歌の賞では日本では最高の賞だから嬉しいだろうよ。
でもノミネートされた歌を見ても半分も聞いたことが無い。
(すみません、見栄張りました。1曲も聴いたことありませんでした)

漫才だとM-1で、格闘技にはK-1があって、ボクシングには当然チャンピオンがいて、オリンピックだと金メダルがあります。
それぞれ最高の名誉ではあるものの、漫才でも格闘技でもそれぞれジャンルがあったり、階級があったり、ましてタイムや記録じゃなしに数人の審判にジャッジされるというまことに曖昧というか、不正もやろうと思えばできる。
オリンピックは4年に1度の1回きりのチャンスで勝たなければ一番とは言えないということになるし・・・。

スポーツの世界で「1位じゃなきゃだめなんですか?」なんて問いは野暮だけれど、オリンピックを目指す競技者や団体に対して国費をどれだけ投入するか? という事に対しては色々考えもあるでしょう。
マイナーなスポーツには予算が付かなくても仕方ないと思えるし、そもそも税金を使うことに対しても多少疑問は残ります。

スポーツも同様に1位を目指さなければ日本や世界に通用するアスリートになれないという理屈は分かります。
科学技術は世のため人のため、豊かな生活をしていくためには必要不可欠! というでしょうし、スポーツも多くの人に感動や勇気を与え、子供たちに夢を与えるため! と言われれば納得せざるを得ないのですが、最近は、そんなに頑張らなくても~なんて考えているのも正直な気持ち。

当然ほとんどの人が1番になれる訳でもなく、同時代にもの凄い人が二人いればどちらかが2番になってしまう訳で、順位をつけるってどれほどの意味があるんだろう。

一時「オンリーワン」って言葉も流行ったけれど、事業仕分けの時には出てこなかった。
世界一のスパコンを目指すのも大事なのかもしれないけれど、日本独自の素晴らしいOSがあったのに採用されなかったり、優秀な頭脳を海外に流出させてしまうような体質の方が問題という気がする。

順位はあくまで結果であって、1位じゃなくてももっとゆったりと人生を楽しめるような生き方だってあるよなあ。


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3 コメント

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  (雑草Z)
2009-12-31 17:35:13
 
 BEMさん、年末だからこそ、じっくり読む人もいる事をお忘れなく
・・・年賀状書かなくても【道草、より道、まち歩き】をじっくり読む時間はあります(笑)
ぐたぐた書き連ねたものの中に結構本音が見えていいですね!?・・論点が沢山入り混じってますね!?。


>「1位じゃなきゃだめなんですか?」

は、ありふれているけれどいい言葉ですねえ!。特にその時のシテュエーション。もし仮に1000億円で一位のコンピュータ作ったって、どうせすぐに他の国に越されてまた1000億・・・となるだけでしょう。お金で一位を勝ち取る・・・ってただの国力自慢ですよね。・・・現在の競争が財力に比例する・・・みたいな事の象徴ですね。

 一位を目指すことにそんなに拘る必要があるのか?・・という事を考えてみると
 確かに一位には大きな魅力があり、目指したいところですが、それは相対的な事ですよね。
 こうやったから一位になれた・・・みたいな成功談は沢山ありますが、それはあくまで結果論であって、どんなに頑張ってももっと上がいれば2位以下・・あくまで順位とか勝負事は相対的なお話ですね。そして、背景も色々で、そんな中で一位になる事がそんなに偉い事でもないんですけどね。
 
 そんな一位を目指す事に税金を沢山使う事も考えものです。スポーツも本人の才能や努力ばかりではなく、どれだけお金をかけて国などの団体がバックアップしたか・・・で決まる部分も大きいですからね。オリンピックなんかも国力合戦みたいな部分がありますね。
 ・・・そして国が沢山お金をかけて育てた選手がオリンピックのメダルを土産にプロに行けば、結局その人がプロでお金を稼ぐのを税金で賄ったようなものです。
 キューバの野球選手が亡命してアメリカのプロ野球で稼ぐ・・・てのもどうなんでしょうね。キューバには才能ある選手が沢山いる事は確かでしょうけど。


>数人の審判にジャッジされるというまことに曖昧というか、不正もやろうと思えばできる。

これは確実にあるでしょうね。もともと主観的な音楽や美術のような芸術は勿論、ボクシングの判定のようなものでも最近もあったような・・・。

普通の人がみて甲乙つけ難いときでも、一位になったり賞を貰ったほうが確実にその後の人生には有利ですからね。


 兎も角、人を蹴落としてでも一番になることに価値があるという生き方ばかりの人間がいたら、嫌ですね。世知辛過ぎます。そんな社会に住みたくないですね。
 世界一を過剰に尊敬したりほめちぎり過ぎるマスコミも考えものです。(マスコミはそれが一つの飯のタネ、商売ですが・・。)

 まあ、庶民の多くは世界一を目指す生き方をしてないわけで、(・・校内や町内会の催しもの程度で一番を目指す程度がいいですね。)そのほうが世界平和でいいですね。


 
 
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正確にはたしか「2位じゃダメなんですか?」だった... (OnOuE)
2009-12-31 18:46:53
正確にはたしか「2位じゃダメなんですか?」だったような気がします。
1位と2位じゃ全然違いますよね。クラリオンガールのグランプリを取った人の発言だというのが興味深いです。
ナンバーワンよりオンリーワンなんてどうにも負け犬の遠吠えっぽく聞こえてしまってイヤですが、もちろん順位を競う世界(価値観)とは別の世界(価値観)があるのも事実ですよね。
 
ただスパコンって順位を競うものだったのか~、とは今回のことで改めて気付かされました。
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雑草Zさま。 (BEM)
2009-12-31 21:59:20
雑草Zさま。
これは大変失礼いたしました。私もこれから「雑草の言葉」をじっくり読んでと思っていたのですから、何を言ってるんだかですね(笑)

数年前のスパコンの性能が現在出回っているパソコンの性能だというのですから驚くばかりです。でもその割に自分の仕事に限って言えばそれほどのことはしてないなあ。なんて考えてしまいます。
確かにパソコンは格段の進歩をしているのでしょうが、どれほど社会生活に活かされているのかと考えるとやっぱり疑問です。
もう少しスローペースな生き方も楽しいですよねえ。
普通の生活ができるだけでも幸せなものです。

OnOuEさま。
そうでした。正確にはこの前に「世界一になる理由は何かあるんでしょうか」という言葉がありました。
スパコンも調べると世界の上位はアメリカが占めていて、それも軍事用コンピューターということです。使用目的も全然違うものでしょうから速さで一番になるという理由は私としても聞いてみたい。
蓮舫に対しては科学分野からなのかネットウヨなのか辛辣な意見も多いようですが、中にはYouTubeで「科学技術のおかげで携帯もネットも使えるんだ。お前は全ての電気製品を使うな!日本からでていけ」なんてバカな意見も読みましたが狂ってます。
科学は大切なのでしょうが、使い方を間違えると非常に危険なものも含んでいることも考えなければと思います。
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