道草、より道、まち歩き。

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棟方志功の版画「木版裏彩色」でつくる

2015年07月19日 23時41分39秒 | アート・文化

「さぽーとさっぽろウィーク」の企画で札幌芸術の森で色んな講習会、ワークショップが受講できるチケットが貰えました。

なんとスターウォーズ展を始め、ロクロで器を作ったりサンドブラスターの体験、カッティングボード作りなどが体験できるとあって、ロクロでの器作りを申し込んだら、陶芸はやっぱり人気があるようでなんとキャンセル待ち。それもかなりの人数が居たので、版画の体験コースに変更しました。

版画と言えば小学生の頃にやったきり。のはず。中学生の美術って版画の授業あったかな?

芸術の森の版画工房スタッフの方が講師で、彫り方から和紙への擦り方、裏面から水彩絵の具での着色、厚手の紙に裏打ちをするやり方を教わりました。

彫刻刀も沢山種類があるので、本当は平刀や印刀というのも使うのかと思ったら、実際には三角刀と大小の丸刀の三種類で十分とのこと。和紙の種類とか、なかなか聞くことのできないことも休憩時間などにも聞いたりすることができて、とても彫刻に興味が湧いてきて楽しく体験ができました。

何を彫ろうと、今朝になってパソコンから今まで撮った写真をざっと見てみて、美幌峠から見える屈斜路湖と実家で撮った名前も知らない花の写真をiPadに入れて、その二つを組み合わせて下書きを作りました。実際には美幌峠には花は咲いてないんですが。

想像力には欠けるのでとりあえず見たままに忠実に作ってみました。木はシナベニヤ(だいたいが柔らかいこの材料を使うそうです)で、黙々と掘ること30分。なんだかもう彫りを終えた人もいるようで、なんだかちょっと焦る。ちょっと細かすぎたか? スピードアップ!

それでも1時間半で試し刷りと本刷りまでいきました。刷りには版画と言えばおなじみのバレンで摺りますが、学校でも使っていたり以前和風総本家で手作りしていた木の皮を巻いたものではなく、プラスチック製のバレンでした、こんなものがあるなんて始めて見た。

昼食の休憩を挟んで午後からは色付け。和紙の裏面から水彩絵の具でササッと色を入れるのだけれど、ぼかし具合に雰囲気が出てただの紙じゃない所がいいのでしょう。

それから絵の具がはみ出た四隅をカットして、裏面に糊を付け厚紙にバレンで貼り込みます。こうするとなんとなくちゃんとした作品ぽくなるのがスゴイ。

最後に日付と作品名、サインを書いて出来上がり。本来の版画なら◯/△△とナンバリングのように記すのですが、今回は本刷は2枚。墨や色付けでまた全然雰囲気の違ったものになりましたが、プロの版画師なら何十枚も同じように作品を作るそうです。

出来上がった作品がこちらっt

う~ん、もうちょっと下書きに時間かけても良かったかな? 屈斜路湖の中島の形がちょっと不満です(--

それでもベニヤの木目も僅かに出てるし、始めてにしちゃ上出来かな♪ と思っていたら講師の人にこの短時間でこれだけされるとは素晴らしい! 画廊に出してもいいくらい♪ なんておだてられお褒めの言葉もあり、親子で来ていたお母さんには一枚欲しいですと言われて、試し刷りでも良ければ(^^; と一枚貰っていただきました。いつか価値が出るといいけど(笑)

しかし何と言っても木を彫るのが面白い。

またやってみたいなぁ。


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