
ペットボトルのキャップを集めて世界の子ども達にワクチンを送ろう!という活動を詳しく知ったのはつい先日。
「ボトルキャップ回収」で検索するとあるわあるわ、個人や企業や学校、市民団体、スポーツサークルからプロスポーツまで色んな所でボトルキャップを集めて、せっせと主に『エコキャプ推進協会』というNPOに送っている事が分かった。
確かに外国、主にミャンマーの子供のためにワクチンを送っているらしいことは分かったが、HPやブログを読めば読むほどおかしく感じた。
(基本データ~ボトルキャプ1個~2.5g=売却額0.025円 40個で1円 400個で10円=約1キロ)
前の記事で、リサイクル業者に買い取ってもらう金額より、このNPOに送る輸送料の方が高くつき、それは集めて送る側の負担だという事を書いた。また他のブログなどを読むと、他にもおかしな活動やイベントが沢山で、はぁ?と首をかしげたくなるものもあった。

プロスポーツの大会にキャップ50個(ポリオワクチン0.0625人分1.25円)持参でチケットプレゼント。

プロスポーツの試合で最も多くキャップを持って来た人にゴルフバッグプレゼント。

スポーツの試合~キャップ3個(同0.00375人分0.075円)で中学生以下入場無料。

再資源化業者は東京木工所という会社がキャップを使ったリサイクルのベニヤ板を商品化しているが、HPではっきりした資源化を確認できた業者はこの1社のみでまだ募集中。
沢山のブログなどで色々な事を言っています。

集めれば資源になるんです。金額ではないと思っています。

ゴミがワクチンに変身してどこかの国の子供の命を救うのであれば一石二鳥。

ちょっとした心がけで誰かを助けることができるのって、心がほんのり温かくなりますね。

なんだか非効率的だといつも感じています。・・・私も今日からキャップ集めます!

身近で始められるエコ活動って意外とたくさんありますよね。

うちの会社もでっかいペットボトルの入れ物に溜めてるよ。なんで貯めてるか知らないけど。

ボトルキャップ回収のイベント2日間で延べ33名がスタッフとして参加しました。

小さなキャップを一つリサイクルすることが、私の地球への「愛」のかたちかもしれないな。

ペットボトルキャップがボランティアに使われ出しましたが、どうしたら良いか解りません誰か回収所を教えて下さい!お願いします。
等々、あまり皆さん効率とか、環境とか深くは考えていないようです。
中にはやっぱり疑問に感じている人もいて、

ある意味現金で寄付した方がずっと効率が良いのです。

ペットボトルの飲料さえ買わないし。

まさか数百個のキャップを自動車で持ってきていないだろうな?

そもそもペットボトル作り過ぎなんだよ。

輸送に要するトラックなどの排気ガスとリサイクルでセーブできるガス、本当にエコか?

うちの会社ではいつも現金で募金しています。

だれも拾わないスロットのコインも20円。一生懸命集める800個のキャップも20円。

ボトル開封後のプラスチックのリングは残るんだけどあれは捨ててるのかな?

回収・輸送するために大量のビニール袋、段ボール、回収箱が必要で結局ゴミが出る。
・・・というのもありますが、圧倒的にボトルキャップ素晴らしい♪のオンパレード。
多くの人が子供のため~♪ エコのため~♪って1個、2個ボトルキャップを集めて幸せになっているのを批判する訳ではないのですが、その前にやる事ない?その活動がベストなの?って思ってしまう。素直じゃないのですかね。
でもな~やっぱりペットボトルは買わない方がいいし、キャップ40個集めるなら1円の募金の方が効率がいいし、ゴミは出さないし石油も消費しないから良いと思うのです。ゴミになっていたものが命を救ってる~!ってワクチンになるまでにどれだけゴミを出して、多額の費用と人を介しているかを想像してみるのも面白い。
今のところ輸送費を再資源化する業者まで10kg100円以下で運べて、キャップを安定的にリサイクルできないのなら焼却した方がいいように考える。それでもワクチンを送りたい!と思う人は1個当たり現金で1円でも募金すれば良い。
そのキャップの流れを調べると、もしかするとキャップ800個で1人分のワクチンどころか2000個以上必要なようだ。(つづく)
>ボトルキャップは集めるな!
>ボトルキャップ集めはエコじゃない
その通りですね。さらに
○ボトルキャップ集めは資源のさらなる浪費
○ボトルキャップ集めは環境破壊
○ボトルキャップ集めは欺瞞
・・・・・・・・・
このような運動を考えた人は、
馬鹿なのでしょうか?ペットボトル会社の手先なのでしょうか?
北海道もやっと夏本番ですね。
最近我が家もリングプルを集め始め、あれ?と思って理由を聞いてみると、リングプルをためて車椅子を送る運動に相方の職場が参加しているとのコト。
「これまで4台分送ったんだよー」、とうれしそうに言うもので、 「リングプルを集めるより、リングプルを出さない方が大事なんじゃないの? 水筒で飲み物を持ってくるとか?」とわたしが言ったばっかりに、家庭内は険悪なムードに。。。
善意でやっているのだとは思うんですけど、なにかおかしい。。。
と思っているところBEMさんのブログをみて納得です。
空き缶、ペットボトルを悪者にしないための巧妙な運動なのでしょうか?
経済的な利害がからんでるのかと考えてしまいます。
つづきを期待しています!
OnOuEさんのところから来ました。
私もこの活動に関する疑問について,環境科学面での不都合を感じて,あれこれデータを漁っていました。
収集したデータはmixi上に置いていますが,膨大な量になってしまったので,こちらには転載できませんが,要約すれば……道徳や感情論ではなく,純粋に環境問題として考え,客観性の高いデータを拾ってゆくにつれ,これが想像以上に「非エコ」であることが分かってきました。
一例として,安井至さんのサイトから…
http://www.yasuienv.net/ReduceCO2Personal.htm
これによれば,ペット飲料7本を消費する活動で,(生産,流通過程を含め,消費後の処理,リサイクル過程を含まない状態で),CO2排出量1kgになる,と言う計算結果が出ています。
つまり,キャップを400個=1kg出すには,57kgを超えるCO2排出量を伴う消費活動が,その背景にある,と言うこと。
また,キャップのリサイクルに伴うエミッションやエネルギー使用量も,多くの場合,無視されていますね。キャップの重量あたりのエネルギー量はガソリンや軽油と同等ですから,その辺から回収,輸送に関わるエミッションを計算してみてください。
キャップを燃やすのが悪いことであると言わんばかりの書き方も多いのですが,現実にはプラスチックゴミの多くは精度の高いマテリアルリサイクルが難しく,また,2002年以降,自治体はごみ焼却炉の排気のダイオキシン対策のために,ゴミを高温で燃焼する必要に迫られ,燃焼温度を稼ぐための石油代替補助燃料としてプラゴミを利用する(=サーマルリサイクル)ことが,広く行われています。
石油高騰の折,プラゴミも貴重なエネルギー資源になりつつある,と言えそうです。
さらに,ポリオに関しては既に,WHOのポリオ撲滅プログラムが1988年から走っていて,患者数ベースで,既に99%の撲滅作業達成度です。某援助団体がワクチン費用を送っているミャンマーも,今年はポリオ発生数ゼロ。ポリオ撲滅を含めた衛生対策に関しては,日本のODAでも毎年,数千億円の拠出をしています。
ちなみに,ポリオは感染者の90~95%が無症状(不顕性感染),ポリオで問題となる麻痺型症状となるのは感染者の0.1%で,その麻痺型患者の4%が死に至る,と言うデータが公表されています。ポリオワクチンは「命を救う」ものではなく,「ポリオ感染の危険から身を守る」ものであり,ここにも大きな誤解があるようです。
私は道徳面やボランティア精神論に関して論議するつもりは無いのですが(どうしても感情論に陥りますので…),それ以前に知っておくべき客観的事実は,きちんと調べておいて欲しいと思っています。
論議や判断は,それからです。
私も、このエコキャップ集め運動に疑問をもって、調べていました。
エコキャップ推進協会を経由して、キャップがワクチンの費用に換金される
仕組みは分かったのですが、たかだか10円/400個しかならないものを、
全国各地から神奈川に輸送する、その交通費、使用されるエネルギーは、
どうなっているのか疑問は深まるばかりでした。
個人のブログを読んでみても、礼賛する内容ばかりで、この人達、本当に
物を考えて書いているの?とあきれていました。
ここのブログを読んで、ここ数日のもやもやした胸の支えがとれました。
「ボトルキャップは集めるな!」
「ボトルキャップ集めはエコじゃない」
まったくそのとおりだと思います。
さて、この「特定非営利活動法人エコキャップ推進協会」について、収支は
どうなっているか、内閣府NPOのホームページで調べてみました。当然、登録は
されていますが、閲覧書類に該当するものが、検索してもでてきませんでした。
(他の大多数のNPO法人のものは閲覧できるのですが)
認定が2008年2月なので、あるいは1年後には何かしらの書類がでるものと
思います。
http://www.npo-homepage.go.jp/information/index.html
タイトルちょこっと使わせていただきました。ありがとうございます(^^
環境破壊とも欺瞞だとも感じておりますが、まだそこまで言い切れる勇気がなかったもので(笑) ホントこの運動を考えた人ってペットボトル会社の手先かと私も考えました。でもあまり深く考えないで始めちゃったのかな?などとも考えています。でもよくできてる運動だな~って思います。ボランティアに頼って輸送費まで出させて、それを気付かせないんだから。
オシマヒヤマさん(^^)/
息子が行ってる中学校と隣りの小学校でも集めてるんですよ、プルタブ! 以前プルタブの事も調べて息子に、プルタブ集めの成り立ちや、400人以上いる全校生徒が飲み物我慢して皆が100円持ってくれば車いすなんて直ぐ買えるぞって話すとすぐに理解して、そーだそーだ!と納得してくれました。その中学校も学校と周りの人の強力で去年1台の車いすを社協に寄贈しましたが、その行方はどうなっているやら。
なかをさん(^^)/ はじめまして、こんにちは。
このペットボトルキャップ集めはワクチンを贈るということだけでなく、焼却すればCO2を排出するが、再資源化すれば発生を抑えられエコだ!と言っていることに多くの人が引っかかっていることの一つだと思うのです。なかをさんのおっしゃるようにペットボトルの生産から輸送~処分までの事はあまり皆んな考えていませんよね。それでキャップだけとってCO2が減ったと喜ぶのもそう単純な話しじゃないってことですね。
私もミャンマーにODAの予算が拠出されていることは知りましたが、ポリオについてはまだほとんど知らない状況でした。プルタブと車いすの関係と同様にポリオやその他のワクチンについても、本当に現地でなにが必要としているかあまり考えずにボトルキャップを集めている人も知る必要があるでしょうね。貴重な情報ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。
熊本さん(^^)/ はじめまして、こんにちは。
私もエコキャプ集め礼賛の記事があまりに多く驚くやら、呆れるやらで、これは一体どうなっているんだろう?それにブログを見るとここ7月に入ってから凄く多くなっているような気もしました。チェーンメールのように仕掛けている人が居るのかと疑いたくもなりましたし、コメントを入れる人も同じ様な意見ばかりで、疑問を持つ人もほとんど見かけないというのにも違和感がありました。やはりブログでは違う意見はなかなか書きづらいという側面もあるせいでしょうか。
私以外にもエコキャップ推進協会の収支が気になる人がいるというのにはホッとさせられました♪ 私は内閣府まで頭が回りませんでしたけれどね。認定してまだ半年だからまだ出せないという理由だったんですね。それまで半年、どれほどのボトルキャップが宅配などで輸送されるのでしょう。
北海道にはエコキャップの和を広げるため、学生主体のボランティア団体も立ち上がったようです。今後も活動はどんどん広まると思いますので、注意深く見ていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。
まったく、おっしゃる通りです。
実は会社の人が集めていて、彼女は浅草方面に住んでいるのですが、やまのような「ふた」を自転車に積んで、川崎にある母校まで運んだらしいのです。そこまでやるほどの内容なのか、確認せずにやっているんだろうなと思います。
10月から都内ではプラゴミの集め方が変わります。私の住んでいる区内では「資源プラ」という集め方も始まるのですが、果たして何かしら期待できることなのか、調べた上でゴミの出し方を工夫しなくてはならないと思いました。
浅草から川崎?! 自転車で?! 正確な距離は分かりませんが直線距離にして10kmくらいでしょうか(汗)そこまでできる人は稀ですねぇ。でも自転車で運べる量ってせいぜい20キロ?いや15キロってところかなあ米袋1.5分。それでも厳しい(^^; でも体積にすると10キロだとゴミ袋が一杯の量?。ちょっとキツいですね~。袋一杯のボトルキャップを積んで必死に自転車をこいでる女性の姿って結構凄いかも。
重量10キロだとしてキャップ4000個、換金額にして100円ですかぁ(T-T)まあ車で運ばないだけエラいのかもしれませんが、本人が楽しんでいればそれもいいのかもしれませんね。
でももしかすると再資源化している工場の方が川崎より近いって事はないでしょうかね?東京木工所というところがキャップの再資源化していますから問い合わせてみてはいかがでしょう。もしかしたら、そちらの方がちょっとは効率が良くなるかもしれませんよ。
しかしゴミは何年も前から処分場があと数年で一杯になる!って言っているのにゴミになるようなものを生産することには全く歯止めがかかりませんねえ。
くわしく教えて頂き、ありがとうございます。
私もエコキャップと言ってるが、本当に環境にいいのだろうか、と疑問に思っておりました。
勝手ながら許可を頂く前に、私のブログで紹介させていただきました。
すみません。
今後ともよろしくお願いいたします。
はじめまして! こんにちは。
どうぞ~♪ 私も同じ様な疑問を持つ人が居てくれてホッとするところです。
本当に私の考えが正確かどうか、もっと大きいメディアなどで検証などしてくれるのが一番なのでしょうが、新聞も手放しに「エコキャップ運動~♪」なんて記事にしているので、まだまだネットでの議論などが核心に近づくのかもしれません。
キャップ一つとってもこれですから、環境とひとくくりにすると何が本当に良い事なのか訳が分からなくなりそうです。
これからも色んな疑問を考えていきたいですね。
こちらこそ、よろしくお願いいたします(^^
岐阜県恵那市で行われている活動を除いては。
どこもリサイクルと子供たちの命といった一石二鳥だと言っているが、キャップを資源化するとしか書いていないし、どのように・・・という事も書いていない。キャップは入場券のような、引換券のようなイメージかな?
それなら、直接募金したり、使用済み切手等を集めたりした方が効率が良いように感じる。
エコキャップ推進協会に送るのは、最も非効率で、協会に送られても保管する場所も再生する場所もないので困るのだ!
又、キャップをリサイクルすると言っても、1回文房具や日用品等に再生され、消費者に渡った後、最終的にゴミになり、焼却されるのが殆どなので、主張しているCO2を減らす効果は打ち消されてしまいます。
その点、恵那市でやっているのは、企業に納品するプラスチック製の箱になり、破損等の場合は、そのメーカーが全て回収し、再度、同様の箱を作ったり、油化装置でエマルジョン燃料にして、工場の発電用燃料にしたり、社有車の燃料にしたり、完全に石油を使い切る仕組みになっているので、ゴミが出ず、無駄がない。 又、キャップの運搬も通勤・営業等のついでを使っているので、余計な燃料消費もないのです。
それから、全国からキャップを送る場合には、重量制のヤフーゆうパックを使うと、送り主の負担も小さく、既存の物流サービス網を使うので、余分な燃料消費もないのです。
送らなくても郵便トラックは走るし、いつも荷物が満杯で走るということもないので、ただ空気を運んでいる状態のこともよくあるから、むしろ、ゆうパックなどの荷物があった方がいろんな意味で効率的です。
それに、ボトルキャップは、一種の贈答品という意味を持たせれば、アパックスを通じた恵那市のエコキャップグループへのギフト小包になります。
贈り方は、
贈り主⇒アパックス⇒恵那のエコキャップ団体⇒ユニセフとなり、贈り主が身の回りから自然と貯まり、そのままでは使い道に困るキャップを小包にして安いヤフーゆうパックでキャップを箱⇒エマルジョン燃料にするメーカーであるアパックスに贈る⇒
アパックスはそのキャップを恵那市のエコキャップ団体が集めたキャップと合算の上、エコキャップ団体から買い取る⇒エコキャップ団体は、その売却代金をユニセフに寄付して、ホームページ等でキャップ個数や売却代金や寄付金額を報告する。
その際に、アパックスがゆうパックで受け取ったキャップの個数を集計してエコキャップ団体に寄贈した事を贈り主に報告する所まで出来れば、貫徹しますが・・・