
先日ネットで北見バイパスの事業を知り、また巨額工事の計画があるのか…と思っていたら、ニュースで既に植物の移植や架設工事が始まっていると知りまたまた驚いた。
正式には北見道路というようで、将来的に北海道横断自動車道と高規格道路遠軽北見道路とに繋げる計画のうちの北見市街地の混雑を避けるバイパス道路だ。
実際私は、札幌から北見の先にある美幌町に帰省する際には国道39号線を通って北見市街を通ったり、スキー場のある若松を抜けたり、最近は旭川紋別道路を経由して端野に入り北見を通らない事が多くなり、帯広回りだと津別から美幌町に入るルートもあるが、この北見道路が完成したとしても全くメリットがなく、時間短縮になるとは思えない。北見市在住の人に聞いてみたい。この道路を使ってどこへ行くのか? 北見市街地を川を挟んだ山の中を通るこの道を、例えば市内で買い物をするためこの道路を使う人がいるだろうか? また網走方面や女満別空港へ行くにしても市内からわざわざ遠回りをしてパイパスに入り、また国道に戻る人がいるだろうか?
この計画の事業費が400億円!! 良いのか? 北見市民は。12万7千人の人口一人当たりにすると31万円になる。(もちろん市が負担するわけではない)北見市も財政的に非常に大変な状況で、北見市のホームページにある『北見市行財政改革推進委員会』の資料によると、合併の引き継ぎで債務負担行為残高というのが1,500億円。そんな中でのこのような工事が逼迫した市政に必要なのだろうか。まず借金を返すのが先決ではないだろうか。400億円が市内の雇用や企業の売上に繋がれば良いが、このたった10キロの工事で5本のトンネルと8つの橋を建設するというから、地元の建設業だけでなく大手ゼネコンなども入ってくるとすれば、どれだけ地元に金が落ちるものか。おまけに報道では地主の方の住宅がルート上にあり、立ち退きを求められているが現在固辞しているとのこと。このまま工事を進めるとワッカケトンネルの二の舞になりはしないだろうか。
この道路を建設する場所には天然記念物のオジロワシ、絶滅危惧種のニホンザリガニが確認されており、網走開建によりザリガニの計測や講習会(?)が既に行われている。
「ひと、まち、自然きらめくオホーツクの中核都市」と謳う北見市。本当に良いの? これで。
これって計画ですか?
いや、すでに決まっていることなのでしょうか?
気になるような、気にしたくないような‥。
幻の計画であることを願います。
申し訳ありません、本文が後になってしまいました。
残念ながらもう仮工事というのでしょうか、本工事をするための資材搬入用の道路を作り出したとのことですし、さらに暫定税率が再可決したことにより、予算がついたのではないでしょうか。
北見道路だけでなく、道北の豊富バイパスはもう運用しており、ほとんど利用されることのない道路のようで、北見バイパスの未来を見るようです。
なんでこういう道路の作り方をするのでしょう。既存の高速をのばして行く方がよっぽど時間短縮になるような気もしますし、料金も取れると思うのですが。素人考えなんでしょうか…。
道東~道北をよく行き来されているんですね。
私も札幌から実家の美幌には丸瀬布までのバイパスを使って、遠軽~端野~美幌のルートで最近は帰ります。
途中のトンネルも立派になって時間短縮になりましたね。
でも、この北見バイパスは女満別空港にと、道東自動車道に繋げないと全く意味のないバイパスですよね。
わざわざ山の中に入ってホンの数分走ってまた国道に戻ると言う訳の分らないもので。
せめて女満別空港まで繋げればよいのに、まだそれも未着工のようです。
なんのために巨額の費用を使っているんでしょうかね。
日本の高速は標識等も多過ぎで、道路以外の部分にもかなりお金をかけているような気もします。せめて道路だけでも早い事繋げて欲しいです。