安全保障関連法案なのだけれど、正直言ってそんなに詳細な中身までは見たり聞いたりする機会がなくて、新聞記事もそんなにじっくり読む時間もないので、胸を張って賛成だ! 反対だ! とは言えないのです。
だけれど、マスコミの取り上げ方もやっぱり偏ってるとしか思えない時もあるし、北海道新聞は普段から左よりの所があるので、その記事を鵜呑みにはできないし、テレビ朝日もTBSも同様で報道番組のコメンテーターの言うことを100%信じることはできません。
またここに来て急速に若者のデモが急増しているって報道もありますが、それについてもどうも胡散臭く感じてしまい共感することができません。
二言目には戦争反対! 戦争させない! 若者を戦場に送るな! 独裁を許さない! 9条壊すな! ・・・とか色々プラカード作ってますが、そんな誰が好き好んでわざわざ戦争をするかって。
今まで日本が戦争をしなかったのは憲法9条があったからだって言う人もいますが、そーかなーと思います。そもそも戦争は相手がいなければ成立しないわけで、第二次大戦後70年間は近隣諸国に相手が居なかった、戦争する理由がなかったからじゃないでしょうか。
しかしこの数年、日本からODAを受けていた発展途上国の中国が軍備を増強し、南シナ海では他国の領土を埋め立てたり、日本の領海でサンゴを密猟したり、核ミサイルは日本に向けている。韓国は竹島に軍備配備をし、日本を仮想敵国としている。北朝鮮は拉致被害者を返そうともしない上に、日本海に向けてミサイルを発射している。ロシアは~北方領土を返す気配はないけれどそれ以上の事はしなさそうか…こういう国々に囲まれて年々危険さが増してると思います。
よく憲法改正反対の人は「軍靴の足音が聞こえる」なんて表現をしますが、まさに日本の周りから軍靴の足音が聞こえて来る気がします。
当然戦争はしたくないし、先の戦争を体験し兵隊になったお年寄りも戦争なんかしたくなかったと話しますが、こういう危険なのが、もしもって考えた時にやっぱり家族や友達や同じ国民を守ろうと考えないだろうか。
アメリカの戦争に巻き込まれる事はもっとも恐れるところではありますが、それにしたって一般国民に、さあ行って来い! なんて行っても私たちなんか役に立たない訳で。おまけに徴兵制まで心配する人もおりますが、ちょっと飛躍しすぎじゃないのだろうか…と正直に感じる。
だいたい、安倍首相をヒトラーになぞらえてチョビヒゲ付けちゃったりして揶揄しているデモもネットで見られるが、それはあまりにもヒドイとしか思えません。ヒトラーは大量虐殺をした本当の独裁者ですから。
民主主義がどうのって言ってますが、安部総理、自民党は国民の投票で選ばれた国会議員ですからね。
若者が急にデモなんかし出したけれど、君たちは今まで投票に行っていたのかい? って一人一人聞いてみたい。どうせ自分の一票なんか変わらないって思った若者、大人が出した結果が安倍首相に繋がったのだろうし、せっかく期待されて政権を取った民主党が全くの期待はずれで、国民が抱いた事を全て裏切った結果じゃないのだろうか。
それを今更騒いだってな~。民主党!お前らの責任も重大だぞ。とも感じてしまいます。私もちょっとは民主党に期待した一人だったんで。
あと共産党なんか正論言ってるつもりだけど、だ~れも共産党に期待なんかしてないし。
また、安保法案に反対する人はどうあれば良いのかよく分からない。アメリカに頼らず自国で防衛をするというなら、軍事アナリストの小川和久さんがそれには国民の大きな覚悟が必要だと言われていてとても説得力がある。
「戦争させない」という言葉には他国に侵略されても黙って殺されろと言ってるようにも見えて、そういう人たちの話ももっと深く掘り下げて聞きたいけれど、マスコミはなんかシュプレヒコールとかばかりを映しているだけで、賛成も反対も主張を流す事を怠ってるようにしか感じないのです。
中国や北朝鮮の脅威という事には目を塞いでいるのか、そっちは良しとしているのか。
もっと賛成・反対の意見を戦わせるとか、国会中継のダイジェストでももう少し放送したらどんなもんだろうか。報道ステーションやニュース23、サンデーモーニングなんて安倍首相の説明などちゃんと流していないような気がする。見ていないのであくまで想像だけれど。
長男が誰に聞いたのか平和安全特別委員会で小川和久さんが答弁している映像を見せに来たが、見た映像でも既に試聴回数は14,000回を越えていた。
小川さんは声がイイのもあるけれど、難しい話を分かりやすく説明する人ですが、その後ろで鳥越俊太郎さんが眠そうに大あくびをしてるのがこれまた印象的でありました。
「戦争反対!」「独裁を許さない!」全部中国と北朝鮮に言って欲しい。