6日3時8分の地震から2日目の夜を迎えました。
我が家の場合、地震当日の17時に電気が復旧したので、暗闇の夜を過ごすこともなく、断水になることもなく特に大きな不便は感じませんでした。
100mほど行った市道はやはりいつもよりは交通量が格段に少なく感じ、歩いている人は多かったようですが車の音がしない分、街はひっそりとした雰囲気でした。
夕方、来週11日に予定していたサタデースクールのナイトハイク。小学校の屋上に上がって「夜の発寒の街を見てみよう!」という企画でしたが、まだ1週間は大きな揺れに注意が必要という事なので、校長先生と協議しようと学校へ行きました。
学校も既に10日月曜日も休校が決まっているという事で、他にも学校行事が詰まっているので、とりあえず1週間は延期することを決めました。
昨日の夕方に私の家周辺と、函館本線の南側も電気が点いたので、発寒はほぼ全域で回復してきたのかと思いましたが、札幌新道の北側はほぼ停電のままで、家から東方面にあるマンションも電気が点いていないという事で、15時くらいになって知人数人に聞くと、まだ発寒北地区の半分くらいが停電したままのようで驚きました。特に新道から北はほとんど点いていないようで。
しかし校長先生と話をしている間にも徐々に電気が点き始め、19時くらいには発寒小学校区の9割ほどは復旧したようでした。
学校に行く少し前、発寒歴史漫歩倶楽部の会長から、発寒小の卒業生(今から60年くらい前の)の方が来ているので話を聞きに来ないか? との連絡があり、支度を整えて線路の南側にある喫茶店へ。
線路を渡ってビックリ。線路と平行に走っている道路で信号がまだ2ヵ所停電していました。
昨日の8条7丁目の信号の延長上にあるので、線路の南も電気が来ているのかと思ったら1日経った今も消えたままだとは。
喫茶店に着くと千葉と埼玉からクラス会のために来られたそうで、聞くとこちらに着いて直ぐに今回の地震に遭遇したという事でした。
1時間ほど色んな昔話を聞かせて貰い、記憶を元に当時の地図を書いてここには何があって、誰々が住んでいてととても興味深い話を聞かせていただきました。
週明けに帰られるそうですが、JRも動き出し、新千歳からの飛行機も飛び始めたようなのでその頃にはもっと交通も順調になっている事でしょう。
飛行機と言えば、次男が8月29日に札幌に帰省して、3日に東京へ戻って行きました。
6日には福岡に行くと言っていたので、この台風と地震が続く前に移動する事ができて良かったなと思います。
長男も大阪の地震前日に大阪を離れたり、飛行機が運休する前に帰って行ったりと、かなりの確率で難を逃れています。
台風で関空は麻痺状態となり、新千歳も昨日は全便運休。皆さん大事な用もあるでしょうに飛行機が飛ばないと北海道は大打撃を受けます。
中には旅行の前に飛行機が飛ばないという事態になる人もいて、本当に気の毒にと感じます。
8日追記:そういえば、地震の当日三男は大学のゼミで洞爺湖に宿泊中でした。大広間で寝ていたので揺れはあまり感じなかったと言いますが、洞爺湖も震度4以上あったはず。
地盤が良くてそうでもなかったのかな? 帰りのバスは途中信号がなく通過する町も小さいので順調に札幌に入ったそうですが、市内に入ってからは信号が止まっているので強引に入って来る車もあったりで少し時間はかかったようです。
朝の段階で札幌駅に着いたら迎えに来てくれる? とLINEが来ましたが、市内は信号が全く着いてなかったので、桑園くらいなら行けるか、俺が自転車で迎えに行って荷物は持ってやるか? と色々相談しましたが、結局札幌駅から歩いて帰ってきました。
時間にしてちょうど1時間。まあ、私も終電がなくなったらよく札幌から歩いて帰って来るので、若い息子が帰れないはずはない。
余震は随分減りましたが、22時くらいの時の揺れは小さかったものの、また「ガツンッ!」と来るような感じで、気持ち悪いというか恐怖を感じるような揺れです。これまで感じた事がないドキッとする感覚です。
東日本大震災が〜3月9日震度5弱〜10日震度4〜11日震度7(本震)。熊本地震は〜4月14日震度6弱〜15日震度6強〜16日震度7(本震)。
だったというメールが回り、明日までは要注意と思わされました。今日7日22時の地震は厚真で震度4だったので、やはり明日も注意は必要なのかもしれません。
地震後、札幌でも星が綺麗だった! と何人かから聞きましたが、私の家は暗くなる前に電気が点いたので夜空を見ることもなく、札幌でも灯りがないだけで星が見えるのかと思いました。
昨日は自転車で少し走った時に、何組か父親と子どもが歩いている姿が目に入りました。普通だと平日に男性が歩いている事も少なく、まして子どもと一緒というのは滅多にないはず。学校が休みになり会社も休業になった人も多かったのでしょうが、一緒にいる子どもの嬉しそうな顔が印象的でした。
こんな非常時に皮肉なものですが、上手く言えませんが、なんとなく良い風景だなぁと感じたのです。
パチンコ屋も当然休みだったりしていましたが、色んなものがなくなった事で家族との触れ合いは確実に強まったのではないかな〜などと漠然に考えていました。
携帯・スマホの充電に必死になる姿にはちょっと違和感も感じました。情報を! という気持ちはわかるのですが、結局昨日はしばらく電話も繋がらなかったりしていたので、どれだけ携帯・スマホが役に立ったのだろう?
まさか駅で充電して、やることがないからってゲームしていた人はいないだろうなぁ。
学校へ行って先生と話をしている時に、非常電源があるのになぜテレビが付かないの? と尋ねると、ネットワークだったか学校中のテレビがつながっているために1台だけ見る事はできないと聞きました。その時別な先生がワンセグは見られる〜と言われて、あ! 前に使っていたガラケーでワンセグが見られるのか! と思って、帰宅して電源を入れようとしてもバッテリー切れでした。
妻が使っていたのは〜おっ! ついた♬ 久しぶりのテレビ〜とニュースで被害状況を見ていましたが、数分でバッテリー切れ。まさかこんな事になるなんて想像できないものなあ。
今回バッテリー消費を抑えるために、しばらくスマホの電源を切っていましたが、それより『機内モード』にした方が電源をONにする時の消費が抑えられるという情報はなるほど〜と思いました。またガラケーだったなら満充電すれば数日保っていたろうし〜難しいものです。