AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

諺の共通表現(2)

2017-06-24 13:04:46 | インタラクティブのattractive(魅惑)

諺でいうところの「One man knocks in the nail, and another hangs his hat on it.
―ひとりが釘を刺し別の人がそこに自分の帽子を掛ける―」
これが日本の諺ですと「他人の褌で相撲をとる」となります。




ダイレクト部門でバーガーキングの"Google Home of the Whopper"がグランプリを受賞しました。15秒のTVCMを使って、「What is the Whopper burger?」と呼びかけると音声認識デバイスのGoogle HomeがWikipediaの情報を読み取って詳しく説明してくれるという、ハッキングアイデア表現です。思えば新しいSNSを利用し 拡散させたWhopper Sacrifice も話題になりました。凡そ10年前のキャンペーンでした。Facebookの友達を10人削除するとワッパー1個貰えるのとクーポ券が貰えるキャンペーンで、当時世界の広告賞を総なめにしました。数日で60万 アプリがダウンロードされ、凡そ数日で消された友達は20万人でした。Facebookは10日後 個人のプライバシー侵害と訴えました。





今回狙われたのはWikipedia 「whopper」の記事 とGoogleの音声認識です。
Wikipediaの文章にいたずらをする人が現れたり、グーグル側が読みとれなくするという対応に出たことで、さらに話題を呼ぶことになりました。




この部門、日本からはアディダス "Green Light Run"(TBWA\HAKUHODO)がシルバーを受賞しております。









諺の共通表現(1)

2017-06-22 22:45:47 | 言の葉の輪転機




中学の頃は数学が好きで、朝までかかって問題が解けた、あの喜びは一体何だったんだろう?。今思えば「バカらしい」事です。答えは一つしかない。それが数学の良さであります。高校受験で数学の問題説明文が英語だったのには驚きました。
米国の大学院受験のGMAT (Graduate Management Admissions Test)みたいなものでした。
それに比べますと英語はいろんな表現があるものだと思ってしまいます。大学受験の単語や熟語それに諺と言う表現も何だか似た様な表現です。
See Naples and die.「ナポリを見てから死ね」
日本の諺だと「日光見ずして結構というなかれ」
言葉って面白いもので、「痛いの痛いの飛んでけー」
これも全世界似ているんです。
フィリピン(タガログ語)では
「Aray aray umalis ka.」
(痛いの痛いのどこかいけ)
アメリカ(英語)では?
「Pain, pain go away, come again another day.」
(痛いの痛いのどこかいけ。別の日に戻ってこい)

ニプロのCMと以前のKINCHOのCM表現でも時代の落差を感じてしまいます。
諺の類似性は面白いものです。


信頼レイヤーの被写体深度(3)

2017-06-21 00:19:42 | アイディアのIdentity




懇親会で誰が言ったのか?「内性的知能指数?」はじめて聞く用語です。スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が考案した「計画された偶発性」これも物事をプラスに考える思考です。調べてみますと「心の知能指数」という文献があります。

EQ(Emotional Intelligence Quotient)は、アメリカのイエール大学心理学部教授ピーター・サロヴェイ博士とニューハンプシャー大学心理学部教授ジョン・メイヤー博士によって理論化された概念で、日本では「情動(こころ)の知能指数」と訳されています。



EQとは、自分の感情を知り、現実的な自己モデルを形成してそれを行動の指針とする能力(心内知性)と、周囲の人の気分や動機、欲求をとらえて適切な行動をする能力(対人知性)とを合わせた能力(人格的知性)のことで、よく知られているIQ(論理数学的知性や言語的知性など)と同じように、情動の関する能力も人間の知性の一部であるという考えに基づく概念です。(https://ameblo.jp/mazinga----z/entry-11590084378.htmlから一部引用させて頂きました。)

信頼レイヤーの被写体深度(2)

2017-06-19 13:07:06 | インタラクティブのattractive(魅惑)

各テーブルで各1団体の今の取り組みと課題に関して説明があり、それをどう実行していくのか?
短い時間でしたが参加者が前向きですから、各々のスキルでブラッシュアップできると思います。
在職中のプレゼン研修を思い出しました。スタンフォード大学白熱教室のティナ・シーリング先生(起業家育成コースのクリエーティビティ)も推奨するデボノ博士の絵「6の思考の帽子」あたりを使うとさらに奥深い提案にもなるでしょう。懇親会でいろいろな議論も飛び出してきました。谷崎テトラ先生の「信頼のレイヤー」これも面白い思考です。事実 我々は初めてあった方の印象 ウィキペディア、経歴などで判断してしまいますが、実情は解らない?このオレオレ詐欺が横行する世の中ですから、日本の文化は「疑いから入る」でもSNSのfacebookもtwitterも性善説で運営されております。facebook にしてもtwitterにしてもストーカーによって殺害された女性もおります。
グーグルグラスの氾濫では巷に迷惑をかけますが、医療向けのグルコースを図れるコンタクトレンズは医療メーカーで開発されております。谷崎先生の信頼のレイヤーを重ねていく。この事は自分を高めていく考え方の新しい捉え方だと思います。
実際 初めて会う方の長所や短所 職歴などが可視化で認識出来たら面白いですし、フェイクニュースの発信者 トランプ絵大統領の吹き出しが見えたら選挙で当選しなかったかもしれません。
ロンドン大学の建築工学を学び映像参加であるMatsuda Kenichさんが以前YouTubeでアップしていた映像を思い出しました。










はじめて会う方の吹き出しが、ウィキペディアの様にリアルタイムに良いことも悪いことも
瞬時に書き換えられたら怖いことですが、そういうバーチャルとリアリティの狭間がわからなくなっている時代ですが、信頼のレイヤーを深めていく育自が一番大切な事だと思う今日この頃でした。

信頼レイヤーの被写体深度(1)

2017-06-18 17:40:45 | アイディアのIdentity


6/17(土) 第2回 信頼資本東京ギャザリング『過労死する資本主義、格闘する社会的事業家 -希望は人の心にある-』

に参加させて頂きました。信頼資本財団さんの活動は一時期 私とコピー CMプランニングをして頂いたM嬢さんから聞いており、ご連絡させて頂いたこともあります。いろいろなNPO活動も含めてそれぞれの方々の活動をモデレーターの土谷貞雄さんが紹介していく運びでした。







NHK「所さん大変ですよ」でも紹介された「Mobile House 」空き家の再利用はいろいろと全国に波及してますが、彼等の「Mobile House」の考え方は非常に面白かったし、東日本大震災で人間の考え方も随分変わったと思います。家を買ってそれをローンで支払っていく?この双六の上がりの様な人生感が既に変わってきているのでしょう。「起きて半畳、寝て一畳、飯を食べても二合半、所詮人間そんなもの」どんなに豊かになっても権力を持っても人間に必要なものは、その程度のものなんだから金や権力の亡者になって自分を見失う、、。まさに霞ヶ関界隈に聞かせてやりたい彼等の活動です。バブルが弾けていつの間にか人間らしからぬ三等国 いや、、、。五等国なのかもしれません。戦後の新自由主義経済を唱えたシカゴ学派 ミルトン・フリードマン
それに立ち向かったのが、今は亡き東大名誉教授宇沢弘文先生の唱えた「社会共通資本」です。参加なさった方々は背伸びをせずに自分の出来る範囲で高見を目指してらっしゃいました。










思いますにダニエル・ピンク氏の「Driver 大前研一訳 モチベーション 3.0」もフィリップ・コトラー氏の「マーケティング3.0」もお金という外発的モチベーション「吊るされたニンジンに向かい馬車馬の様に働き続ける」この事に気ずかない限り「内発的モチベーション=クリエーティビティ(創造性)には目覚めない」
この東アジアのちっぽけな国の民ではなく、地球人として問われていると思います。
目から鱗のセッションでした。