AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

嵌ったら辞められない(3)

2017-06-04 18:15:42 | アイディアのIdentity

若かりし頃 人形アニメの第一人者真賀里文子さんにご依頼したCMがアップされておりました。







日本のテレビアニメーションが3コマ打ちと24フルフレームと比較して、経費削減で行った1秒 8フレームの方がキャラクターの心理描写としては意味のあるものと同じ様に、3DCGアニメーションとは違った効果があると思います。やはり人形アニメーター真賀里さんの凄さを再度思った次第です。




コマドリアニメから3DCGへとアニメーションも進化していきました。あのディズニーを復活させた「美女と野獣」もその一つです。数年前にカンヌライオンで受賞した「The Scarecrow」




食品工場で働く案山子 「All Natural(100%天然)」を掲げる工場の中で、実は成長ホルモン剤を使用して鶏を肥大化させたり、四六時中牛に搾乳機を取り付けて強制的にミルクを絞り出していたことを知ったカカシはショックを受けます。
そして自ら育てた無農薬の野菜を使った食を人々に届けるのです。
カカシが新鮮な食材や食べ物を街の人々に届けるために、様々なミッションをクリアしながら進んでいく、というアドベンチャーゲームのプロモーションCMでした。
メキシカンチェーンレストラン「Chipotle Mexican Grill’s」が制作したものです。
マクドナルド 中国のナゲット問題やブラジルでの期限切れの腐った鶏肉を販売していた事など、「金の為なら何でも有」の食の倫理性を考えるゲームです。
こういう倫理観を育むソフトはもっとあっていいと思います。例えば「安全なエネルギー資源をどう活用していくか?」「富の分配をどう地球上で広げていくのか?」難しい難題を如何にして解決していくのには、やはりその面白さが必要でしょう。

良い意味 アニメに嵌っていくことは、テンプレート化された作業では上達しないでしょう。人間や動物の動きを自己分析して描く事です。そして自分でやりたいシナリオも描いていく事です。それが出来ないと単なる「アニメがうまいだけの動画担当」で終わってしまいます。