AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

Radialのradical度(4)

2017-06-17 08:56:35 | 世界標準の消費価値





だが進歩のスピードが遅くなるにつれ、パソコンの寿命は延び、結果的にパソコンを新たに購入する消費者の数も減っていった。
 



ビル・ゲイツ氏は1991年にこのことを危惧していた。同氏は当時のインタビューで「ラジアルタイヤが発明された際も、(中略)消費者が車をより多く運転するようなことにならなかったため、生産能力を向上させる必要性は極端に減り、すべてがめちゃくちゃになってしまった。人と言うものは、最初の革新的な進化には驚き、その進化を自分のもの駄目にしたいと言う欲望によってそれを手にします。ただその後のリノベーションには、time lineが過ぎ去って仕舞えば、進化に段々と自分の欲望が鈍化してくるものです。毎年のようにiPhone他各社から発売されるリノベーションに鈍化していくのです。もうそんなに進歩して貰っても困る。世界がデジタルになればなるほど逆にアナログへと逆に絵欲するものです。既にMac &PC戦争ではなく、各社立ち止まって「radialタイヤにならない為には?」そろそろ考えた方が良い頃だとも思います。


Radialのradical度(3)

2017-06-15 11:29:41 | 世界標準の消費価値
!-- iMac G3 -->



巷ではカラフルなiMacが話題となり、そのカラーリングのファッション性に度肝退かれたものでした。








iPadの発売は、SONY Walkmanを凌ぐ勢いであり、「Think Diffrent」がAppleの他者との差別化に繋がりました。1980年代から1990年代にかけての技術革新はめざましく、パソコンは数年ごとに買い換えられ、まるで消耗品のように扱われていたのです。
iPhoneが世に出て、iPadにiPad Pro そしてiMac Proをはこの12月には発売されます。
そんな中で薄れていくのは、「WWDCで毎年のように出るiPhoneをはじめとする最新機種です。肩掛け携帯電話から使っていた私にとっては、「あまりにも行き過ぎている。」
特に通勤ラッシュで誰もが会話せずに携帯に夢中になっています。あるものはメールを打ち。またあるものはゲームをやっています。誰もが人に無頓着になり、人とのコミュニケーションをとれなくなってきているのです。亡き スティーブ・ジョブズ氏はこんな「ThinkDiffrent」を目指してはいなかったでしょう。そしてradialと同じジレンマがIT業界にしのびつつあるのです

Radialのradical度(3)

2017-06-14 14:40:43 | 世界標準の消費価値

アップルをはじめマイクロソフト他IT企業が恐れているのは、中国経済の市場台頭でもなくランサムウエア 身代金要求のウィルスでも、そしてSilicon Valleyを敵視するトランプ大統領でもないらしい。元hedge fund マネージャーでWashinton Street Juanal に投稿したAndy Kessler氏はこう言う。「恐れていることはラジアルタイヤの教訓だ。」
















1970年頃までほぼすべての自動車やトラックは、ラバー製トレッドの内側にナイロン製のベルトが30度から45度の角度で斜めにクロス配列された「バイアスタイヤ」を装着していた。この作りによってバイアスタイヤは側面が強化されただけでなく、製造価格も低く抑えられていた。ただし1万2000マイル(約1万9000キロ)の走行ごとにタイヤ交換が必要なのが難点だった。
 そこに登場したのが、 ミシュラン が1949年に発表したラジアルタイヤだ。スチール製のベルトが90度の角度で編み込まれたラジアルタイヤは、より幅が広く、放熱性が高く、安全性も優れている。製造価格はバイアスタイヤよりも少し高めだが、少なくとも4万マイルの走行が可能だ。
ラジアルタイヤを装着した形で初めて米国内で売られたのは、1970年製のリンカーンコンチネンタルだった。その4年後には、米タイヤ製造大手 グッドイヤー・タイヤ ・アンド・ラバーはラジアルタイヤのみの製造に切り替えた。その他の企業は波に乗り遅れ、手痛い失態を演じた。1970年代の終盤には、ラジアルが車用タイヤ市場の100%を実質的に占有するまでになった。



(http://www.andykessler.com/andy_kessler/2017/06/wsj-radial-smartphones.html)
IT企業が今 最も恐れているのは、この「Radial Tire」その現象らしい。



Radialのradical度(2)

2017-06-13 14:41:24 | 世界標準の消費価値




iMacのニューモデルを待ちに待ちましたが、8K 容量も大きいのです。パネルはLGだと思います。相当高くなるでしょうね。昨年iPhone6plusをカフェで置き引きに会い、wallet Suikaを試すためにiPhone 7を購入しましたが、今では何だかバカ安くうられております。キャリアーが高い上に市場に過度に供給されれば売れなくなるのは世界共通の消費価値というものです。

車にしてもタイヤにしても、その耐久性を試すためにルマンなどのレースがあるのですが、
耐久性があると言うことは「長持ちする=買い替えを控える」と言う事でこれが家電品メーカーをはじめ、企業の技術力としてブランディング効果をも担っておりました。











松下(現Panasonic)のテレビは壊れない。日立の洗濯機は壊れない。東芝のエアコンは壊れない。
最近思いますのは、大手家電品も壊れるのが早くなったのと、生産終了が以前よりも早い事です。
耐久年数が長くなれば買い換えないものです。地上波デジタルへのハイビジョン移行は国の事業でもありましたから、買い換えざるをえませんでした。でも今では量販店で国外品でしたら4K32インチが5万くらいで販売されております。

「破壊的イノベーション」という言葉が数年前から良く耳にします。
私も数年前に所属する学会で発表しました。「映像革新の理性はアンダーコントロール可能だろうか?」

(http://jasias.jp/wp-content/uploads/2013/11/JASIAS_NewsLetter164L.pdf)




私が

Radialのradical度(1)

2017-06-12 16:08:30 | 世界標準の消費価値







1908年 フォードが自動車の大量生産を起こしてから凡そ110年今も電気自動車から自動運転に向けて各メーカーが凌ぎを削っております。米国をこう言い表す言葉があります。「Nation on the wheel」はMark S. Fosterの著書ですが、車がないと暮らしていけない、いや車=ライフラインと言っても過言ではないでしょう。ロスやニューヨークでさえ車を持っていないと生活出来ません。アメリカン ドリームを牽引してきたのは自動車産業であり、それに付随するタイヤめーかーでもあります。同じように日本も地方に行けば車がライフラインとなっているのです。自動車の進化とともに両輪となっていたのがタイヤメーカーです。








今では料理屋レストランの各ずけとして有名な「ミュシュラン」この戦略も車でいろいろなところに出かけて貰い「タイヤをすり減らし、新しいタイヤを購入して貰う為の無料情報誌」でした。パリ万博が行われた1900年、創設者のミシュラン兄弟がいち早くモータリゼーションの時代が到来することを確信、35,000部を無料配布したのが始まりです。
ミシュランのタイヤの企業理念は、(1)グリップ(2)ハンドリング(3)快適性と静謐性(4)省燃費性(5)耐久性(6)ロングライフ、といった全ての性能を追求するとしています。
ミシュランガイドの評価基準は(1)素材の質(2)調理技術の高さと味付けの完成度(3)独創性(4)コストパフォーマンス(5)常に安定した料理全体の一貫性、

ミシュランの「ガイドはタイヤの為にある。」この理念がミュシュランガイドブックにも伺われます。(https://hbol.jp/95252/2 ハーバービジネス オンラインから一部引用させて頂きました。)