先日湘南台の藤沢総合図書館で一冊の本を借りてきました。
「女性の心をつかむ!広告コピー グラフィックス」なる著籍物です。
在職中、シャンプーなどの香粧品を担当したことがありますが、バブルが弾けて言葉が薄すぺらな物になったと思うのは私ばかりではないでしょう。バブルが弾けて、「24時間戦えますか」のビジネスマンの終焉から「東北大陸」みたいな自分を見つめ直す表現が多くなりました。一時期 「癒しの表現へ」と言われたものです。
ブラウン管から、CMの言葉の深淵さ パースペクティブがなくなってきた時に出てきたサントリー「恋は遠い花火ではない」資生堂にいらっしゃった小野田隆雄さんのタグライン 企画は川野さんだったと思います。「恋は遠い花火ではない」私は芥川龍之介の花火を思い、各々の視聴者は自分の心の中の火を絶やさないようにと思った方も、消えてしまった心の火をつけなおした方もいたと思います。タグラインで歩んできた道自分の道を思い起こさせるのも言葉の深淵さ、パースペクティブだと思います。
でこの女性のための好感度を持つというコピーをデザインとともに観ていったのですが、
Earth&Ecologyもおしなべて、薄すぺらなタグラインが続く。よく先輩から言われた事
「Between the line 」言葉の行間から醸し出されてくる 女性一般の悩みだったり、今日生理の気持ちもあるだろう。その語感が「頭でっかちでこねくり回して作ったタグライン」だとみすこされてしまう。時代がアメリカ同様に「Ilove you!」と言わないと通じない時代なのかもしれません。
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物でやはり伝統を繋いでいるのは、KIKKOMANさんにヒゲタ醤油さん、それに味の素辺りです。日本古来の和歌は反語を入れて文面とは違う裏の男女の心の内を表しておりましたが、それがなくなってきたのでしょう。良い作品を見ないと自分の質もレベルも悪い意味 固定化されてしまいます。今は亡き 真木準さんのコピーをあげておきます。
10歳にして愛を知った
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恋を何年、休んでますか。
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恋が着せ、愛が脱がせる。
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広告ポスターや新聞、雑誌でふと自分を振り替えせてくれる五感を持つ文字がそのひとのパースペクティブも広げてくれると思います。
そういう言葉を頭ではなく、女性であれば子宮で書く事です。本音を書けば、消費者の皆様に伝わるものです。